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カテゴリー  [おうちバレエ ]

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熊川流回転の秘密。上下に生まれる「微差の力」で回るべし! 

今年は冬のオリンピックもあり、先月は日本開催の世界フィギュアもあって、
年の初めから先月まで、日本はフィギュアスケートで湧きましたね。


フィギュアの世界ではジャンプの回転数が勝負のカギとなっていますが、
本当にすごいスピードで回転するので、感心してしまいます。


バレエでも、フィギュアスケートのジャンプのように、
男性も回転をつけたジャンプをしますが、
女性の場合は、回転といえばピルエットなので、
私もピルエットの回転数を何とか上げようと、そのコツを研究中でした。


そんな中、最近、といっても昨年末ですが、
テレビの番組で熊川哲也さんが、回転についてお話ししていて、
とても興味深いことをおっしゃっていました。


それは12月30日にテレビ東京で放映された
『ソチへの挑戦者たち 高橋大輔×熊川哲也』
という番組の中でのことでした。


高橋選手の筋肉が硬いという話になり、そこから熊川さんは、


「(高橋選手は)音感もあるし、踊り上手だから、
上半身と下半身の微妙なこう…」



と言って、両手の指を少し曲げて、
それぞれの手をコップのような形にして上下に向かい合わせ、
大きな瓶のふたを開け閉めするような、両手の手首をねじるような動きをして見せ、
人間の上半身と下半身の動きの微妙なずれを表現しながら話を続けます。


「微差っていう、この動きって、
必ず上半身と下半身って、一緒にやっちゃうと、もう何もできないんで。
上半身が動いて、それに下半身がつく、下半身が動いて、上半身がつく、って、
こういう動きがうまいヤツは、何やってもうまいよね。」



「ゴルフだって、野球のスウィングだってそうでしょ。たぶん、こういう。
ダンスも全部そうだし。それが自然と身についているから…。」



これは高橋選手が、身体に柔軟性がなくても、
上半身と下半身の連動した動きが卓越しているので、
フィギュアスケートの4回転ジャンプも決められる、
という結論につながる話でしたが、
熊川さんが早口で説明するので、
あっという間に流れて行ってしまいました。
でも、録画を見直して、なんとか理解できました。


この熊川さんの持論は、私にはハッとするような内容でした。
やはり、バレエの先生の指導だけでなく、
その道の天才の意見にも耳を傾け、
高度な技術をどうやってこなしているのか、
追求して研究するべきだなと思いました。


小さい頃に習った先生も、今現在習っている先生も、
ピルエットの指導の時は、
首だけはつけて、身体とは動きを別にするが、
上半身と下半身は一体化していないといけない、
つまり、一本の棒のようになって回らないといけない、
という風に教わってきました。


でも、熊川さんは、回転の時は、
上半身と下半身に、微妙に「微差」をつけて回っている、
そうやって微差を利用している人が能力が高い、
という風に番組ではおっしゃっています。


たまたまフィギュアスケートの回転の話題の時に出た話だったので、
熊川さんもバレエのジャンプの時の回転の仕方として説明したのかもしれません。


ですが、以前にも、熊川さんがピルエットの回り方について、
これと同じように上半身と下半身をずらして回る方法を
指導している風景を見たことがあるのです。


それは確か、Kバレエを取材したテレビ番組だったと思いますが、
熊川さんが主役を踊る宮尾俊太郎さんに直接指導しているシーンがあり、
ピルエットの振り付けをチェックしているところのようでした。


この時、画面ではナレーションが流れていて、
熊川さんの声はナレーションにかぶって、遠く小さくしか聞こえませんでしたが、
すでに一流のダンサーとして認知されている宮尾さんに向かって、
どうしてそんな回り方をしているのかと、
とても基本的なことを教えているようでした。


よく聞いてみると、
上半身と下半身が揃っているから回れない、というようなことを指摘し、
はっきりと、回転は「ねじるから回れる」、とおっしゃっていました。


熊川さん的には、上半身と下半身を揃えてコンパクトにしていても、
それが回る動力にはならない、ということらしく、
ピルエットというものは、上半身と下半身をねじることで回れるもので、
そうするから複数回、安定して回れるものだ、という感覚をお持ちのようなのです。


とはいえ、熊川さんのピルエットを見ても、
ドリルのように早いですが、
目に見えるほどに上下でねじっているわけではないので、
たぶん自分にしか分からない程度の筋肉の動きのレベルで
上半身と下半身に微差をつけてねじっていて、
それが安定した回転を生み、さらに複数回れるようになっているのだと思います。


他のダンサーが、勢いをつけてピルエットし、
だんだんスピードが衰え、安定感を失う寸前で着地をするのに比べて、
熊川さんは、スピードを緩めないで8回回り、
最後の9回目で急ブレーキをかけて、
わざとゆっくり回って丁寧に着地する、ということができるんですよね。
これが見ごたえのある熊川流のピルエットなのです!


つまり、上半身と下半身の微妙なねじりが、
スピードを落とさない複数回のピルエットや、
自由自在にコントロールできる着地など、
こういうところに差が出るのでしょう。


確かに、上半身と下半身が揃っていると、
回り始めにつけた勢いが衰えるのと同時に、回転が止まってしまいます。


それを8回、9回とたくさん回るには、
最初の勢いに頼らずに、
筋肉のねじりの力でスピードを保つことがポイントなのでしょう。


熊川さんのピルエットは、他のダンサーと違って、
足の裏にエンジンがついているみたいに超人間業で、
好きなだけ回って、好きなタイミングで降りられるという、
自由自在に回転をコントロールしているイメージがあります。


それは理想のピルエットですが、
もしかしたら、バレエの基礎を忠実に学んで行ってもできる領域ではなくて、
天才だからこそ生み出された方法であり、可能にした領域であるのかもしれず、
元々あるバレエの技術領域を超えた、進化した別格の領域なのかもしれませんね。


これは高度な方法なのかもしれませんが、
ピルエットを研究する上では、大きなヒントになりました。


先日、私が通うバレエ教室の若手の先生が、
「ピルエットは2回までなら、顔をつけるだけで回れる」
と指導していました。


素人は、ダブルのピルエットとなると、
勢いと勇気が必要ですが、
本当に顔をつける力だけでも2回までなら回れるんですよね。


この時、なんとか回ろうと意識すると、
先に回ってくれる顔について行くべく上半身が先に回り、
後から下半身がついて行くように、
確かに腰のあたりに微差が起こって、ねじれる感覚がありました。


本当にちょっとのねじりですね。
これが回転の小さなポイントであり、
最大限に回転力を上げる大きな要因なのだと思います。


一つの身体の中に、先に行く身体と、後からついて行く身体があり、
どちらに自分の意識を置けばいいのか分からなくなりますが、
「先」と「後」の両方の身体に意識が乗って、
両方とも自在にコントロールできるようになったら、
ただの回転ではなく、
美しくまとめられた、表現力のある回転に見えることでしょう。


理屈では分かっていても、それを形にするのは難しいですね。
ピルエットは、本当に奥深くて、高度なパです。


ですが、回ってこそバレリーナ!
美しく見ごたえのあるピルエットを目指したいものです。



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「相反する筋肉の動き」 

おそとバレエを始めると、バレエのネタはたくさんたまっていきますが、
忙しい日々に、それを書き留める機会を逃しつつ、
あれよあれよとついに年が明けてしまいました。


人生、いつだって気持ちは「押し合いへし合い」ですね。


そんな「矛盾」が人生には多いものですが、
バレエにおいても、似たような「矛盾」があることを発見しましたよ。


といっても、精神論ではありません。
バレエで使う筋肉の動きです。


バレエの独特のポーズや美しさは、
ちょっと簡単には真似できないものですが、
その理由が、実はこういうところにあるような気がするのです。


それが「相反する筋肉の動き」


それは、バレエの基礎に潜んでいるものから、
ちょっとテクニックのいるポーズやパに潜んでいるものまで、いろいろありますが、
相反する方向に同時に筋力を使い、
バランスの均衡を保つ瞬間というものがあるのです。


バレエにおける筋力の「相反」とは、「外」と「内」。
「アン・ドゥオール」と「アン・ドゥダン」が同時に働いている状態です。


それが特にバレエ独特のポーズを作り出しているので、
これはきちっとマスターしなければ、と思いました。


私が気付いたものだけですが、
普段のレッスンに出てくるポーズやパに多く見られますね。
どこに相反する力がかかっているか、
意識しながら、正しい形に近づけたいと思います。



●ア・ラ・スゴンドの腕

二の腕は外側へ筋肉を回す
    ↑
   <相反>
    ↓
肘から手首までは内側へ筋肉を回す。

[留意点]
・バレエの基礎だが、バレエ初心者の人が真似するのがとても難しいポーズ。
・長い腕を吊っている背中の背筋力と脇腹の筋力が重要。
・大木の幹を抱えるように腕全体も前方に弧を描き、
肩から水が流れ落ちるように肩から指先まではなだらかに傾斜している。
・肘が下がりやすく、肩が上がりやすいので注意。


●アンオーの腕

手の甲は上へ伸びる。
    ↑
   <相反>
    ↓
肩は下へと下げる。

[留意点]
・鏡を見ないでやると、意外に両手先が離れたり、左右の手が揃っていなかったりと癖も出る。
・バランスを取るポーズにも使うので、
片足立ちやルルベなどをしてもバランスが取れるベストな形をマスターする。


●後ろパッセ

パッセのモモは外へ外へと開く。
    ↑
   <相反>
    ↓
膝下からつま先までは内側(軸足の裏)へと引き寄せる。

[留意点]
・前パッセと違い、膝下からつま先までを内側に引き寄せる力が必要。
・回転は、内回りではピケ・ターン、外回りではグラン・フェッテの時などに、後ろパッセが出現。
・内回りのピケ・ターンでは、つま先の引き付け力が回る原動力にもなる。
・外回りのグラン・フェッテでは、パッセのモモの開きが回る原動力に、
つま先の引き付け力が軸足ルルベを引き上げる力として手助けしている。


●アン・ドゥダンのピルエットの時の前パッセ

つま先、腕、身体全体が内回りの方向へ力を集める。
    ↑
   <相反>
    ↓
前パッセのモモと膝は開く力を外方向に向ける。

[留意点]
・パッセの膝が内側に流れて縦パッセになりかねない。
・つま先を軸足に巻き付けるように内側へ力を集めることで回転するので、
その巻き付け力と、内回りにルルベ回転できる軸足バランスが重要。


●シェネ

両足のつま先は進行方向に向かって外へと開く。
    ↑
   <相反>
    ↓
両脚全体の内側の筋肉は1番ポジションを保つべく、内側へと筋力を集める。

[留意点]
・回転には両足の細かな体重移動が必要。
・シェネの3歩目の振り返る瞬間が崩れやすいので、素早く顔を前に向ける。
・両脚内モモの引き付け力アップのために、タオルを内モモにはさんで落とさずに回転する練習も有効。
・外へ向かう力が弱いと、シェネが前に進まずにその場でグルグル回ってしまう。
・両脚の形が固定されて自由がないので、上半身も形を作ってコンパクトにまとめていないと、回れなかったり、進まなかったりする。


●タンデュの足

甲は外へ出す。
   ↑
  <相反>
   ↓
つま先と膝は内側へ入れる。

[留意点]
・甲を外に向け、つま先と膝を中に入れるように内側に力を働かせていると、
そのうち甲が出た足になってくる。
・お尻をしめて、かかとを開いてタンデュしないと、足の甲の形がきれいに出ない。




相反する筋肉の動きは、その力の均衡が難しいですね。
ポーズの正しい形を作る一瞬の力が、回転や進行の動力になっていたり、
バレエ独特の美しさを作っていたりするので、
何よりも正しい形を作ることができて、
その上でバランスがとれるようにしないといけないようです。


美しい形を保ちつつ、高度な踊りを華麗に舞うバレエは、
本当に奥が深いですね。




新たな女の習慣。たしなみとしての「おうちバレエ」 

めっきり暑さも収まり、秋めいてきましたね。
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋と言いますが、
秋を感じると、急に文化的なことをやりたくなってきます。


これは毎年不思議ですね。
習い事をしたくなったり、博物館や美術館に行きたくなったり、
本を読み漁りたくなったり、
夏よりも活動的になるんですよね。


今年の私は、英会話と、バイトと、映画鑑賞をしたい気持ちですが、
どこまでできるかわかりません。
とにかく子育てが忙しいので、
子連れでできる何かを習得したいです。


というわけで、子育て主婦が子連れでできる文化的なこと、
という欲求を満たすべく、
また親子バレエの講習会へ行ってきました。


今回も、参加ではなく、教える方です。
主婦の皆さん、意外にバレエがお気に入りのようで、
また一度お邪魔したことがある、市内の集会所に行って来ました。


今回は参加者は10名ほどで、
子連れのため、皆さん、時々抜けたり戻ったりしながらの参加でした。
内容は、前回と同じ流れで、
床に座ってのストレッチと柔軟体操をやり、
そして立った状態でのバーレッスン代わりの柔軟をやってから、
センターでメインのアンシェヌマンをやりました。


またポールドブラ中心の簡単な振り付けにしましたが、
2回目なので、体の向きと顔のつけ方、正しい足のポジションを丁寧にやりました。
今回は、前回やらなかったタンデュ、パドブレでの1回転、
パドブレでの方向変換、そしてパッセ・アンオーでのバランスと、
ちょっと進歩させました。


初めてバレエをやる人にとって、
それこそバレエの手つきを真似するだけでも難しく、
足さばきを微妙に進歩させようが、簡単にしようが、
全て難しく感じるので、
逆にどんなことを盛り込んでも、大雑把ながらもトライしてくれます。


その姿を見て思うことは、
バレエというのは、本来は手も足も、とても難しい動きで、
それを連動することなんて簡単にはできず、
さらにその美しさを保ちながら、リズムを取ってステップを踏んだり、
回ったり、バランスを取ったりして踊ることは、
本当に高度なことなんだということが、あらためて分かりました。


バレエをやり続けてきた私のような人間は、
スタジオにいるとあまり気づくことはありませんが、
バレエを踊れるというだけで、
それは高度な踊りが踊れる珍しい人間であり、
女性から憧れられる、羨ましがられるような特技を持つ、
とても幸せな人種なのです。


講習会で、特に人気だったのは、レヴェランスでした。
そこはやはり、日本人なんですね。
ご挨拶文化が発展しているニッポン国のママたちには、
挨拶を全身でエレガントに表現できるというのは、
心が洗われる、美しい瞬間なのだそうなんです。


特に、講習会では、左右、そして正面に向かって挨拶を行なうレヴェランスを、
アンシェヌマン風に振り付けてやったので、
とても気持ちがよかったのだと思います。


今回も、ママたちに喜ばれて、大成功で終わりました。


こういう講習会をやるときは、
素人ながらも、いや、素人だからこそ、たくさん準備をしなくてはいけません。
振付けを考え、曲を選び、それをたくさん練習し、
さらに流暢に説明できるように言葉も練習して、
質問にも対処できるように、自分でも謎な部分は詳しく調べておきます。


特に、初心者の人が理解しやすいように説明したことは、
なぜ体の向きを8つの方向に向けるのか、ということや、
なぜアンドゥオールにしたり、手や顔の向きが決まっているのか、などで、
分かりやすいように、
体や顔の向きをつけなかったときと、つけたときの違いを見てもらい、
何を感じるか、ということで実感してもらいました。


バレエ独特の立体的な表現や、
瞬時の動きでも人間の目は見えていて、しっかり捉えているということを実感してもらい、
何が美しいと感じるか、バレエ的な美学とは何なのか、
ということまで、理解してもらいました。


