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「相反する筋肉の動き」 

おそとバレエを始めると、バレエのネタはたくさんたまっていきますが、
忙しい日々に、それを書き留める機会を逃しつつ、
あれよあれよとついに年が明けてしまいました。


人生、いつだって気持ちは「押し合いへし合い」ですね。


そんな「矛盾」が人生には多いものですが、
バレエにおいても、似たような「矛盾」があることを発見しましたよ。


といっても、精神論ではありません。
バレエで使う筋肉の動きです。


バレエの独特のポーズや美しさは、
ちょっと簡単には真似できないものですが、
その理由が、実はこういうところにあるような気がするのです。


それが「相反する筋肉の動き」


それは、バレエの基礎に潜んでいるものから、
ちょっとテクニックのいるポーズやパに潜んでいるものまで、いろいろありますが、
相反する方向に同時に筋力を使い、
バランスの均衡を保つ瞬間というものがあるのです。


バレエにおける筋力の「相反」とは、「外」と「内」。
「アン・ドゥオール」と「アン・ドゥダン」が同時に働いている状態です。


それが特にバレエ独特のポーズを作り出しているので、
これはきちっとマスターしなければ、と思いました。


私が気付いたものだけですが、
普段のレッスンに出てくるポーズやパに多く見られますね。
どこに相反する力がかかっているか、
意識しながら、正しい形に近づけたいと思います。



●ア・ラ・スゴンドの腕

二の腕は外側へ筋肉を回す
    ↑
   <相反>
    ↓
肘から手首までは内側へ筋肉を回す。

[留意点]
・バレエの基礎だが、バレエ初心者の人が真似するのがとても難しいポーズ。
・長い腕を吊っている背中の背筋力と脇腹の筋力が重要。
・大木の幹を抱えるように腕全体も前方に弧を描き、
肩から水が流れ落ちるように肩から指先まではなだらかに傾斜している。
・肘が下がりやすく、肩が上がりやすいので注意。


●アンオーの腕

手の甲は上へ伸びる。
    ↑
   <相反>
    ↓
肩は下へと下げる。

[留意点]
・鏡を見ないでやると、意外に両手先が離れたり、左右の手が揃っていなかったりと癖も出る。
・バランスを取るポーズにも使うので、
片足立ちやルルベなどをしてもバランスが取れるベストな形をマスターする。


●後ろパッセ

パッセのモモは外へ外へと開く。
    ↑
   <相反>
    ↓
膝下からつま先までは内側(軸足の裏)へと引き寄せる。

[留意点]
・前パッセと違い、膝下からつま先までを内側に引き寄せる力が必要。
・回転は、内回りではピケ・ターン、外回りではグラン・フェッテの時などに、後ろパッセが出現。
・内回りのピケ・ターンでは、つま先の引き付け力が回る原動力にもなる。
・外回りのグラン・フェッテでは、パッセのモモの開きが回る原動力に、
つま先の引き付け力が軸足ルルベを引き上げる力として手助けしている。


●アン・ドゥダンのピルエットの時の前パッセ

つま先、腕、身体全体が内回りの方向へ力を集める。
    ↑
   <相反>
    ↓
前パッセのモモと膝は開く力を外方向に向ける。

[留意点]
・パッセの膝が内側に流れて縦パッセになりかねない。
・つま先を軸足に巻き付けるように内側へ力を集めることで回転するので、
その巻き付け力と、内回りにルルベ回転できる軸足バランスが重要。


●シェネ

両足のつま先は進行方向に向かって外へと開く。
    ↑
   <相反>
    ↓
両脚全体の内側の筋肉は1番ポジションを保つべく、内側へと筋力を集める。

[留意点]
・回転には両足の細かな体重移動が必要。
・シェネの3歩目の振り返る瞬間が崩れやすいので、素早く顔を前に向ける。
・両脚内モモの引き付け力アップのために、タオルを内モモにはさんで落とさずに回転する練習も有効。
・外へ向かう力が弱いと、シェネが前に進まずにその場でグルグル回ってしまう。
・両脚の形が固定されて自由がないので、上半身も形を作ってコンパクトにまとめていないと、回れなかったり、進まなかったりする。


●タンデュの足

甲は外へ出す。
   ↑
  <相反>
   ↓
つま先と膝は内側へ入れる。

[留意点]
・甲を外に向け、つま先と膝を中に入れるように内側に力を働かせていると、
そのうち甲が出た足になってくる。
・お尻をしめて、かかとを開いてタンデュしないと、足の甲の形がきれいに出ない。




相反する筋肉の動きは、その力の均衡が難しいですね。
ポーズの正しい形を作る一瞬の力が、回転や進行の動力になっていたり、
バレエ独特の美しさを作っていたりするので、
何よりも正しい形を作ることができて、
その上でバランスがとれるようにしないといけないようです。


美しい形を保ちつつ、高度な踊りを華麗に舞うバレエは、
本当に奥が深いですね。




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