スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バレエに救われる大人たち 

年が明けてから、
スタジオの大人クラスのメンバーも顔ぶれが変わってきました。

新しい人も入ってきたのですが、
いつもいた人がいつのまにかやめていたり、
長期のお休みに入っていたりで、
突然来なくなってしまって、ちょっと淋しいですね。

大人、というか主婦の生活をしている年代の人には、
人生にいろいろなことが起こるので、
趣味のバレエは真っ先にやめなければいけないものなのかもしれません。

でも一人、バレエだけはやめない、と言っていた人が最近やめてしまい、
ちょっと残念に思っています。

その方は、いつも
「美しいものが好き!」
と言っていて、それが口癖のような人でした。

バレエの踊り方だけでなく、
バレエを踊る人の顔やスタイルまで最高の美を求める人で、
とにかく美しくないと観る気がしない、という
厳しい審美眼の人でした。

でも、ある日、仲間内で
「大人のバレエは趣味なんだから、なにも思いつめてやることはない」
というような話で盛り上がっていた時、
その人は私の横で独り言のように、ぼそっと言いました。

「趣味、趣味っていうけど、それに大人はどれだけ救われているか。」
その一言が、私の脳裏にずっと引っかかっていました。

その方がスタジオをやめたのは、、
家庭の事情が大変になったからということでした。

重い病気の義父の介護、
生まれつき障害を持って生まれた息子さんのお世話、
反抗期で家に帰らない娘さんに対する心配、
妻と子供たちに理解のない夫…。

いろいろと大変な日々の暮らしの中で、
バレエは唯一の心の拠り所だったのかもしれません。
「美しいものが好き」というこだわりも、
これで理解できたような気がします。

バレエは日常から離れた別世界なので、
趣味といえども、その別世界に身を置けるわけです。
そういう意味では、バレエの世界に救われている大人も多いのだろうと思います。

少なくとも、私の通うスタジオには、
心の安定のためにバレエをやっている人が結構多くいます。
一見、幸せそうに見える人も、
バレエを踊りに来ているから幸せそうに見えるのであって、
普段は、そうではない顔をして日々を送っているのかもしれません。

バレエは、観る人にも踊る人にも心に潤いを与える芸術なのですね。
大人にとって、ますます手放せない大事な趣味なのだと、
あらためて感じる今日この頃です。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。