子育てママに、これが何に役立つかというと、
出産して、しばらく忘れていた
「美をまとうということ」
を、思い出して、取り戻すきっかけになるのです。


主婦の皆さんは、
正しい姿勢で背筋を伸ばして立つことも忘れてしまっているし、
自分を美しく見せる「角度」なんて、
忙しい日常生活では考えもしないことなので、
これがバレエで説明できて、納得してもらえるのは、
私も嬉しいことでした。


少なくとも、クロワゼのポーズが、
集合写真でひと際写真写りのいい姿勢で写れることに実践できるし、
ただ首をかしげるのではなく、覗き込むようにかしげたり、
ただ振り返るのではなく、背を反るように振り返ったりすると、
ちょっとした日常的な動きにもバレエ的な美を取り入れることができると思います。


バレエは、意外に、こういう人々のリフレッシュに効果があるということが分かりました。
今までは、バレエのレッスン = 舞台で踊ることを目指す、
ということだったのですが、
ダンサーになることが目的ではない、そんなバレエもあるのだということを学びました。


バレエのレッスンは、
時に女性らしさを取り戻したり、女性らしさを楽しんだり、
そういうリフレッシュやリラックス効果があり、さらには自己啓発にも役立つ、
日常的な文化になりうるものだと思いました。


単なる習い事ではない、生活に取り入れた日常的なバレエです。
つまり、それこそが理想的な「おうちバレエ」ということになりますね。


なので、私が今までやってきた、
「密かに自宅で特訓して、技術的に上達するための自主練習」
という意味だけしかもたなかった「おうちバレエ」を、
「女性が美しい人生をおくるための、女を磨く、女を表現する日々のエチケット」
としての精神的エクササイズを含め、
「たしなみ」としてのバレエを付加した、
新たな「おうちバレエ」にしていこうと思いました。


たとえば、流行りのグリーンスムージーを作って飲んだりするような、
今が旬のことをして、特別にきれいになろうとする意気込んだレベルの習慣ではなく、
それをもっと超越して、
毎日髪をとかしたり、化粧をしたりするような、
日常的だけど、家にいる時よりはちょっと美を意識したい、
そんなレベルの習慣にバレエを位置づけたい。


これがさらに進んで歯磨きやお風呂の習慣までレベルが進むと気負ってしまうので、
自分を美しく見せたいと思うときに役立つファッションアイテムくらいのレベルにあるのが、
理想ですね。


まさに、新たな女の習慣です。
「たしなみ」としての「おうちバレエ」を、
早速、自ら実践していきたいと思います。


なので、日々のレッスンも、ちょっと内容を変えようと思っています。
単なるバレエの技術を高めるだけの練習ではなく、
もっと日常的に使えるような美的表現を意識したレッスンを取り入れたいですね。


私なりに、バレエ美を感じる瞬間がいろいろあるのです。
日常的に感じる、女性の美しさの表現に特化したバレエ。
これもまた、研究のし甲斐がありそうですね。


今回の講習会で、とにかく実感したことは、
「人に教えると、自分が一番上手になる」
ということと、
「もっとバレエが理解できる」
ということでした。


これらも踏まえて、「おうちバレエ」をもっと進化させていこうと思います。
秋にやりたい文化的なこと。
それはやっぱり、「おうちバレエ」ですね!


「バレエをやっている人っぽい」 雰囲気をまとおう! 

子供を産んだ途端に、年末年始が異常に忙しくなってしまい、
しばらくブログか書けない状態でしたが、
やっと復活です!


小さい子供がいると、いろんなイベントに呼ばれて、
あちこちのクリスマス会やら、忘年会やら、お正月やらで、
子供の付き合い、ママ友の付き合いがたくさんあることに驚きました。


また、最近出会ったママ友が、
フラメンコのシンガーで、
どうしてもライブを見たいと言ったら、
店を貸し切っての本格的なフラメンコ・ライブを開催することになり、
そのお手伝いをすることで、また幸せな思いをしています。


ママになってもステキな活動をする人はいるんですよね。
私もそんなお披露目の仕方はできませんが、
バレエをやっていることを誇りに思いつつ、
おうちバレエだけであっても続けていこうと思いました。


そういうわけで、ママ友たちと趣味の話や過去の話になった時、
私がバレエをやっていると言うと、
お世辞も多分に含まれているとは思いますが、
「あー、やっぱり」という反応が返ってきます。
これって、とっても嬉しいことですよね。


ですが、実は、もっと本格的にやっていた頃の時代に近い高校生くらいの頃は、
友人にバレエを踊れると言うと、
「えー!ウソだー!」とか、
ちょっと踊って見せても、「え、ギャグ?」と言われるくらい、
バレエをやっていたことを信じられていなかったのです。


この違いは何か、と自分でも不思議だったのですが、
最近分かったことは、
やはり普段の姿勢と、デコルテ辺りのボディライン、
そして一枚余計にまとった独特の雰囲気のような気がします。


高校生の頃は、ちょっと太っていたし、
背筋を伸ばすことよりも、かがんで本を読んだり、
姿勢を悪くして友だちとおしゃべりするのが、一つのスタイルのような生活を送っていたので、
バレエをやっているような姿勢も雰囲気も、全く表に出ていなかったことは確かです。


それが、バレエをやっている人としてのイメージがつき始めたのは、
20歳を過ぎた頃からですね。
ヒールの高い靴を履くようになって、背筋を伸ばすようになったことや、
デコルテが出るような服を着ることで、首や肩のラインが出ると、
ちょっとバレエをやっている雰囲気がほんのり出ていたのだと思います。


年齢を重ねるにつれて、カジュアルだったり、エレガントだったり、
自分の雰囲気もころころと変わりますが、
どんなファッションで包み込んでいても、やっぱり、
「バレエをやっているような雰囲気」
というイメージを持たれることが、一番嬉しいことです。


どんな髪型でも、どんな服を着ても、どんな年齢であっても、
「バレエをやっている人っぽい」雰囲気の私。
それが一番好きな私のような気がします。


なので、これからも何とか努力して、
バレエをやっているように見える外見にこだわってみようかと思っています。
そこで、どんな雰囲気にしていると、バレエっぽくなるのか、
ちょっと自分を客観視しながら研究してみることにしました。



●アゴのラインを死守せよ!

私が個人的に思うことですが、
人の若さを判断するのに、思わず目が向くのは、
背筋と後頭部、そしてアゴのラインです。


実際に年齢が若い人でも、
背筋が曲がっていて、前かがみの姿勢で頭を落として立ち、
さらにアゴのラインが崩れて四角い顔になっていたりすると、
歳を取っているように見える気がします。


実際に歳を取ると、背筋の筋肉が衰え、
アゴがたるんでくるから、そういうイメージが持たれるのですが、
逆にそのあたりを逆行するようにメンテナンスしておくと、
いくつになっても若く見える、ということになるのだと思います。


思わず「若く見える」と書いてしまいましたが、
筋肉やラインが引き締まって見える、ということは、
つまり、「バレエっぽく」見えるということで、
いかにも身体を動かして、美を追求するバレエをやっているように見えるためには、
背筋が伸びていて、後頭部か首の延長上にきれいに乗っかっていて、
しかもアゴのラインがくっきり出ていることが、ポイントではないかと思います。


ここで問題なのは、背筋や後頭部は自分の意識で矯正することができますが、
アゴについては、ケアをしないと改善されないということです。
アゴは痩せていればラインが出るわけではなく、
痩せていても、歳を取ればたるんでくる部分なので、
ケアをしないと若い頃と同じようなアゴは保てないんですよね。


そこで、私は朝と晩の素肌ケアをする時に、
指でアゴのラインを10回くらいなぞるマッサージをしています。
両手の親指と人差し指を使って、
アゴの中心から耳にかけて、
ラインをなぞるように滑らせてマッサージします。


これが結構効果があり、妊娠して太っていた時も、
身体は太っているのに、アゴのラインは崩れずに、
たるみも出ないまま、やりすごすことができました。


もう強引に指でアゴを作ってしまう、というやり方ですが、
毎日2回ずつやっていると、体がその形に形状記憶して、
体が太っても、そこには贅肉が付かず、たるまないようです。
結構効果があるので、
アゴのラインが気になるお年頃の方には、ぜひおすすめです!



●デコルテをバレエ仕様に形状記憶させる

バレリーナの体つきに注目した時、
普通の人と明らかに違う体型に見えるのが、
デコルテだと思います。


背筋が伸びているのに、肩が緩やかに落ちていて、首が長く見え、
あごが高く、鎖骨が美しく出ていて、後姿も襟足が長く伸びていて、
どこから見ても、バレエらしいエレガントな姿に見えます。


バレエの基本ポーズをマスターすると、
自然と体がそのように変わってくるのだと思いますが、
そのバレエのレッスンの時にできている姿勢を、
普段の生活で表現できていれば、
とっても「バレエっぽい」雰囲気に見えますよね。


私も子供の頃からバレエをやっていますが、
レッスンの時には、しっかりバレエの姿勢を保っているのに、
外を歩いたり、学校に行くと、あえてバレエをやっていない子のように振る舞って、
姿勢を悪くして過ごすことができたので、
バレエをやっている人は、どちらの姿勢もできるのだと思います。


ですが、プロを目指して、毎日バレエ漬けになると、
そのバレエの姿勢が抜けなくなって、
外に出ても、バレリーナの姿で歩き、
あの人はバレエをやっている人だ、と思われるでしょう。


そんな風に、全ての所作をバレエっぽくするのは難しくて疲れる、と思う場合は、
一番目立つデコルテあたりをバレエっぽくしておく、というのが効果ありかと思います。


それには、バレエの基本姿勢を確認しておく必要がありますね。
普段の生活でも、立っている時は、
バーレッスンの最初のポジションで立つ時と同じ姿勢で立ち、
肩と背中、後頭部など、デコルテ近辺の姿勢を意識すれば、
「バレエっぽい」美しさを表に出せるのではないでしょうか。



●アンドゥオールで立ってみる

部分的に姿勢を決めることが難しければ、
もう全てバレエの所作で振る舞ってしまえば簡単です。


そこで上半身だけでなく、脚もアンドゥオールで立てば、
もろにバレエの姿勢ではありますが、
完全に「バレエをやっている人っぽい」雰囲気が表に出るでしょう。


靴を履いた状態で5番の足で立つと、かなりわざとらしいので、
そこはちょっと外足くらいにしておいて、
モモや膝などを外向きのアンドゥオールにして立てば、
お尻も引き締まって、条件反射で背筋も伸び、
バレエらしい姿勢が自然と作れるはずです。


バレエの姿勢に慣れてくると、
バレエ以外の場面でも、気持ちのいい姿勢だと感じると思います。
自然とアンドゥオールの足で立ちながら、
無理なくバレエの姿勢が保てれば成功です。


●顔の向きを加えてバレエ風味アップ!

大人からバレエを始めた人が、最後の最後まで苦戦しているのが、
バレエ独特の顔のつけ方だと思います。

バレエのポジションを覚えたり、
パを覚えて、バレエを踊るところまでできるようになっても、
バレエらしい顔のつけ方をマスターするのが難しくて、
それを身体にしみこませることにも、とても時間がかかります。


バレエには8つの方向という身体の向きや、
ポール・ド・ブラという手の動きがあり、
それに合わせた顔の向きもだいたい型が決まっていて、
その型を何度も練習して身体にしみこませます。


バレエ独特の型なので、
この顔の向きをマスターすると、踊りがバレエらしくなり、
本当に美しい表現ができるようになるのですが、
マスターする以前に、
バレエに慣れていない身体では、真似をすること自体が難しく、
なかなか格好がつきません。


とにかく、できるようになればカッコイイのだけど、
なかなか身に付けるのは難しい、というものなのです。


なので、顔の向きまでマスターできるようになったら、
あえてバレエ以外の場面でも、
表に出して美しい所作を表現するのも素敵なのではないかと思うのです。


そんなことを意識しなくても、思わず出てしまうのがバレリーナなのだと思いますが、
顔の向きや所作など、いやらしくならない程度に普段使いで表現できれば、
かなり「バレエっぽい」人になれるでしょう。


一般の人が真似できない美しさですから、
これを武器にしないわけにはいきません!


立ち居振る舞いの全てをバレエ風味に仕上げて、
思わず、「ん?」
と目を引く素敵な人になりたいですね。



●目ヂカラでオーラもパワーアップ!

ここまでバレエを表にまとってしまったら、
あとは顔の表現しか残っていませんね。


メディアに出てくるキレイな人というのはたくさんいますが、
舞台をやっている人の美しさは独特で、
俳優さんでも、バレリーナでも、
舞台に上がっていない普段の日でさえ、
パワーを感じるのが、目ヂカラです。


やっぱり、舞台では目で表現することも大事ですから、
目での表現がとっても強いんですよね。
私も仕事で人物を撮影をすることがあるのですが、
こういう舞台をやっている人の写真は、
どんな場面を撮っても、
目をしっかり見開いた鮮やかな表情をしていて、
写真に失敗がないんですよね。
本当に、さすがだなと思ってしまいます。


なので、自信に満ちた目の表情もアクセントに入れれば、
舞台慣れしたバレリーナっぽい雰囲気で、
オーラのパワーもアップすることでしょう。


「バレエっぽい」って、
つまりはバレエを踊る舞台人ぽい、ということですよね。
内面から自信を持って、
見せることも、見られることにも慣れて、
堂々と自分を表現する心意気も含めれば、
より輝きが増すような気がします。



というわけで、「バレエっぽい」雰囲気を出すには、
やはりバレエの練習量や舞台経験が、
たくさん必要であることが分かってきます。


バレエをあえて表現しなくても、
思わずバレエが表に出てしまう、
そんな自然さで表現できれば素敵ですね。
それにはたくさん修行を積まないといけないようです。


私もバレエで身につけた「バレエっぽい」雰囲気をもう一度洗濯し直して、
それを服の上にふんわり一枚まといつつ、
日々をエレガントに過ごしたいと思います。





クルクル回転の季節 

大分寒くなり、大気も乾燥する季節になりました。
こんな季節に入ると、足元もホカホカにしようと、
おうちでは、厚手の靴下やルームシューズを履き始めましたよ。
そういう履物は、足元ホカホカの役割もありますが、
やはりもっと利用価値のある瞬間がありますね。


それは、おうちで、ふと「回っちゃおうかな」と思った時に、
思うがまま瞬時に回れること。


そんな瞬間は、バレエやダンスをやる人にしか訪れない瞬間だとは思いますが、
私の場合、夏は裸足で過ごしているので、
回っちゃおうかな、の瞬間が来ても、
夏場はそんなに気軽に回れなかったりするのです。


なので、ホカホカシューズの季節=クルクル回転の季節、
ということになるんですね、我が家では。
回転だけでなく、「滑る」練習もしたくなるので、
足裏で滑ることが全て楽しくなってきます。


なので、今日は、おうちバレエでやるバレエシューズでの練習、というよりも、
ホカホカシューズを履いている時に、
ふと気まぐれで練習できるパを取り上げてみたいと思います。


結構、やり始めると楽しくってはまりますね。
練習ではなく、ほとんど遊びですから、
気持ちも子供心に戻って、楽しさ優先で、飽きるまでやる、のがモットーです。



ピルエット2回転以上を自由に回ってみる

まずはなんといってもピルエットですね。
おうちで思わず回りたくなっちゃうのは、私の場合、9割がピルエットです。
ここでは、正式な形できれいに回ることを意識するのではなく、
ただ勢いをつけて回ることだけに専念します。


一応、プレパレーションをつけて、ピルエットの形で回るのですが、
軸足もパッセも適当な形でいいのです。
途中から軸足をアテールにしてもOK!
とにかくルルベでも、アテールでも、
滑る足裏を利用して、クルクル回転を2回以上回ってみます。


どれだけのスピードをつければ、何回くらい回れるものなのか、
どうなると目が回るのか、などを体験しつつ、
2回転以上回った時のスピード感を体感し、自分のバランス軸を探ります。


以前、このブログにも書いたことがありますが、
プレパレーションの4番プリエからパッセして回る時に、
パッセする足で床を蹴るようにして足裏のスナップを利かせて回ると、
よりスピードがつきます。


これは、きちんとした正式なピルエットをする場合ですが、
足裏で床を蹴りつつ、つま先を伸ばすと、
スピードがつくと同時に、美しいパッセができます。
つまり、つま先を伸ばすことを意識してパッセをすると、
その足裏で自然と床を蹴る動作をしてしまうので、
自動的にパッセの足がピルエットを回転させる動力にもなる、というお話でした。


まあ、そんなこまかいことは考えずに、
今回は、ただ回る楽しみを味わうだけでもいいと思います。
クルクル回ってみると、なんか興奮してきますね。
心の高揚を表現する時に、ピルエットが振り付けされることがよくありますが、
実際にクルクル回っていると、だんだん気分が高揚してきて、
何度もやりたくなってしまいます。


ピルエットはストレス発散にも役立ちますね!


シェネをテキトーに自由に回ってみる

次はシェネです。
これも好きなように、自由に回ってみます。


自分のスピードで、回ることだけを楽しむ感じですね。
なので、一ヶ所で回ってしまって前に進まなくなったり、
方向がめちゃくちゃになったりすることもありますが、それでもよしです。
ただ、上級者のような気持ちで、スピード感を体感して、
早く回る気分だけを味わえばいいのです。


プレパレーション、からの~くるくるくる!
あー、楽しい!


壁に激突の連続ですが、クルクルの感覚は身につきますね。
ただ、私にとってはどの回転技よりもシェネが一番難しく感じるので、
どうしたら無理な力がかからずにクルクルと回って進めるのか、
研究の余地が大ありのパです。


ピケ・ターンの後の、シャッセポーズを楽しむ

ピケ・ターンは家の中ではなかなか距離を回れないので、
私は、1回回って、その後のポーズを楽しむことにしています。


1回回った後、軸足だった足を前に、アテール4番の形にして、
その前足の足裏を前に大きく滑らせて一歩前に体重移動して立ち、
パッセにしていた方の足を後ろタンデュにしてポーズ。
手は両腕を上下に少しずらして前に伸ばしたり、
軸足側の腕をア・ラ・スゴンド、後ろタンデュ足側の腕をアンオーにする形など、
腕のポーズも自由に決めてみます。


つまり、シャッセをしてポーズを決めるわけですが、
勢いよく回ってきたピケ・ターンの回転を瞬時に止めるポーズなので、
その回転の勢いを使って足裏を滑らすときれいに滑ることができ、
この足裏を滑らす瞬間がとっても気持ちいいのです。


滑り方は、ピケ・ターンの最後、次のピケ足を出す時の一歩をアテールにして、
足裏で床をキャッチしたら、そのまま前方に滑りながら体重移動して、
滑らせた軸足に体重を乗せつつ、後ろタンデュする、という流れですね。


バレエは、なかなかアテールを中心に踊ることがないので、
アテールのまま足裏を滑らせていい時というのは、あまりないんですよね。
だからなのか、シャッセも最初はちょっと抵抗があるのですが、
慣れると、うまく足裏を滑らせることができるようになります。
この場合は、大きく足裏を滑らせてポーズを取った方が、
動きがドラマティックになってステキに見えます。



ピルエットとシェネの振り返り部分をピンポイント練習

回転遊びのついでに、ちょっと不安部分を練習してみたりもします。
ピルエットやシェネの不安部分は、私にとっては、
回転して後ろ向きになったところから、
身体が前向きに振り返る瞬間。
その時に足元がぐらつくと、絶対にきれいに回れないので、
後ろ向きから振り返る瞬間が、どうも身体の軸が不安定で不安なのです。


だから、振り返る時の1/2回転だけを練習してみたりします。
例えばピルエットの場合は、
5番プリエからパッセして、後ろに振り返りつつ1/2回転するのを繰り返します。
上半身をひねって回ってしまうと、
上半身に足の軸が持っていかれて斜めになり、すぐに崩れてしまいます。
あくまでもひねるのは振り返る首だけで、
首から下は真っ直ぐにしていないと、1/2回転だけでも回れないものですね。


シェネは、両足を交互に床について回るように教わったので、
まずは1番ルルベで立ってから、回らずにルルベの足を片足ずつ交互に床につけて、
体重移動をする練習をしてみます。


それから、シェネとして回ってみますが、
プレパレーションから1歩目を出して、2歩目で身体は1/2回転、
3歩目で1回転して戻ってくるので、
その2歩目から3歩目を出す時に、身体の振り返り動作が行われます。


その振り返りがいつも不安定になるので、
たぶん、うまく体重移動ができていなかったり、
3歩目が変な位置に足をついていたりして、崩れるのだと思います。


なので、超~ゆっくりとシェネを分解して回ってみます。
回ると言うよりも、一番ルルベで、体重移動しながら、
身体をひっくり返して進むという感じですね。


よいしょ、よいしょ、よいしょ…、とやっているうちに、
よいしょ、よいしょ、はい、はい、はいはいはい…とスピードがついてきます。


足を1番から崩さないように、
タオルを内モモにはさんで、落とさないように回る方法もあります。
首の振り返りを素早く動かし、目線も正確な方向を見つめていないと、
すぐに崩れて、目も回ります。
シェネはなかなか難しく、苦手のパなので、まだまだ練習と研究が必要ですね。



いろいろご紹介しましたが、
クルクル回転は、靴下が擦れて薄くなったり、破けたりするので、
古い靴下や、安いルームシューズを使うといいです。
また、乾燥していると床もよく滑るので、
転ばないように気をつけながら練習した方がいいですね。


回転に慣れてきたら、
今度はバレエシューズできちんと正確なポジションを取って回ってみます。
おうちバレエでも、おそとバレエでも、
日頃のクルクル回転が意外に功を奏すので、ぜひお試しあれ!



バランス感覚を磨くのダ! 

暑い季節になりました!
うちの娘も生後10ヶ月となり、
暑さから逃れるためもあってか、
床にお腹をつけた腹ばいから、
お腹を空中に上げた四つん這いのハイハイをマスターしましたよ!


ハイハイは簡単な動きに見えますが、
赤ちゃんにとっては、片手で体重を支える瞬間や、
手と足を交互に動かす動きが、最初はうまくできず、
ぎこちない動きで進んでいますね。
これもバランス感覚が発達しないとできないことのようです。


バランスをうまく取るには、
体の重心がしっかり安定していて、
左右とも同じような動きが可能で、
それをしっかりコントロールできる筋力が備わることで、
実現するような気がします。


赤ちゃんを見ていると、
バレエの基本のヒントがいっぱい現れてきます。
特に、動きが活発になる頃の赤ちゃんは、
運動機能の発達の初期段階を見ることができるので、
初めてトライする動きやポーズに対するマスターの仕方は、
バレエに通じるものがいろいろありますね。


というわけで、今回は、バランスについて研究してみました。


バレエは、あらためて考えてみると、
どんな瞬間も全身でバランスを取って表現しているので、
逆にバランスを取らないと、静止して立つことすらできません。
だから、他のダンスと違って、
日常生活の動作の概念からマスターするのは、難しい舞踊だと思います。


センターで5番ポジション&腕をアンバーにして立つ、という基本のポーズも、
背筋を伸ばし、お腹を引っ込め、お尻を締めて、膝を伸ばし、
腕の形にも意識して、上半身を引き上げながら立たないと、
2本足で、しかも床に足裏をつけた状態でも、
静止して立つのは難しいものです。


バレエは、バレエ特有のバランス感覚を養わないと、
うまく踊れないのですね。
ならば、バランスだけを意識して、様々なポーズをマスターできるよう、
練習したいと思います。


①身体を1本の柱のように1つにまとめる 
~シュッス&アンオー~

センターで5番ポジション&手をアンバーにして立つ、
という基本ポーズも意外に難しいのですが、
そこからシュッス&アンオーで、ルルベで立つとなると、
さらにバランス力が試されます。


2本足で立っているのに、思わずパ・ド・ブレしてしまうのは、
お腹とお尻が緩んでいるせいでもありますが、
両足がしっかりポーズの型にはまっていないと、
お腹とお尻に緩みができて身体が波打ち、
パ・ド・ブレしてしまうような気がします。


そこで発見したのですが、
前足のかかとと、後ろ足の甲が、
ピッタリ型にはまる場所があります。


どこ、と言えないところが「感覚」の問題で、
表現するのが難しいのですが、
そこがはまると、前脚の膝裏と、後ろ脚の膝がピタッとはまり、
つま先からモモまで完全にロックされます。


この脚ができると、自然にお尻とお腹がしまるので、バランスが取れ、
足元はロックされているので、パ・ド・ブレにはなりません。
これで上半身も丁寧にバランスをとって引き上げていると、
1本の柱のように、強く、引き締まったポーズになります。


うまくいけば、10秒くらいは止まれそうな気がしますが、
これもうまく型にはまる時と、はまらない時があって、
調子が悪いと足元からグズグズの時もあります。
型にはめることに慣れれば、もっと持久力が高まりそうです。


このポーズからアレンジして、
シュッスのまま、ゆっくりと後ろ足に全体重を移動させて、
前足をクッペからパッセまでゆっくり上げていったり、
逆にシュッスから前足に全体重を移動させて、
後ろ足をゆっくり上げてアラベスクしたりして、
体重移動&ポーズ替えの練習も効果的だと思います。


これにはルルベ力も必要なので、
両足ルルベ、片足ルルベの筋トレも、
別メニューで取り入れたいところです。



②筋力アップで不安定なバランスをクリア 
~片足ルルベの各ポーズ~

バレエといえば、片足で、しかもルルベで立つ、
というのが最大の特徴ですが、
これを実現するには、バランスが取れるだけの筋力がないといけません。


その筋力は、足だけでなく、
身体の中のありとあらゆる部位に備わっているものを使い、
筋力が働くそれぞれの方向を整理して、
力の均衡を保ちながら1つのポーズにまとめると、
強いバランス力でポーズが決まるような気がします。


例えば、軸足ルルベ、片足パッセでアンオーバランスのポーズなら、
ルルベをしている足は下に突き刺す力、
パッセをしている脚は、モモを上に引き上げる力と、
つま先を伸ばして軸足につける横方向の力、
お尻は前に向かって入れ込む力、
お腹は後ろに向かって引っ込める力、
腕と肩甲骨は、上半身をはさむように、左右から中心に向かって引き締める力、
両手は甲で天を押し上げるように、上に向かって引き上げる力、
頭はつむじを天に向かって、アゴは少し斜め上方向に、目線は真っ直ぐ前方を見る力を、
意識しながら、それらの筋力をいっぺんにまとめます。


これは、あくまでも私個人の感覚ですが、
筋力のベクトルをこんな風に細かく意識すると、
見た目も美しく、強く安定したポーズができる気がします。


つまり、各部位の筋肉がどのような方向に働いているのかを探り、
どのように引き締めたり、力を入れれば効果的かを知って、
自分なりに筋力のコントロールをマスターできるようになれば、
自然とポーズが完成されると思います。


ただ、慣れないうちは、ポーズを一瞬にして完成させるのは難しいので、
一瞬のバランスや、ピルエットの時にも役立つように、
5番プリエからのルルベ&パッセのポーズも、
日常的に練習した方が良さそうですね。


この方法でバランスをマスターできるものは、
片足クッペ&両手アンバーなどのポーズのほか、
舞台で行うような、前タンデュや後ろタンデュを伴った片足立ちのポーズや、
また動きが入る場合は、センターで行うタンデュやグランバットマンなど、
軸足がつま先重心になるポーズや動きにも有効ですね。
もちろん、ピルエットなどの回転技にも応用できると思います。


③形状記憶で毎回同じ形のポーズをキメる
 ~アラベスク、アチチュード~

ほとんどのバレエのポーズが、①と②の方法でまかなえると思いますが、
足を後ろに上げるポーズだけは、
自分の背後が見えない分、しっかり形をマスターしていないと、
毎回同じ形のポーズにはなりません。


そこで、鏡を見ながら正しい形になるように、脚を後ろに上げてポーズを取り、
身体に形状記憶させます。


特に記憶させるところは、
後ろに脚を上げた時の腰の曲がり具合や、
お尻の締め具合ですね。
これで脚の高さと、高さを留める安定感が決まると思います。


あとは、膝の位置とつま先の位置を形状記憶し、
後ろに上げた脚が身体の外側にはみ出ないようにしたり、
軸足のつま先にどれくらい体重を乗せると安定するかを探ったり、
両腕の位置、上半身の姿勢、頭とアゴの位置、目線が記憶されれば、
ポーズを取った時にバランスが取りやすく、
毎回同じクオリティのポーズをキメられると思います。


私が日常的に行っているのは、
ちょうど私の脚が後ろに90度くらい上がる位置にある棚や出窓に、
時々足を乗せては、脚の上げ具合や、筋肉の使い方を形状記憶させています。


他にアチチュードもありますが、
後ろに上げた脚の形が難しいので、
先生や仲間に形を整えてもらってから形状記憶するといいと思います。


私が一人で練習する時は、
まずアラベスクをしてから、そのままの形を保ったまま膝だけ内側に曲げると、
膝下部分が身体の反対側に抜けるので、
そのまま膝が下がらないように、お尻が開かないようにして、
アチチュードの形を整えてから、ルルベをし、
両腕を左右から背中全体をはさむようにして、固定するようにアンオーすると、
不思議なくらいにバランスが安定します。


脚より、意外に肩甲骨に意識を集中した
左右から身体をはさむアンオーが、
身体全体のバランスを取っているような気がします。



ほかに、①②③に当てはまらないものも沢山あります。
例えば、足を2番ポジションで立ち、上半身だけポールドブラつきで、
左右にカンブレする、というだけの単純な動きでも、
体が前や後ろに倒れそうで、バランスが崩れやすいものもあります。


バランスを上手に取るには、
筋力だけでなく、慣れも必要ですね。
きっと不安定なポーズでも、何度もやっているうちに
バランスを取るコツをつかめるようになるのだと思います。
慣れてくると、余計な力も抜けてくるので、
やはり回数練習した方がいいですね。


さて、そんなことを書いているうちに、
私の足元に娘がやってきて、私の椅子をつかんで立ち上がろうとしています。
2足歩行は、彼女にしたら想像以上にバランスを取るのが難しい動作なのでしょうか…?


まだハイハイしかできない娘も、いつかバレエを始めて、
片足バランスができるようになるのかな?


その日が来た時には、
あっけなく実力を抜かれないように、
今から練習を重ねて、
「バランスの取れる母」
という印象を娘に焼き付けたいと思います…。



つま先を瞬時に伸ばす力でコントロールするのだ!  

日々、いろんな赤ちゃんを見ている生活をしていると、
みんなバレエダンサーのタマゴのように見えてきますね。


どの子も体が柔らかくて、
お座りからハイハイをする時など、
両脚を開脚して、その脚を乗り越えて腹ばいになるんです。


大人になるとできないような柔軟も、
赤ちゃんの時にはみんなできていたんですね。


赤ちゃんはメタボ並みのポッコリお腹と、
全身ムチムチの肥満体型ですが、
股関節は柔らかく、足もアンドゥオールで、
非常にバレエ向きの身体ですね。


バレエダンサーに育てるならば、
この時期から目をかけてあげると、道が開けそうです!


さてさて、前回は「つま先を瞬時に伸ばす力で回る」テクニックをご紹介しましたが、
今回もこのテーマを続けて研究してみました。


前回は、動作足を床から離す瞬間に「つま先をシュッ」と伸ばすと、
その伸ばす力でピケ・アラベスクが安定したり、ピルエットの回転速度が上がるなど、
裏テクニック的なことを研究してみましたが、
ほかにもこの原理を使えるパはないか探してみると、
やはり、いくつも出てきましたよ。


①ひとつは、ピケ・ターンです。
ピルエットの回転技では、回転自体に「つま先シュッ」が効いているので、
同じく回転技のピケ・ターンでも効いてくるのかと思い、
気をつけてやってみたところ、
ピケ・ターンの場合は回転にではなく、
移動の方に効いてくることが分かりました。


ピケ・アラベスクと一緒で、
ピケをする軸足を送り出すための動作足による「つま先シュッ」なので、
ピケで進む歩幅やスピードの方に動力が効いてきますね。
回転の速度を速めるのは、
足ではなくて、腕の振りや首の回転の方が直接働いているような気がします。


つまり、ピケ・ターンがなかなか先に進まなくて距離が伸びなかったり、
回転がゆっくりすぎてスピードが上がらなかったり、
回転軸がグラグラだったりする場合は、
やはり動作足で軸足をピケに送り出す時の「蹴り」が弱いのかもしれません。


そこで、動作足を床から離す瞬間に、意識して「つま先をシュッ」と伸ばすと、
軸足がしっかりピケできて、
ピケ・ターンの速さや向き、歩幅を自在にコントロールできるようになると思います。


②次に役立ちそうなのは、アレグロです。
「つま先シュッ」の力で、上にも、横にも、前後にもテクニカルに跳躍できそうですね。


まずは基本のシャンジュマンで「つま先シュッ」の練習です。
ジャンプの瞬間につま先を伸ばして跳ぶと、
美しいだけでなく、より高く跳べます。


この原理をあらゆるアレグロで応用してみました。
アレグロの場合は、ピケ・アラベスクやピルエットと違って、
両方の足で「つま先シュッ」をすることで、
高く、遠くへ跳ぶことができます。


例えば、グリッサードです。
移動する方向に出す最初の動作足を、「つま先シュッ」と伸ばすことで跳ぶ高さを決め、
後から床を蹴る動作足を「つま先シュッ」と伸ばす力で、身体を遠くへ送り出します。


他にも、ジュテやアッサンブレ、パ・ドゥ・シャなどがありますが、
これらは元々つま先を伸ばした状態で跳んでいることが正確なスタイルなので、
シャンジュマンと同様に、つま先を素直に伸ばして跳ぶと、
美しいスタイルと高さが実現します。



③その更なる応用がグランワルツです。
こちらも両足での「つま先シュッ」が大きく効いてきます。


例えばグランジュテ、グラン・パ・ドゥ・シャなどの足を広げた大きなジャンプは、
上方と前方に大きく移動できると、ダイナミックに見えます。
グリッサードと同じ原理ですが、
ジャンプをする時に出す最初の足のつま先を伸ばすと、
上方へのジャンプをより引き上げる動力となり、
後から床を蹴る足のつま先を瞬時に伸ばして跳ぶと、
前方へ移動するジャンプとなり、大きな跳躍になります。


また、後から床を蹴る足は、ピケ・アラベスクと同じように、後ろに蹴り上げられるので、
後ろ足をさらに上に上げるようにして開脚すると、
浮遊時間の長いダイナミックなジャンプになると思います。



「つま先シュッ」は、見た目を美しくするだけでなく、
いろいろなパをより正確に、より力強く見せるための動力になりますね。
美を形作るための動力でテクニックをコントロールできるというのは、
本当にバレエはよくできている舞踊です。
なので、細かいところまでオタクにチマチマと研究する甲斐がありますね。


娘も、床につけた足指をシュッと伸ばす力でハイハイしています。
生まれた時から足の指は、人間の動作にとても役に立っているんですね。


これから、「つま先シュッ」が瞬時に力強くできるように、
足指と足裏、足首のトレーニングをして、
自由自在に使えるようにしておきたいと思います。




つま先を瞬時に伸ばす力で回るのだ! 

5月に入り、ずいぶんと暖かくなってきました。
とはいえ、季節の変わり目は、体調管理が大変ですね。


先日、私風邪をひきまして、何日も寝込むという、
授乳中にはあってはならない事態に陥ってしまいました。
風邪など、妊娠前からとんとひくことがなかったので、
ここへ来て久々の咳と発熱で、かなり焦りました。


初期の段階で病院には行ったのですが、
やはり授乳中にOKな薬などないようですね。
風邪を子供に移してしまうことを覚悟で、
薬を飲まずに授乳するか、
もしくは、子供には数日間母乳を我慢してもらって、
一気に薬を飲んで治してしまうか、
の、どちらかしか選択がないということなので、
とにかく子供にだけは移さないように、薬を飲むことにしたのです。


ところが、授乳しないと、
あれよあれよと母乳がたまって、
薬に汚染されている母乳を搾乳すればするほど、
いつもよりハイスピードで母乳が作られてしまい、
完全に母乳生産機能がバカになってしまったようで、
搾乳地獄に陥ってしまいました。


風邪の方は、薬のお陰で翌朝には熱が下がったのに、
母乳の作り過ぎのせいで胸が張り続け、
今度は、胸の方から熱が出てしまいました。


これでは断乳している方が具合が悪くなる一方で、
子供も母乳を取り上げられて、
昼も夜も泣き続けるというストレスフルな生活となってしまったので、
すぐに薬を飲むのをやめ、自然治癒で治すことにしました。


こんな時、すぐに回復するような食べ物でもあればいいのですが、
食欲もないので、とりあえず、家にあった青汁を飲んでおきました。
そういえば、以前、カキにあたって1ヶ月寝込んだ時に、
最終的にはさ湯しか口に入れられないくらいに衰弱してしまったのですが、
その時、栄養が取れないので青汁を飲んだら、
その日の夜に、急にご飯が食べられるようになったことを思い出しました。


それで、あの時のように栄養が回りますように、と祈りつつ飲んでみると、
なんと、前日から38度台だった熱が、
飲んで3時間後には36度台に一気に下がっていました。


いったい、これはどういうことでしょう?
恐るべし青汁!
とんでもない即効性と効力ですね。
熱が瞬時に下がるなんて、
青汁の中にはいったい何が入っているのだ?!


かなり未知なる不思議ドリンクですが、
これで私には青汁が万病の薬になりえることが分かりました。
授乳中でももう恐いものはありませんね。
結局、青汁を飲み続けて、風邪は完治してしまいました。


というわけで、今日も元気におうちバレエができるのです。


さて、そのおうちバレエですが、最近、また新たな発見をしましたよ!
今回は、安定感があって回転数も上がるピルエットの方法です。


以前、このブログでも紹介したと思いますが、
ピケ・アラベスクをする時、
足を上げる方の動作足のつま先を、きちんと伸ばすことに意識すると、
とても安定したアラベスクになる、という研究結果がありました。


アラベスクは足を後ろに高く上げることばかりに意識してしまいがちですが、
まずは軸足に体重がしっかり乗るように、
アラベスクを上げる方の足でプリエをして、ピケをする軸足へと身体を送り出し、
送り出した瞬間につま先をシュッと伸ばしながら床を蹴るように離すと、
体重が軸足に完全に移り、
安定した状態の中で、後ろに足を高く上げられるのです。


つま先を伸ばす、という丁寧な動作のお陰で、
体重移動と、足を高く上げるという、2つの大事な動作を安定させています。


これを踏まえて、他にも同じような動作があるのではないかと思い、
いろいろ試してみたところ、
なんと、ピルエットも全く同じ原理で回ることができることを発見しました。


ピルエットというと、
バレエ教室の大人クラスで、質問の多いパの一つだと思います。
教室で質問が出るたびに、
何度もピルエットの回り方についての指導を聞いてきましたが、
どの先生も、とにかくしっかりルルベで立って、
パッセの開く力で外側へと回る、という教え方が主流でしたね。


勢いをつけるには、充分にプリエをして、
一気にパッセ&ルルベをすれば、
パッセの力で回ってしまう、というのです。
腕の振りも多少助けにはなりますが、
腕に頼っていると、
手を腰に置いたり、物を持ったままピルエットをすることができなくなるので、
あくまでもプリエと、ルルベ、パッセの組み合わせの力で、
ピルエットは回るものだ、ということでした。


でも、これだけでは私には何か足りない気がしていました。
確かに、先生方のおっしゃる通りなのですが、
3回以上回るような回転数の多いピルエットには、
もっと強い動力がないと回れないのではないかと思うのです。
もっと、陸上競技や、水泳で行うような、スタートダッシュの蹴りのようなものがないと、
いくらなんでもプロでも6回転7回転は回れないと思うわけです。


そこで、よくよくピルエットの回る瞬間を解剖してみたところ、
新しいことが分かりました。
パッセになる足は、最初プリエの後ろ足で、
前の足を軸足ルルベにする瞬間に、後ろ足を床から離すのですが、
その後ろ足を床から離してパッセにするまでの瞬間が、
実はスタートダッシュの蹴りにあたる部分となっていたのです。


つまり、後ろ足をプリエの状態からパッセにする瞬間に、
つま先をシュッと伸ばしながら意識して床を蹴ると、
軸足がとても安定して、しかも勢いよく回転するのです。
つま先をシュッと伸ばす力で床を蹴っているので、
ほとんどのバレエの先生が、
それはアマチュアの頃からすでに理屈抜きでマスターしている領域のため、
あえて説明する部分だとは気づいていないのかもしれません。
そのため、つま先の動力については、言葉で表現されることがないのかもしれません。


でも、自分でやってみると分かりますが、
つま先をきちんと伸ばしたパッセをすることで、ピルエットが回れるので、
パッセの足のつま先が床から離れる瞬間は、確かに蹴りになっているし、
つま先をしっかり伸ばそうと思えば思うほど、安定した回転の動力になります。


これなら、腕を振らなくても、きれいに回転できますね。


本当にバレエはよくできていますね。
つま先は、ただ美しく見せるためだけのものではないのです。
美しく伸ばす瞬間の動力がアラベスクの後ろ足を上げる力になったり、
ピルエットの回転を促す力になったりするんですね。


基礎をしっかり丁寧にこなすことは、
とても大事なことで、
それができていなければ、何もできないことになりかねないのが、
バレエなのだと思います。


全ての動作には意味があるのですね。
どれも大事にして、適当にあしらってはいけないものですね。


そういうわけで、急にピルエットが上手になったような気がして、
つま先でシュッ、つま先でシュッ、と床を蹴って回るのが、
とても楽しくなってきました。


本当にピルエットの質が上がるんですよ。
ぜひ、お試しあれ!


ではでは、今日も青汁を飲んで、
元気をつけてピルエットの練習を続けます!




母の背を見て育つのじゃ! 

妊娠・出産したことで、身体の中で一番衰えたところ…。
それは、背中です。
そして今もなお、育児によって、そのダメージを受け続けています…。


出産前の私の想像では、
妊娠や出産によって受ける身体のダメージは、
お腹と股関節辺りに集中するものかと思っていましたが、
使うことで受けるダメージよりも、
使わないことで衰えていくものの方が、
元の身体に戻しづらいような気がしてきました。


というのも、背中は妊娠中に反ったり曲げたりすることができなかったので、
そのまま1年近く放置することになったのですが、
産後、再びおうちバレエを再開したら、
なんと、後ろカンブレが全くできなくなっていたのです。


さらにそんな状態の上に、
赤ちゃんをおんぶしたり、抱っこしたりするので、
背中は常に筋肉痛で、ますます凝り固まってしまいました。


これを毎日ときほぐすのが本当に大変で、苦痛です!
最初はおうちバレエでも、静かに軽く反らせたりして、
背中を甘やかしていましたが、
それでは全然元に戻らないので、
背中だけを集中的に訓練するメニューが必要だと実感しました。


背中が反れないと、アラベスクやアチチュードの足も上がらないので、
すぐにも柔軟性と筋力を取り戻したいところです。
そこで、初心に戻って、一から背中作りをしてみることにしました。
あちこちで習ったことをまとめて、
ちょっとキツイけど、即効性のあるメニューを考えてみました。


①反る前に伸ばす~激しめの前屈

まずは背中を反る前に、反対方向に伸ばして筋肉をほぐそうと思います
筋肉を伸ばすとき、最初に反対方向に伸ばすと、
より伸びると聞いたことがあったので、その原理を活用します。

つまり、「背中を反る」の反対方向に伸ばすというのは、
前屈すればいいということですね。
足を伸ばして座った状態で前屈をするのが一番楽だと思います。
この時、両足のつま先を持ってかかとを立て、
背中と両脚の裏側全体を伸ばすように前屈しています。

ここはもう、かかとが床から浮き上がるくらいにギュウギュウにつま先を持って上に上げ、
頭と胸が、膝と太ももにくっつくのが理想的ですね。
脚の裏側と背中、腰が伸びて、非常に気持ちがいいです。


②力を抜いて反らして伸ばす~ジュリエット式柔軟

今度は、背中の筋肉を反らして伸ばすのですが、
背筋の力が入らないように、ソファに寝て、
腰から上半身がソファからはみ出すようにずらして、
そのまま腰からソファの下へ上半身をだらんと落とします。

確かロイヤルバレエで吉田都さんが踊った『ロミオとジュリエット』で、
最後にジュリエットが命尽きて倒れるシーンが、
こんなポーズだったと思います。

上半身はバンザイして全身脱力すると、最高に気持ちがいいです。
筋肉痛でも、柔軟性がなくても、力を抜いて引力に従えば、
自分の身体はこれくらい背後に曲がるようにできているんだと、
実感できるストレッチですね。


③背筋を使って反る ~直立のカンブレ

次に直立した状態で背中を反らせる柔軟です。
上半身を後ろへ90度くらいまで反らせるので、
自然と背筋も使うことになります。

家にある頑丈な柱がいいと思いますが、
それにつかまってまっすぐに立ち、
お腹が前に出ないような姿勢で、
頭を遠くに引っ張られながら反るような感じで、
上半身を背後に倒していきます。

私はこれを1番の足にして立ち、
顔を横に向けて反っています。
時々片手をアンオーにして、腕の付け根も伸ばしています。
バーレッスンの時の後ろカンブレと全く同じやり方ですね。


④背筋を使って反る2 ~膝立ちブリッジ

今度は、床に膝立ちの姿勢となり、
腰に手を添えて背中を支えながら、
後ろを振り返るように反っていきます。

結構きつい柔軟なので、
最初はしっかり腰を手で支えて、
後ろの景色を見るくらいでいいと思います。
背中がだんだん反れてくれば、
そのまま手を上げて伸ばし、
後ろの床に手をついてブリッジします。


⑤膝を持ってアチチュード&アラベスク

腰と背中を反らせることに慣れてきたら、
今度はパを意識しながらの柔軟です。
立って柱などにつかまり、
片手で片脚の膝を持って後ろにアチチュード。
その膝を上に上げるようにして、脚と背中の距離を縮め、
背中と上げた脚の股関節、軸脚の裏側を伸ばしてストレッチ。
慣れてきたら、そのまま脚を伸ばしてアラベスクにして、
膝を背中に近づけるように引き寄せて、数秒間キープします。

これが自力でできたら、とても美しいアラベスク・パンシェになるのですが、
なかなか自力では足は上がらないものですね。
いずれはそうできるように、身体に形状記憶させておきます。


⑥台の上に足を乗せてアラベスク

最近は、ちょうど90度のアラベスクの位置と、
同じ高さになる台がうちにあるので、
そこに足を乗せて、アラベスクの時の足の位置と
腰や背中の位置を形状記憶させています。
そして、何度か台から足を少しだけ上に浮かせてキープ。
これは背筋の練習にもなります。


⑦背筋のキツイ筋トレ

これはバーレッスンの最後にいつもやるものと同じですが、
床に腹ばいの姿勢となり、
そこから両腕と両脚を後ろに浮かせて飛行機の形を作り、
なるべく上半身を90度近くまで反らして、1分間キープします。

かなりきついですが、
これは子供の頃からやっている背筋の筋トレで、
とても効果があるので、大人になってからも毎日やっています。

柔軟性の高い子供なら、腕をアンオーにして、膝を曲げて、
横から見るとOの形となってキープすることができます。



以上が、産後に増やしたメニューですが、
毎日やらないと、ドンドン背中が固まってしまうので、
なるべく毎日やるようにしています。


時間がないため、いっぺんにはできないので、
家事の合間にちょこちょこやったり、
子供が寝ている時や夜中にやったりしています。


とにかく、子供を抱っこしたりおんぶしたりしなくてはいけない今の時代を
なんとか毎日の柔軟と筋トレで乗り越えて、
バレエ用の背中をキープしていきたいと思っています。


やっぱり、背中だけはしっかり作っておかないと、
子供は親の背中を見て育つって、いいますしね…(汗)。


しなやかで美しい背中を作って、
いつか娘が、バレエをやりたい、と言ってくれる日を心待ちにしたいと思います。
いつになるかなあ…。


音感と呼吸 それも大事なのダ! 

今月で娘も満6ヶ月を迎え、先日は雛祭りの初節句も行いました。
離乳食も始まり、毎日すくすくと元気に育っております。


今まで、娘をお散歩や病院以外はあまり外に出したことがなかったのですが、
6ヶ月のハーフバースデーを迎えたということで、
そろそろ公園デビューの時期がやってきました。


早速、どんなところに出かけようかと、いろいろと情報を集めてみましたが、
私の住んでいる町では、季節柄もあるのでしょうが、
公園ではなく、児童館デビューをするのが主流らしく、
私もママ友と誘い合って、あちこちの児童館へ遊びに行くようになりました。


児童館なんて、小学生以来の入館で、とんと馴染みがなかったところですが、
中に入ると、児童だけではなく、乳幼児が遊べるお部屋もあるんですね。
そこには、保育士さんが何人か常駐していて、
1日のうちに何回か決まった時間が来ると、
みんなを集めて歌を歌ったり、紙芝居をしたり、体操をしたりして、
新米ママと子供たちを適度にかまってくれるのです。


そこで、私も久しぶりに大きな声で童謡を歌ってみましたよ。
家で一人で歌ってあげる時は適当に歌っているので、
こうしてみんなで歌うと、メロディーのあちこちが間違っていたり、
正確なテンポについていけなかったりして、
普段かなりいい加減な歌い方をしていたことが露呈してしまいました。


童謡なんて、一度は歌ったことがあるものだし、
子供が歌う歌なのだから簡単だ、と思い込んでいましたが、
歌謡曲と違って、音階がはっきりしていてテンポも一定なので、
それを正しく歌うのは、結構難しいということに気づきました


そこでふと思ったのですが、
バレエもこの童謡と同じように、
適当にやり過ごしてしまっている部分がありますね。


それは、子供の頃にバレエを習うと、
初めて童謡を習う時と同じように、
素直に音楽に合わせてきちんと手足を動かそうとしますが、
大人になってから習うバレエは、
大人が童謡を適当な記憶で歌うのと同じように、
リズムやテンポをきちっととらえずに、
その大体の音の範囲内で適当に手足を動かしているように思います。


分かりやすい例を出すと、バー・レッスンで行う最初のプリエですが、
イントロからプレパレーション、そして1番プリエまでは全員の動きが揃いますが、
次の2番の足に移る瞬間から、各々のタイミングで足を動かしているので、
音楽にきっちり合わせずに、それぞれの人が適当に2番を始めていると思います。


レッスンなので、自分のタイミングで足を訓練してもいいわけで、
音より遅れて次に移ったりすることは、悪くないことだと思いますが、
これに慣れてしまうと、アンシェヌマンをする時も、
また振り付けの踊りを踊る時も、きちっと音と合わなかったり、
また合わせるように踊ることが難しくなったりするような気がします。


音に合わせて踊ることは、本来、基本のことですし、
音と踊りがピタッと合っていることで、
バレエの物語や登場人物の感情表現が音楽とともに観客に伝わるものなので、
音と踊りを合わせることは、とても大事なことだと思います。


吉田都さんも、以前テレビで、
音に踊りが合っていることが重要だとおっしゃっていました。
でも、それを実現するには、
バレエの場合、バランスをよく取りながら踊らないと、
ポーズがぐらついたり、ステップが遅れたりして、
音に合わない不安定な踊りになってしまいます。


そこで、音感よく踊るために、いくつか意識すべき注意点を挙げてみました。

●音をよく聞く
流れる音楽を適当に聞き流さないで、
何拍子の音楽で、テンポはどれくらいの速さで、
メロディーのメリハリがどこにあるかなど、
その音楽についてしっかりと把握する。


バランスを取る
音に遅れずに踊れるように、
5番のシュッスや、ジャンプ後のプリエ、ピルエット後のポーズなど、
バランスが崩れやすい瞬間の動作を、ブレずにおさめる。


ポール・ド・ブラできれいにまとめる
足のステップを音にきっちり合わせる半面、
そのきちっとした動きに、腕の動きまでつられて堅苦しい踊りに見えないように、
ポール・ド・ブラを駆使して優雅な動きにまとめる。


音と踊りが合うことで、まるで身体が楽器となって、
音楽を奏でているように見えるようになれば成功でしょう。
観客にとっても、しっくり、すっきりするような、
腑に落ちる踊りに見えると思います。


また、吉田都さんは、呼吸が観客にも見える踊りがいいとおっしゃっていました。
身体が楽器だとすれば、やはり息継ぎをする瞬間も必要なので、
踊りも、自然な呼吸が見えるように踊るのが、ベストなのだと思います。
呼吸が見えないと、カタカタした息の詰まった踊りとなってしまって、
観ている方も疲れてしまうでしょう。


なので、そうならないためには、
踊る人が本当にしっかり呼吸をすればいいのだと思います。
そして、その呼吸をポール・ド・ブラやプリエなど、
バレエの息継ぎ部分で、しっかり見せていけばいいと思います。


呼吸が見えると、踊りにもメリハリがついて、
観ている人も伸びやかな呼吸を感じて、
一緒に踊っているような気持ちにさえなると思います。


そこで、呼吸が見えるように踊るための注意点を考えてみました。

柔軟性のあるポール・ド・ブラをマスターする
手の動きと、顔の動きが、一番分かりやすく呼吸の動きを反映するので、
空気の流れを表現できるような、柔らかいポール・ド・ブラの動きを身につけておく。


安定感のあるドゥミ・プリエで一息つく
踊りの中では、ジャンプやピルエットの後のドゥミ・プリエで息を吐くので、
その瞬間にグラつかないように、安定感のある崩れないプリエをマスターする。


息を吸って吐く動作を意識して踊る
実際に、息を吸って吐く動作をしないと、呼吸は見えてこないので、
息を止めないように、しっかり呼吸をしながら踊る。


ということで、観ていて気持ちのよい踊りとは、
音に合った呼吸の見える踊りで、
バランスがしっかり取れたもの。


今月は、プリエと、ルルベでのバランス、そして呼吸の見えるポール・ド・ブラを
丁寧に練習したいと思います。


産後バレエ ~技術&美を身につける 「おさらい編」 

産後4ヶ月が過ぎ、娘もようやく首がすわって、
抱っこ紐でおんぶなんかができるようになってきました。
そうなると、今まで泣いている時にはできなかった家事ができるようになり、
ぐんと育児と家事が楽になってきました。


でも、子供をおんぶしながらバレエ、というのはできないものですね。
あたり前ですが、背筋を伸ばせないし、重心が傾くのでバレエはできません。
なので、こればっかりは、子供が寝ている時か、
誰かに預けている時にしかできません。
でも、うちの娘は、なぜかおうちバレエの時間だけは、
放っておいても私の方に顔を向けて、じっとバレエを見ています。


やはり、バレエが好きなのでしょうか。
なんだか、毎回驚くような顔をして、目を丸くして見ているので、
何度見てもバレエの動きは新鮮に映るのかもしれません。


さて、子供に見られているからかもしれませんが、
できるだけ正しいポジションと姿勢で練習しようと気をつけますね。
おうちバレエは、もともと家でじっくり身体に覚えこませる練習をするためのものなので、
今回も基礎の姿勢や動作を、できるだけ正しい形で行うようにおさらいすることにしました。


今からきちっと基礎の技術を習得しておけば、
娘がバレエをやりたいと言った時には、
私もそれなりのお手本になれるかな、と思ってのことです。


基礎…、それはつまり、踊るための身体を作るものであり、
動作の美しさを身につけるものでもあります。


今、あらためて、どうすれば、どうなれば踊れる体となり、
どうすれば美しく見えるのか、ということをおさらい中です。
今日は、「1から5のこと」として、まとめてみました。


①1番ポジションは、全ての動作の軸足となる

1番ポジションは、両足を開いて安定して立てるようにするだけでなく、
全ての動作の軸足となるので、
片足だけでバランスよく立てないといけません。
なので、軸足1番で動作する時に意識することは、
つま先重心で立つこと。
つま先重心で体が斜めになるくらいに軸脚をしならせておくと、
タンデュから足をしまう時にも、両方の脚の長さが同じくらいになるので
動作脚の膝を曲げずに真っ直ぐな脚で5番や1番に収納できます。

また1番のルルベも重要で、
うまく片脚ずつ交互に体重移動ができるようになると、
高速で美しいシェネが実現できると思います。
なので、1番ルルベで立ったら、
そのまま片脚ずつ床からつま先を離して、体重移動の練習。
お尻をぎゅっとしめていないと、1番の形が崩れて、
シェネで回った時にまっすぐに進めなくなるので、
お尻をがっちりしめて練習します。


②2番のルルベでエシャペを美しく安定させる

2番ポジションが光って見える時は、
シャンジュマンから鮮やかに開く2番プリエや、
エシャッペの時の2番ルルベ。
両方ともグラグラしていると美しくないので、
お尻とお腹をしめて、前にも後ろにも倒れないようにします。

特にエシャペの時の2番ルルベは、
床に突き刺すように力を入れないと安定しません。
なので足の指で床をつかむようにして爪先で立ち、
上半身を上に引き上げて体重を足に乗せないようにして、
自分の中の安定するバランスを探ります。
エシャペでは、一瞬にして2番ルルベのベストバランスを見せなければならないので、
わざと2番ルルベで長くバランスを取るエシャペをして、練習します。


③アテールの足の指を滑らかに尖らせて美しい足先に

アテールの足をパッセに持っていく時に、
床につけて伸ばしていた足指を、甲を伸ばした形のつま先へと
どこかでひっくり返さなくてはいけません。
そういう細かいところが丁寧にできると、
滑らかな動きを見せるアニメーションのように
細部まで美しく見えると思います。

なので、5番のアテールから練習することは、
→まずは、軸足の足へと体重移動
→動作足のかかとをアテールから少し上げる
→そのままその場で動作足のつま先を伸ばして足裏をひっくり返す
→つま先を軸足の土踏まず辺りからくるぶしへと運ぶ
→くるぶしから膝へとつま先で辿ってパッセまで持っていく
という一連の動きを何度もゆっくり繰り返します。


④ピルエットの良し悪しを決める4番プリエ

4番ポジションは、ピルエットの前後で使うことが多いと思います。
なのでただのドゥミプリエではなく、
ピルエットを回るためのドゥミプリエを練習します。
ピルエットの軸足になる前足は重心の3分の2ぐらい、
パッセにあげる後ろ足は3分の1ぐらいの軽めの重心を乗せ、
この形を一瞬で作れるように、プリエだけの練習をします。
大体ピルエットはトンベ&パ・ド・ブレとセットなので、
トンベ→パ・ド・ブレ→4番プリエ、の流れで練習します。

また、ピルエットのフィニッシュを決めるポーズも、
後ろ脚を伸ばした4番プリエなので、
これも美しい形で終われるように、何度もポーズを取って、
身体に形状記憶させます。
たとえピルエットがぐらついても、
最後のポーズさえ決まれば、そのピルエットは成功に見えるので、
このポーズだけはピタッと止まれるように、
アテールで確実にバランスを取れるように練習します。


⑤5番ルルベのバランスでぶれない重心を手に入れる

二本足で立っているのに、どうしてグラグラするのか、
と疑問に思えて仕方がないのが、
シュッス&アンオー。
5番でルルベすると、バランスを取れずに思わずパ・ド・ブレ…、
ということにならないためには、
きちっとお尻をしめて脚をクロスし、
足首から下は左右のかかととつま先をきちっと固めて、
足首から上は脚全体の筋肉とお腹の筋肉をシュッとしめてバランスを取ります。
ぐらついても、パ・ド・ブレせずに、その固まった姿勢の中で調整できるようにします。

私の場合、なぜかこればっかりは、トウ・シューズでバランスを取った方が安定するので、
つま先を立てないルルベでのバランスの方が難しく感じます。
きっとそれは、足先を固定できないからで、
ルルベで足先を固定するには、
やはり甲が出ていないとバランスが取れないように思います。
しっかりと甲を出して、バランスが前のめりにならないように立てれば、
シュッスも安定して、ピタッと止まれます。
これらのことに注意をしながら、アンオーでバランスを取る練習をします。



以上が、私が練習しておきたい基礎の技術です。
基礎といっても、結構難しいので、
何年も前からやっているのですが、
やり続けないと、すぐにできなくなってしまうような、
デリケートなものばかりです。

とりあえずは、基礎の技術を安定させて、
それから美しく見えるための研究をしたいと思います。



産後リハビリバレエ~親子でレッスン・乳児編 

産後3ヶ月が過ぎ、身体も徐々に妊娠前の寸法に戻ってきました。
腹筋が50回できるようになったので、
ちょっと皮があまってたるんではいるお腹にも、
うっすらと皮の向こうに腹筋の筋が見え隠れするようになりました。


また骨盤ベルトが効いているのか、
骨盤がまだゆるいにもかかわらず、
なんとなく骨盤全体が以前よりも締まって、
お尻がぎゅぎゅっと小さく締まるような感覚があります。


ここまで来たら、後は体重を落とせばいいのですが、
授乳中はダイエットはしたくないので、
なるべく授乳・搾乳の回数を増やして
肥えた脂肪を母乳で外に出そうと試みています。


これで産後6ヶ月には、体重が戻り、
柔軟・筋力が妊娠前と変わらない状態になっている予定ですが、
筋力はわりとすぐに復活したものの、
柔軟の方がちょっと戻りがスローですね。
産後の腰痛が邪魔をして、
腰と背中がなかなか痛くて反れない感じです。


そういうわけで、柔軟をじっくり行って、
以前のように身体と対話しながらおうちバレエをやりたいところなのですが、
子供がいると、何でもじっくり、というわけにはいかないものですね。


生後3ヶ月になったうちの姫君も、だんだん大きくなり、
泣き声も雄叫びもパワーアップして、一層暴れん坊になってきました。
起きている時は、放っておかれるのが嫌で、
抱っこと遊びを休みなく要求し、
寝かせたり、その場から離れると大泣きする毎日です。


なので、優雅におバレエな気分にはなれないのですが、
そんな娘でも、なぜか私がおうちバレエをやる時に限って、布団に寝かせても泣かず、
顔を横に向けて、ただじーっと、私のバレエを最初から最後まで黙って見ています。


喜びもせず、イライラもせず、また飽きもせず、
ただ、じーっ、じーっ、じーっと見続けています。
音楽をかけていないので、
無言で足を上げたり伸ばしたりする母の姿を、不思議そうな顔で見ています。
そんな娘の姿が、私からしてもとても不思議なのですが、
それだけ集中して私ごときのお手製バレエを見ていられるのですから、
やはりバレエに興味があるのかなと思います。


ただ、この状態が続くのも30分くらいで、
次第にイライラ、そわそわして、そのうちオンギャーと泣き出します。
なので、その後は娘にとっても面白くて、
私も楽しい「親子バレエ」を行うことにしました。
「親子バレエ」は憧れの1つでしたが、首のすわらない乳児が相手なので、
お互いが楽しめる「お遊びバレエ」という感じですね。
自由な感覚と思いつきでいろいろやってみましたよ。


●寝っ転がりバレエレッスン

赤ちゃんは音楽が好きなので、
音楽をかけるか、自分で曲を口ずさみながら、
寝かせた赤ちゃんの足を持ってバレエの練習をします。

足を曲げてプリエ、片脚を折ってパッセ、
伸ばした両足をクロスしてシュッスー。
両手をア・ラ・スゴンドにしたり、アンオーにしたりして、
赤ちゃんの機嫌が悪くならない程度に、身体をバレエの型にはめて遊びます。

赤ちゃんは手足が短いので、どのポーズもとてもかわいいポーズになります。
それにしても、人間誰でも生まれた時は、完全に開脚された脚を持っているのですね。
それがいつから内股になったり、股関節が硬くなったりするのでしょうか。
赤ちゃんのうちからその開脚力を保っていれば、
もしかしたら、完璧なアンドゥオールの持ち主になれるかもしれませんね。


●赤ちゃんを負荷にした筋トレ

赤ちゃんを抱いたままスクワットをするという産後の運動もありますが、
ここはバレエなので、2番プリエで行います。
でも、これは私としては、モモの筋トレとしての意味は浅く、
骨盤とお尻を締める運動としてやっている感じです。
ゆっくり真下に下がって、ゆっくりギューッとお尻とお腹を締めて戻ってくる。
これを10回くらいやります。

赤ちゃんもスクワットが嫌いではないので、
エレベーターのように下がったり上がったりするのが刺激的のようですね。


また赤ちゃんを膝に抱いたまま腹筋もできます。
赤ちゃんを曲げた膝の上に寝かせた状態で腹筋すると、
ゆりかごのように揺れて赤ちゃんは面白く、
自分は赤ちゃんの体重で負荷のかかった腹筋運動ができます。
抱いていないと泣く赤ちゃんでも、これなら抱っこしながらできます。


●赤ちゃんとパ・ド・ドゥ

好きなバレエ音楽をかけながら、または口ずさみながら、
赤ちゃんを抱っこしたままバレエを踊ります。
ワルツのステップを踏んだり、
足を踏み込んで前足プリエしながら赤ちゃんを背後に倒してみたり、
赤ちゃんを持ち上げてリフトしてみたりと、
自分が男性ダンサーになったつもりで、赤ちゃんプリマを踊らせます。

身体がゆらゆらと動いたり、リズムを取ったり、
高い位置に持ち上げられたり、そこから低い位置に急降下したりと、
赤ちゃん自身が面白いと感じる運動を取り入れるのがいいですね。
やっているこちらは、今まで意識したことがなかった男性ダンサーの気分を味わいながら、
ステップやリズム感などを取り戻す練習になります。



今のところ、これくらいですが、
首がすわって、寝返りができるようになれば、
また違った遊びができるかと思います。


赤ちゃんバレエは、お互いが楽しくて、
赤ちゃんにとっても、私にとっても
今後のバレエに有効な練習になっていることが理想ですね。


おっと、そうすると、
赤ちゃんにとってはバレエの英才教育をしていることになりますかね?
英才教育…。うーん、いいんじゃないかしら!
今から教育していけば、「日本おうちバレエ協会」の中では、
相当な実力者になること間違いナシです!


ただ、問題なのは、娘が私の口伝のバレエ音楽を、
そのまま音痴に覚えてしまわないか、ということ。


ある程度物心がついたら、本物の音楽を聴かせて、
ちゃんとバレエというものを教えてあげようと思います…。



産後リハビリバレエ ~完全母乳でダイエット 

出産から2ヶ月が過ぎ、育児をこなす生活にも慣れてきました。
娘も少しずつ成長して、まわりの大人だけでなく、
テレビにも反応するようになってきましたよ!
特に歌と踊りが好きなようで、
誰かが歌って踊っている映像が流れると、
まばたきもせずに画面に釘付けです。


バレエも好きになってくれると嬉しいのですが、
今のところ、クラシック音楽にはあまり反応しません。
バレエは総合芸術なので、なんならバレエとの最初の遭遇は、
いきなり生の舞台を見せるのがいいかもしれませんね。
そして初めて観た感想を聞いてみたいです。


となると、まだまだ先のことになってしまいますので、
その前に、毎日母親がやっているおうちバレエに興味を持ってもらえるといいのですが。
それには、毎日楽しそうな顔でやっていないといけませんね。
柔軟も筋トレも、苦しそうな顔をしていちゃダメですね。


さて、1日中子育てを家の中でやっていると、
家事もろくにできないくらい、子供に振り回されて、
結構時間がないものですね。
でも、おうちバレエだけは欠かさずにやりたいので、
1日のうちにいいタイミングをみつけて子供を寝かせ、
なんとか続けています。


まだ恥骨や腰の痛みが長引いていて、
腰の柔軟がまだまだ自由にできない状態ですが、
腹筋や背筋は妊娠前と同じくらいできるようになってきました。
時間が短くても、毎日続けていることが重要なんですね。
筋肉はしっかり、昨日やったことを覚えてくれています。


さて、問題は産後の体重とプロポーションです。
プロポーションに関しては、お腹の伸びた皮がきれいに締まるまで、
ちょっと時間がかかりそうな感じですね。
皮の下に脂肪をつけないように、腹筋をして、しばらく様子見です。
あとは、骨盤を引き締めるために、骨盤ベルトを毎日締めています。
こういうものがどれくらい効いて、いつ頃元に戻るかは未知ですが、
効能を信じて、とりあえず続けるのみです。


なので、残るは体重ですね。
こちらは努力次第で元に戻る類のものです。
現在も妊娠前から3kg増の体重に変化はありません。
というのも、産後、母乳が発達してきたことで、
どうしても食欲が沸いてくるので、
育児の過酷な労働下では当然減っていっておかしくない体重も、
その分食べているので、全然減る傾向にありません。


ところが、先輩ママからよく聞く話に、
「完全母乳で育てると、体重がどんどん減っていく」というのがあります。
母乳がたくさん出れば、それだけ自分の血液が流れ出るわけだから、
取った栄養も、溜まっている栄養も、どんどん流れ出て、
体もどんどん痩せていく、ということなのでしょう。
さらに母乳は子供にとっても栄養抜群の飲み物だし、
粉ミルクと違ってタダ! とっても経済的なわけです。


とはいえ、母乳なんて、
誰でも子供を産めば必要量ぐらい出るものかと思っていたら、
全くそうではなく、
最初から出る人は出るようですが、あまり出ない人の方が圧倒的に多いようですね。
私も最初から多く出る人ではなかったので、
とにかく授乳が始まった産後直後から、
完全母乳を目指して、あれやこれやといろいろやってみました。


①マッサージとポール・ド・ブラ

マッサージは、病院で妊娠中に習った乳房マッサージです。
乳房の脇、下を、身体からはがすように手の平でマッサージしたり、
乳首を柔らかくするようにマッサージしたりします。

それから、乳房まわりの血流をよくするために、
ポール・ド・ブラを念入りにやってみました。
これはバレエの練習にもなるし、
胸を張って胸や腕の筋肉も使うので、
バストアップにも役立つように思います。
母乳が溜まって大きくなった胸も、
ポール・ド・ブラで形崩れが防げるのではないかと期待しています。


②ゴボウなど、根菜を食べる

マタニティ仲間で知り合った友人に、
産婦人科の病院で調理の仕事をしていた人がいたんです。
その方に、病院で作っていた産後用のメニューの中で、
母乳が出るのを促す食材は何か聞いてみると、
意外にもゴボウがいいそうなのです。

その方によると、母乳を出すための薬としてゴボウの種が使われているくらいなので、
ゴボウを食べると母乳の出がよくなるらしいのです。
ゴボウ以外にも、人参やレンコン、大根といった根菜がいいそうですね。
確かに、入院していた頃のメニューも、根菜が多かったような気がします。


③頻回授乳

母乳はたくさんあげればあげるほど出がよくなるそうなので、
最初は3時間おきだった授乳も、2時間おき、1時間おきなど、
頻繁にあげるようにしてみました。
すると、粉ミルクをあげなくても、
母乳だけで赤ちゃんが満足するようになったので、
徐々に粉ミルクを減らしていきました。


一時期、母乳だけでもいけそうだったので、
数週間、母乳だけで育ててみたのですが、
検診の時に、あまり体重が増えていなかったので、
また粉ミルクを少しあげることになりました。


なので、完全母乳まではあともうちょっと、というところなのですが、
助産師さんの話では、地道に母乳をあげていれば、
完全母乳になる人もいるそうです。


完全母乳になると、本当に体重が戻るらしく、
人によっては、授乳時期だけ、いくら食べても太らないという
夢のような体質になるらしいので、
私もその境地を目指したいところです。


出産は、病気でもなく、普通の肥満でもないので、
身体も、産後の子育てに必要な身体に変化しているため、
素直に子育てをすることが、いち早く身体を元に戻す方法なのかもしれませんね。


人体の不思議…。本当にうまくできています。


なので、当分は子育てに専念して、
子育てにふさわしい身体作りをして、
さらにその身体を駆使してダイエットをしていこうと思います。


今は、いくらバレエをやっても、ウォーキングをしても、
劇的に痩せることはないようなので…。


産後は「母乳でダイエット」。
これに賭けてみます…。



産後リハビリバレエ 

出産してから1ヶ月が過ぎ、
ようやく、てんてこまいの育児生活にも慣れてきました。


毎日、昼夜のない、授乳とオムツ替えとぐずり泣きに対応する日々ですが、
生まれたての人間を一から育てるということは、本当に大変なことですね。
何もかも生半可なことではいかないということを、実感する毎日です。


1ヶ月が経つと、産後の身体も回復してきたので、
本格的におうちバレエを再開することにしました。
バレエを再開すると、やはりウォーキングもセットで行いたいと思うのですが、
まだ赤ちゃんを連れてあちこち歩き回ることができないので、
夫が帰宅した後、夜に1時間だけウォーキングに出かけることにしました。


夜のウォーキングは、暗くて危険だし、
食事の時間が遅くなったり、赤ちゃんの授乳時間が気になったりなど、
いろいろと不都合が出てくるのですが、
それでも出掛けようと思ったのは、ダイエットのためと、気分転換のため。
1日に1時間でもいいから、育児から解放される時間があった方がいいと思うのです。
育児はきつい労働なので、やはりリフレッシュとリラックスが必要ですね。
また1時間もあれば、考え事も充分にできるので、
ウォーキングは、身体と脳みそを自分のためだけに使う貴重な時間にもなっています。


さて、妊娠中に行っていたマタニティバレエは、出産とともに終了しましたので、
これからは、従来のおうちバレエのレッスンに戻したいと思います。
ところが、10ヶ月ぶりに再開してみると、産後の影響が身体のあちこちに現れていて、
急には元のレッスンに戻れないことがわかりました。


やはり、出産によって、変わるもの、失うものがいろいろあるのですね。
それは覚悟の上でしたが、それらを取り戻すには、
ちょっと時間がかかりそうです。


なので今現在、私ができることと、できないことを確認しながら、
今できるレッスン法を考えていきたいと思います。


カンブレ
プリエのポール・ド・ブラで行うカンブレですが、
お腹がへこんだ分、前カンブレは以前のように、
頭を膝につけるように深く腰を折り曲げることができます。
ところが、10ヶ月間控えていた後ろのカンブレが、今は全くできません。
背中を反らせる柔軟性と、それを維持する腹筋が消え去ってしまいました。
それを無理にやろうとすると、腰と恥骨が非常に痛い!
 ↓
今できるレッスン法
家の柱にお腹と下半身をくっつけるように近づいて立ち、
柱を両手で持ったまま、背中を90度まで後ろに反らせます。
これを何度か繰り返して、柔軟性と筋力を鍛え直します。


ルルベ
ルルベは、マタニティおうちバレエで妊娠中も鍛えていたので、
どの足のポジションでも問題なくできます。
10ヶ月間の妊娠中に控えていた片足ルルベも、久々に練習再開することにしました。

今できるレッスン法
両足ルルベは、全てのポジションで練習。
片足ルルベは、パッセやアラベスクとの組み合わせで、
バランスを取ることから練習していきます。


膝を持って後ろのアチチュード~アラベスクまでの柔軟
妊娠中は危険なので封印していましたが、
出産後にやってみると、多少背中の柔軟がきついものの、
アチチュードからアラベスクまで足を伸ばすことができました。

今できるレッスン法
手で膝を支えての柔軟運動なので、無理なく背中の柔軟ができます。
背中と腰の柔軟、軸足の膝裏の柔軟、アラベスクの足の柔軟を
以前のように気をつけながら、足が高く上がるように訓練していきます。


グランバットマン
腹筋が衰えているので、全く足を高く上げることができません。

今できるレッスン法
軸足の膝裏、動作足の膝、つま先を伸ばすことを第一にして、
軸足の重心に気をつけつつ、まずは足を真っ直ぐに上げることからスタート。
これを地道に練習して、そのうち高く足を上げられるようにします。


床で脚を横に開く開脚
横の開脚は、出産後は恥骨が痛くて、以前と同じ広さまで開くことができません。
開こうとすると、恥骨がギリギリと痛んで、非常につらいです。

今できるレッスン法
これも地道な練習で柔軟性を取り戻すしかないようです。
慌てず、ゆっくりと開脚することと、恥骨の痛みが消えるのを待ちます。


腹筋運動
足を押さえて上半身を起こす、一番シンプルな方法の腹筋運動をやりたいのですが、
これが一番、恥骨に激痛が走ります。
お腹に力を入れると、腹筋よりも先に恥骨に痛みが走るので、腹筋は1回もできません。

今できるレッスン法
腹筋で起き上がる時よりも、背中を床へと倒す時に腹筋を使うことにします。
腹筋で起き上がる時は、膝に軽く手を添えて補助しながら起き、
床に背中を倒す時には、腹筋を使ってゆっくり上半身を倒していく。
これを30回から練習。
実際は、10回でも恥骨が痛くてきついので、
腹筋を慣らしながら、回数は様子を見て増やしていきます。


背中を反る柔軟&筋力運動
海老ぞりや、飛行機の形のバランス運動も、
柔軟と背筋が衰えてしまっているためにできません。
また、背中の柔軟性だけでなく、
お腹のおへそ周りに妊娠中に伸びたお腹の皮が集まっていて、
その下にある腹筋が縮こまったまま伸びないので、
背中を反るとお腹の肉が突っ張って、身体を後ろに反らせられません。

今できるレッスン法
とりあえずは、床に手をついて背中を反る柔軟から始めることにしました。
90度背中を折っただけでもきついくらい、背中の柔軟性が失われている状態なので、
背中の筋肉がほぐれてから、飛行機でバランス、
次に海老ぞりの柔軟、そして後ろカンブレと、
順番に練習していきます。


現在目立った問題は、腹筋力と、背中の柔軟性、背筋力の衰えで、
それらが鍛えられ、恥骨の痛みが引くのを待てば、
元通りのレッスンができそうです。


恥骨の痛みは、骨盤が開いてしまっているのが原因で起こっているそうなので、
毎日骨盤ベルトで緩んだ骨盤を締めつつ、
痛みが消えるのを待とうと思います。


また、産後といえば、マタニティブルーという一時的な心の変化もありますが、
幸いブルーになることはなく、
極度の寝不足を感じてはいるものの、元気いっぱいです。
でも、産後は身体のあちこちが変化しているので、
変化した身体に合ったレッスンから、徐々に慣らしていくのがいいと思います。


少し時間がかかりそうですが、産後の身体のケアが整ったら、
本格的にバレエの練習ができるようになると思います。
また妊娠前とは、明らかに「おうち」の環境が大きく変わっています。
今では、赤ちゃんのいる「おうち」となったので、
今度は育児も意識した、新しい形のおうちバレエを研究していきたいと思います。



出産報告!~おうちバレエの底力の巻 

真夏のような残暑が続く9月となりましたが、
私の妊娠生活も、この残暑のように長引きつつ…、
8月下旬の予定日を1週間過ぎた9月初めに、
ようやく元気な女の子を無事出産いたしました!


高齢&初産ということで、
妊娠中の生活も、出産も、産まれてくる赤ちゃんのことも、
多々心配することはあったのですが、
なんと入院してから2時間後に出産、という超スピード安産で、
スルーッと産まれてしまいました。


1週間も余計にお腹の中で育ったせいか、
赤ちゃんは3300gを越える健康優良児!
髪は耳にかかるほど長く、
爪もネイルが似合いそうなほどに伸びきって産まれてきました。
現在は病院を退院して自宅に戻り、
赤ちゃんとの新たな育児生活に奮闘&格闘しております。


今回、年齢のわりにはスピード安産という幸運に恵まれましたが、
お見舞いにやって来た親戚たちは、みな口を揃えて、
「それは、バレエをやっていたからだよ」
と言っています。
夫も、当日はたまたま休日でお産に立ち会えたのですが、
私の陣痛の時間がとても短く、
あまり苦しまずに4・5回のいきみだけで、
スルッと生まれてきたのを間近で見ていたので、
なんだか随分あっけない出産という印象だったようです。


夫も親戚と同じように、妊娠中の10ヶ月間の摂生した生活や、
おうちバレエなどの運動の継続が、
結局、安産につながったのではないかと言っています。
私も、やはりバレエをやっていたことが
安産に大きく影響したのではないかとは思っていますが、
スタジオ通いのバレエよりも、毎日続けていたおうちバレエの方が、
今回バッチリ効いたような気がします。


出産当日も、朝からおうちバレエとウォーキングをこなし、
午前中に、検診を受けに病院へ行きました。
すでに40週までの正規の検診は終わってしまっているので、
その日は正規外の診療としての検診だったのですが、
予定日から1週間を過ぎても、お産の兆候はまだないと言われて、
本当にいつ産まれてくるのか心配になっていました。


毎日まだかまだかと待っていると、
もう心配を通り越して、
「来たれ、陣痛!」
という気持ちになってきて、
本来、恐怖でしかなかった陣痛に、
憧れを抱くまでになってしまいました。


とはいえ、その日も胎児は出てくる気配を見せないので、
いつものように帰宅したのです。
が、何がきっかけになったのか、家に帰った途端に破水し、
同時にすぐに陣痛が起こり、再び病院へ駆けつけました。


お昼過ぎに入院したので、初産の平均出産時間を目安にして、
翌日の朝までに産まれていたらいいな、と思っていたのですが、
入院してみたら、あれよあれよと陣痛が進み、
慌しく分娩室に連れて行かれて30分後には出産!


お産にかかった時間がたった2時間ということで、
バレエのレッスン時間と同じ時間を費やしただけで、
私の出産体験が終了しました。


あんまりあっけないので、ドラマ性もなく、感動も薄味ですが、
体力をあまり使っていないので回復も早く、
心身ともに負担が少なかったことはよかったことでした。


毎回、妊婦検診では体重測定をするので、
体重管理には気を遣い、
妊娠前よりも10kg増程度に押さえたのもよかったと思われます。


またおうちバレエと、1時間以上歩くウォーキングを出産当日まで続けていたことで、
体力と筋力が充分にある中でのお産となり、
それも安産につながったのではないかと思っています。


おうちバレエは、あくまでも出産後に早くバレエに復帰するための練習であり、
柔軟性と筋力、そしてお腹以外の体型を維持する目的で続けていたことでしたが、
出産自体にも大きく役に立ちました。


医学的なことはよく分かりませんが、
出産の実体験の中でバレエが役に立ったと思うことは、

1.体重を抑え、健康的だったことで産道が通りやすくなり、早く胎児が下りてきた。
  つまり、陣痛で苦しむ時間が短くて済んだ、ということ。

2.バレエを踊る時の呼吸の仕方が、
  陣痛逃しの呼吸法をマスターするのに役立ったということ。

3.股関節の柔軟性が骨盤にも影響しているのか、骨盤の開きが柔らかくて早く、
  骨盤まわりの痛みを全く感じずに済んだということ。

4.「いきむ」という動作が、太モモと腹筋を瞬発的かつ持続的に使うため、
  バレエで培ったインナーマッスルを使えば、上手にいきめる。
  つまり、胎児が産道を早く通って短時間で外に出られた、ということ。


いろいろ思いつくことはありますが、
お産が軽く済んだことで体調も早く戻り、
妊娠で増加した10kgの体重も、出産直後には5kg減少。
入院中も毎日少しずつ減っていき、
退院後の現在は合計7kg減。


まだ運動もしないで、食べて寝ているだけの毎日ですが、
体重が日に日に元に戻っていくので、
産後の体型戻しも普段のダイエットで戻せるレベルになりました。
これからは育児をしながら、体型戻しに励みたいと思っています。


それにしても、育児がスタートした状態で、
いったい私は、いつ頃バレエのレッスンに戻れるのでしょうか?
まあ、育児生活を楽しみながら、追い追い復帰の日を考えたいと思います。


幸い、産まれてきた子は女の子なので、
バレエを好きになってくれたらいいな、と思いつつ、
毎日優しい音色のバレエ音楽を流して聞かせています。


なので、私はその音楽に合わせて、
家で静かにおうちバレエから、またバレエを始めようと思っています。



出産間近 ~臨月バレエ 

8月ももう半ばとなり、
私の出産予定日まであと2週間足らずとなりました。


お腹も、臨月らしい立派なお腹となりましたよォ!


とはいえ、1日の行動も、精神状態も、
これまでと何一つ変わりありません。
それどころか、お腹の大きな状態にすでに慣れきってしまい、
本当にこの状況が一変するような、劇的な出産の日が訪れるのかと、
不安になるほどの穏やかすぎる日常が続いています。


子宮が下ってくると、胎動があまり感じられなくなる、といいますが、
今日もお腹の中の胎児は、相変わらず激しくうごめいています。
こちらもお腹の中の生活に慣れきってしまったのか、
最近では私の脇腹の方に片足を放り投げ、
足を脇腹に出っ張らせたまま眠ったりしていて、
依然として産まれようという気配を見せません。


この状況から判断すると…、
もしかしたら、予定日を過ぎるかもしれませんね…。


女の子は父親に似るというので、
胎児も夫に似たのか、
かなりのんきでマイペースな性格のように思われます。


そんな私の現在の状態は、
体調は以前と変わらず良好。
高齢初産というリスクを負っていますが、
特に何の問題もなく、臨月まできたという感じですね。


ちょっと心配していた妊娠線も、
安いノーブランドのベビーオイルをつけていたくらいで、
結局1本も出ることなく、臨月を迎えました。


妊娠中期には体の皮膚に荒れが多少出ましたが、
それもすっかり消え、
なぜか体中の体毛も消えるように生えなくなり、
顔は妊娠初期から吹き出物が全く出ないツルツルの肌となり、
お腹の出た体型といい、ツルツルの肌といい、
まるで私自身が赤ちゃんのような身体になってしまいました。


人体の不思議ですね。
なんともミステリアス…。


ですが、
臨月となり、子宮が下がってくると、
聞いていた通りに急に食欲が沸いてきて、
毎日、異常な食欲を抑えるのに必死です!


現在、体重は妊娠前より10kg増となり、
もうこれ以上体重を増やしたくないため、
食事制限、塩分制限をさらに強化!


とはいえ、そんなことをすると、
余計に飢えを感じてしまって、
本当に食べ物が1日中頭にちらつくような、
苦しい1日となるんですよね。


ああ、食べたい!
カツ丼、お寿司、ラーメン、ピザ、ケーキ…。


妊娠してから、胎児に影響を及ぼすといわれている、
お茶やコーヒーなどのカフェイン飲料、
マグロや鯛だけでなく、生魚全般、
アレルギーが出そうな牛乳と卵などを、
ずっと食べてこなかったので、
もうそろそろ私の我慢も限界に来ているのです。


でも、ここまで来たので、
なんとかド根性で乗り越えなければ…。
食事だけで物足りない時は、
もう刺身こんにゃくや、トコロテン、カンテンなどをてんこ盛り頬張って、
無駄に飢えを訴えてくる胃と脳ミソを、なんとかごまかしています。


でも、このごまかしも、数時間しか持たないのですが…。


あとは、私が入院する予定の病院は、食事がおいしいと評判なので、
出産したら、毎日おいしい食事「3食+おやつ」分を1週間食べられる、
ということを楽しみに、そして励みにしながら、
この辛い状況をなんとかやり過ごそうと思っています。


さて、おうちバレエですが、
結局、臨月に入っても、普通にバーレッスンができるので、
そのまま継続しています。


とんでもなく大きなお腹になっていますが、
お腹が出っ張っているというだけで、
体の柔軟性も筋力も、以前と何にも変わりありません。


脚を横に開く開脚や、縦のスプリッツ、Y字バランスは、
いつも通りに普通にできます。
プリエは、グランプリエで戻ってくる時、足に体重がかかるので、
筋肉痛のような痛みがふくらはぎに走り、結構大変ですね。
それ以外は、タンジュもつま先まで伸ばして力も入れられるし、
ジュテも俊敏な動きでなければ、脚全体の筋肉を使ってできます。


また、フォンデュやデベロッペは、
妊娠前期には、お腹に力が入りそうなので足を空中に上げられなかったのですが、
妊娠後期からは、低めの高さで足を伸ばすことができるようになりました。
アラベスクも同様に、低い高さであれば上げられます。


また、両足で行うルルベ50回の筋トレも継続しているので、
足指や足首の筋力も衰えずに保たれています。


最後に行う両腕と背中の筋肉を使ったポール・ド・ブラも効果があったようで、
結局、一番体重が増えている臨月であっても、
腕と背中には贅肉がつかず、筋力は保たれままとなりました。


やっぱり、妊娠中でもおうちバレエをやっていてよかったのだなと思います。
母親や、妊娠経験者の友人、そして妊婦仲間と会っても、
私のお腹はちょっと不思議な形をしているらしく、
まるで妊娠していない人がお腹にボールを入れて妊婦を装っているような、
「嘘っぽいお腹」だそうで、
お腹の前面だけ出っ張っていて、不自然な形に見えるらしいのです。


たぶんそれは、腕や脚、背中が妊娠前とあまり変わらないスタイルで、
お腹だけが出っ張っているので、そう見えるのだと思います。
後ろ側から見ると、私の場合、全然妊婦だと分からないようで、
道を歩いていても、ノロノロ歩く私を追い越した人が、
追い越しざまに私の大きなお腹に気づき、
驚いて思わず二度見する、
ということがよくあります。


これは、私が妊娠当初から目論んできたこと、
つまり、

「おうちバレエで、バレエに使う柔軟性と筋力を保ったまま、
あまり太らずに、お腹だけを大きくする妊婦体型を作れるか」


という実験の結果が出たということなのだろうと思います。


結果、
この 「実験は成功」 ということになりますね。


毎日のおうちバレエと、1~2時間のウォーキングは、
臨月になっても、この猛暑の中でも、根気よく続けています。


以前はこれを、1日の最後の締めくくりとして、
夕方から夜にかけてやっていたのですが、
陣痛は夜に来ることが多いと聞くので、
午後以降は運動や、家を出ることを避けることにして、
おうちバレエもウォーキングも、午前中に行うことにしました。


午前中でも、強い日射しと高い気温で、屋外は灼熱の世界ですが、
大きなお腹を揺らして、なんとかウォーキングも続けています。
それにしても、外を歩いていても、
私のような臨月の妊婦など、全く見かけませんね…。


皆さん、臨月の方は、外には出かけないんですかね。
それとも、夜の涼しい時間に出かけているのでしょうか。


無理をしている自覚がないので、
これまで続けてきたことなら、
このまま続けていっても大丈夫だろうと思っています。


外に出れば出たで、いいこともたくさんありますね。
お腹の大きな妊婦が日傘を差して、
あちこち歩き回っているので、
街中の人が、道をよけてくれたり、車を止めてくれたり、
スーパーではレジ係の人がカゴを袋詰めにする台まで運んでくれたりと、
たくさんの親切を受けてありがたいですね。


とにかく、出産まであと少しなので、
陣痛が来るその日まで、
おうちバレエとウォーキングは続けていこうと思っています。


出産後は、骨盤がどのくらいで元に戻るかわかりませんが、
柔軟性と筋力だけは失われずに保っているので、
早くバレエを再会できるように、
体の回復に努めたいと思っています。


次の登場は、たぶん出産後…、かな?
無事に母となれましたら、ご報告に参上します!


マタニティおうちバレエ ~骨盤締め&出産リハーサル 

現在、妊娠9ヶ月の後期に入り、
胎児の体重も2000gを越え、胎動を激しく感じる毎日です。

おうちバレエは相変わらず続けていますが、
ウォーキングはのろのろ歩きとなり、
1時間のコースが1時間半かかってしまうスピードになってしまいました。

そんな中、友人の娘さんが通うバレエスタジオの発表会に誘われ、
身重の体をなんとか押して、行ってきました。
こちらのスタジオは、ローザンヌの国際コンクールをはじめ、
国内コンクールでも生徒さんたちが数々の受賞経歴があることで有名で、
さすがに立派な発表会でした。
とてもいい胎教になりましたよ!

胎児は音を聞き、母親の目を通して外の世界も見ている、といいますから、
生のバレエの舞台は、胎児にとっても、さぞかし刺激的だったに違いありません。
上手な人のヴァリエーションや、迫力のある群舞では、
お腹の中でかなり興奮して、動いていました。


さて、9ヶ月の妊娠後期ともなると、
妊娠中のことよりも、入院の準備や、
出産後の方に気が向いてしまいますね。
今から、産後の体型戻しについて考えてしまいます。


というのも、入院の準備品として、
産後ケアのグッズも個人で用意してくるように病院から言われているので、
産前の今から揃えておかなくてはいけないのです。
それでどんなものがいいのか、ネットや人の話を聞いたりして、
いろいろ調べていました。


産後ケアのグッズとしては、
骨盤を元に戻すためのベルトや、
ウエストを引き締めるためのニッパー、
下半身全体を補正するガードルなど、
各メーカーがいろいろな商品を出していて、
いったい何を選んでいいのかとても迷いますね。


もちろん、骨盤もウエストも早く元に戻れるものなら、
何でも揃えてしまいたいところですが、
どれも結構なお値段がするので、なるべく少ない出費で抑えたいところです。


で、いろいろな面から吟味した結果、
私の性格や生活パターン、季節などを考慮すると、
骨盤締め1本で行こうかな、ということになりました。


産後は、骨盤を締めることが先決のようですが、
骨盤が締まりきらないうちにウエストやお腹を締めると、
子宮が下へと押し下げられてしまって、
子宮脱になったりするトラブルが起こるようです。
なので産後すぐにウエストをギュウギュウ締めることは、
体にはよくないようですね。


出産後は、大きくなった子宮もウエストも、
自然と徐々に元に戻るそうなので、
その力を妨げないようにしておけばいいそうなんです。
なので、私は、とりあえず骨盤を締め上げておいて、
あとは腹筋やおうちバレエをしてお腹まわりを元に戻せばいいかな、
なんて楽に考えました。


今年もいまだに冷房を使わずに過ごし、
夏の暑さをガンガンに感じている毎日ですが、
やっぱり、この暑い最中にウエストニッパーだの、
ハイウエスト&太ももまで覆うガードルなの、
正直、はいていられないと思うんですよね。


なので、本当に必要そうなら後で買うことにして、
とりあえずは骨盤を締めるベルトを買うことにしました。
出産後の骨盤が柔らかくなっている時に、
骨盤をガッチリ締め続けた人の中には、
妊娠前よりも骨盤が細くなった、という人が、
結構たくさんいるではありませんか!


そんな話が本当にあるなら、
私もそのパターンを狙いにいきます!


ということで、骨盤締めの商品として巷で人気の高い、
「トコちゃんベルト」を早速、買ってみました。


マタニティスクールに参加した時
助産師さんからも進められた商品だったのですが、
そのネーミングがなんとなく怪しく響いて、
その時は興味を持たなかったんですよね。


でも、調べてみると、昔からある人気商品のようで、
産後、これ1本で骨盤もお腹回りも元に戻ったという意見も多く、
それならと、あっさり気に入って、試してみたくなったのです。


それで、つい先日、商品が届きました。
調べてみてから分かったことですが、
このベルト、妊娠中からつけるのがベストらしく、
妊娠中に徐々に広がる骨盤を締め、
出産の時だけは骨盤を広げて出産しますが、
分娩台から降りる前には骨盤を締めておき、
そのまま産後2ヶ月は骨盤を締め続ける、
という使い方を紹介しています。


気になる方は、商品のサイトをご覧下さい。
http://tocochan.com/


「妊娠中から骨盤を締める」なんてことは、
病院でも、友人の間でも聞いたことがなかったのですが、
確かに、私も骨盤が緩んでいる証拠に、
仰向けになると尾てい骨辺りが激しく痛み、
仰向け寝や寝返りが打てずにいたのです。


おうちバレエをやっていたおかげで、
それほど骨盤が開いているような体型の変化もなく、
よく聞く腰痛や、恥骨痛もありませんでした。
でも、寝る時だけは、妊娠前にはなかった痛みが腰に走り、
骨盤が左右に割れるんじゃないかと思うような危ういシナリと、
「バキバキッ!ボキボキッ!」と鳴る腰骨、
それに伴う激痛は、本当に耐えられないものになっていたのです。


それも妊娠中なら仕方がない、と無視してきたのですが、
この痛みが少しでも軽減するというならありがたい話です!
早速、ベルトで骨盤を締め上げ、その効果を試してみました。


つけ方は噂通りに面倒で、
腰の下に本などを重ねて15~20cmほど腰を高く上げた状態にして寝て、
しばし5分くらい待ちます…。
その間に、骨盤へと下がっていた子宮やら内臓やらが胃の方へと上がってくるらしく…。
骨盤の中が空になったところで、ベルトで骨盤を外からギュッと締めます。


まだ数日しか使っていませんが、
結構、骨盤を締めるって、気持ちがいいものですね。
しっかりした素材のベルトですが、
意外に暑苦しくないし、蒸れないし、皮膚がかゆくもならなくて快適です。


でも夜は、なるべく軽装で寝たいので、
ベルトを使わずに、サラシで同じ締め方をして寝ています。
サラシでも充分な効果があるものですね。
今まで仰向けに寝られなかったのに、
夜中を通して仰向けで寝続けることができました。


これで、腰まわりのトラブルが一つ解決です。
後は、産後にどれくらいの効果を発揮してくれるのかが楽しみですね。
できれば、妊娠前よりもさらに腰まわりを絞って、小さなお尻になりたい!
骨盤が締まれば、足も引き締まってくれるような気がする!
お腹も引っ込み、さらに太らない体になるような気がする!
歳を取っても姿勢がよく、腰痛にもならないような気がする!


骨盤締めはいろいろな変化を体にもたらしてくれるような気がするので、
出産後は、産後ケアも研究していきたいと思っています。


さて、もうすぐ10ヶ月目に入りますが、
いよいよ出産本番について考えなくてはいけない時期となりました。
ネットやテレビで見られる実際の出産シーンなどを目にしては、
妊婦や付き添いの家族、病院関係者たちの行動や反応を見て、
勝手に出産のシミュレーションをしています。


本番は何が起こるか分かりませんが、
何が起こっても冷静に対処できるように、心の準備をしておきたいものです。
バレエの発表会と同じで、
本番に向けてのリハーサルは、やっぱり大事なんじゃないかと…。


なんて、出産をショーのように捉えている私ですが、
ある意味、出産というものは、
胎児がこの世に初めて登場するデビューの舞台であるし、
それまでの数時間のプロセスは、1つのドラマだと思うんですよね。


出産をバレエに例えるなら、
主役は胎児で、私はパートナーでありサポート役。
立会いの夫は舞台を進行する技術担当で、
お医者さんが芸術監督、助産師さんが振付師。
分娩台がクライマックスの舞台装置で、
その会場にいる全ての人が観客。


こんな風に考えたら、
なんだか出産の苦しみも乗り越えられそうな気がして、
本番が楽しみになってきます。


というわけで、出産本番にも役立つという妊婦体操や呼吸法を練習して、
現場での一連の流れを想像し、
本番に向けてのリハーサルをしておこうと思います。


私の病院ではビデオ撮影が禁止なので、
記録に残らないのが残念ですが、
なるべく冷静を保って、
一度きりの舞台の光景を、その時の感動を、
脳裏に焼き付けて覚えておきたいと思います。


さてさて、本番はいつ訪れることやら…。
その日が来るのを、今は静かに待ちたいと思います。


マタニティおうちバレエ ~体重管理の巻 

妊娠中、最も気になることは、やはり体重管理。
せっかくバレエで鍛えた身体が、
妊娠によって激太りしてしまうことが本当に恐怖で、
子供の頃から、妊娠に憧れを抱いたことがなかったくらいです。


それも、実母が妊娠中に激太りして、
数十年も元に戻らなかった姿を見ているからで、
きっと私もこんな風に太ってしまって、
バレエどころか、おしゃれも楽しめないのではないかと、
ずっと懸念していたからです。


なので、妊娠が分かってからは、
とにかく体重管理だけは厳しめにいこうと頑なに意を決していたのですが、
体調や味覚がころころ変わっていく中で食事調整をするのは、
なかなか大変なことですね。


私の場合、妊娠初期は、
体調が悪くなって1ヶ月くらい寝込んでいました。
この間、運動は全くせず、病人のように横になっている毎日で、
かといって食欲はあるので、体重がすぐに2kgくらい増えてしまいました。


その後、やっと動けるようになり、
おうちバレエとウォーキングを再開できるようになりましたが、
それが、ちょうどつわりの時期に入った頃で、味覚が急変し、
食事管理が大変になりました。


私の場合、いわゆる「つわり」という症状がなく、
気持ち悪くなることがほとんどなかったのですが、
とにかく味覚の変化が激しくて、
今までの食事のほとんどを占めていた野菜の半分くらいがまずくて食べられなくなり、
低カロリーの豆腐や、和食の味つけも受けつけなくなってしまいました。


なので、つわりの時期だというのに、
普段あまり食べないようなトンカツや肉厚のステーキ、
高カロリーのビーフシチューやグラタン、カツカレーなどが無性に食べたくなり、
テレビもグルメ番組ばかりを追っかけて見ては、
明日こそ、ビュッフェやお寿司食べ放題に行こうとか、
ロールケーキを1本買ってこよう、などと考える毎日が続きました。


妊娠中は、胎児のために、
とにかく栄養を多めに取っていいものだと思っていたので、
普段我慢しているものを食べたり、いつもよりちょっと多めに食べても、
多分、胎児の身体作りに回るはずなので、
自分にはそれほど急激には肉がつかないと思い込んでいたんですね。


しかも、毎日おうちバレエで筋肉を使っているし、
ウォーキングも行っているので、
手・足・背中は妊娠前と変わらず、
お腹だけが大きくなっていきました。


ところが、妊娠7ヶ月の検診の時に、
体重測定の結果を見た産婦人科の先生が、
「こりゃあ、ダメだ!体重増加のスピードが速すぎ!」
と言って、当の本人が叱られただけでなく、
付き添っていた夫までもが注意されて、
しまいには母子手帳の体重表記欄に赤線まで引かれてしまいました。


私が通う病院の体重計は、服を着たまま測るので、
冬場だと、家で測るより2kgほど多めに表記されるんですよね。
なので、その時には、大体9kg増という結果が出たので、
先生は「もう臨月の体重だよ。」と言って注意されたのですが、
やはりお医者さんというのは、友人の話を聞いたところでも、
10kg増までに抑えるように指導する人が多いようで、
私が7ヶ月で9kg増という結果が出たことは、
かなり危険ゾーンに入っていたということになるようです。


それでも、本当は7kg増だったので、少しはほっとしつつ、
その日から徹底的に食事管理をすることにしました。

妊婦に指導される、体重増加の目安として出されるBMI(体格指数)ですが、

計算式 「体重(㎏)÷身長(m)の2乗」

で計算すると、
低体重:BMI18.5未満の人なら、9~12kg増加、
普通:BMI18.5以上25.0未満の人なら、7~12kg増加、
肥満:BMI25.0以上の人なら、5㎏増または個別に対応、

というのが望ましいとされています。


これに当てはめると、私の場合は「普通」の中でもやや数値が低めだったので、
最大12kgまで増えても大丈夫だと認識していたのですが、
医師は10kgまで、と厳しめに指導するので、
今回は、なんとか10kgくらいで抑えるようにすることにしました。


妊娠中に10kg増加した場合の内訳は、

胎児が3kg、
胎盤や羊水、胎児を育てるための血液や水分増加量が3~4kg、
出産や母乳分泌などに必要なエネルギーの蓄え(脂肪)が3~4kg

ということで、こういう内訳を見ると、
やはり10kg増がベストのような気がしますね。
10kg増であれば、自分に肥満の脂肪をつけずに、
胎児を成長させるだけに必要な体重増加で済むのではないかと思います。


中でも、「出産や母乳分泌などに必要なエネルギーの蓄え」
というものが、実際に自分の肉として身体に付いてくるものなのだと思いますが、
これも出産後、母乳育児とともにすぐに消えてなくなってしまうものだと言いますから、
いわゆる肥満の贅肉とは違うようです。


また、病院で注意を受けた直後に、
市のマタニティスクールに通うことになり、
そこで他の妊婦さんと出会ったり、
調理実習や食事管理の講習があったりして、
ここでも体重管理に関して、渇を入れられました。


マタニティスクールで、初めて妊婦友達ができたのですが、
皆さん、妊娠後期なのに、細い人ばかりでびっくりです!
中には身体が大きめの方もいらっしゃいますが、
手足も顔も細いままの人が圧倒的に多くて、
そういう人に聞くと、妊娠8ヶ月で5~6kg増くらいの人ばかりで、
本当に体重を増やしていないのですね。


どうやって体重管理をしているか聞くと、
「妊娠前と変わらない食事にしていると太るので、
低カロリーの食事に変えて、量も増やさない」
という人が多かったです。


妊娠中はいつもより栄養を取っていいものだと思っていたし、
母子保健用のテキストにも、そのようなことが書いてあるのですが、
実際には、その通りにしていると、あっという間に10kgを超えてしまうので、
結局は、まるでダイエットをしているような食事内容になってしまうのですね。
それでも胎児の体重は増えているので、問題はないようです。


また、マタニティスクールで習った妊婦用の料理も、
低カロリーかつ、かなりの薄味!
さらに、普段食べている3食の食事チェックなどもあり、
助産師さんに添削してもらうと、
「食事以外に、ジュースやお菓子を取っている」に○をつけたら、
赤字で大きく「×」をつけられ、
お肉の入った料理と一緒に納豆も入れた献立を書いたら、
赤字で「1食にたんぱく質は1つだけ」と書かれて、
たとえヘルシーな納豆でもお肉とともに取るのはカロリー増だということで、
こういう場合は取らないように、と指導されました。
本当に妊娠中の食事だというのに、ダイエットの指導を受けているみたいでした。


そこで、私も体重増加を食い止めるべく、
食事管理を改善することにしました。
なるべく、妊娠前と同じくらいの量に戻してみたのです。
大体の食事量はこんな感じです。


ご飯:1日に2杯(妊娠前は1杯でした)
納豆1パック、豆腐半丁、ヨーグルト、果物1種類、
お肉か魚の料理1品、野菜の料理2品、汁物


これだけは毎日欠かさず取り、
そのほかに、ちょっと飴や和菓子を食べたり、
100%ジュースを飲むことや、
時々出かけた時などにサンドイッチの軽食を取ることなどは許すことにしました。


逆に取らないように決めたのは、
塩分の多いもの:おしんこ、キムチ、干物など
油分の多いもの:フライ、脂身の多い肉など
炭水化物を多く取ってしまうもの:パスタ、カレーライス、ラーメンなどで、
料理するときも、油の量を極少にして、
味付けもかなりの薄味にしました。


すると、味付けが薄味だと、不思議と食欲が抑えられて、
あまり量を食べたいと思わなくなりましたね。
体重が増えた頃は、昼間もバナナやパンなどを食べていましたが、
今では、昼間は全然お腹がすかなくなり、
変な間食をしないようになりました。
夜も、夕食の後は、軽いデザートやおつまみをつまんでいたのですが、
今では、何も食べたいと思わずに、水だけ飲んで寝てしまいます。


これで、漸く体重の急激な増加もおさまり、
現在もうすぐ9ヶ月に入りますが、
体重は8.5kg増で留まっています。


胎児がまだまだ大きくなる余地があるので、
多分、出産時には10kgを超えてしまうかもしれません。
でも、なんとか大幅に超えないように極力抑えたいところですね。


これも、食事管理だけでは難しいところで、
やはり1時間のおうちバレエと、1時間のウォーキングが効いているようです。
内臓脂肪や筋肉量などを測定すると、
妊娠前の筋力が結構保たれていて、
余計な贅肉の増加防止に一役かっているようです。


出産した人の話を聞くと、
最終月には胎児が下がってくるので、胃の周辺が楽になり、
急に食欲が増して太る、と言います。
最後の最後に、もう1つ超えなくてはいけない山が来るようですね。
これはまた、身を引き締めておかなくてはいけません。


とにかくこれからも、おうちバレエで筋力をつけ、
食事に気をつけて、体重管理を頑張りたいと思います。


目指すは安産とスタジオバレエの再開!
あと、わずかな月数ですが、なんとか乗り切りたいと思います…。


マタニティおうちバレエ ~出産力をつける! 

先週、市で行っているマタニティスクールに参加してきました。
4日間あったのですが、
そこでは助産師さんによる妊婦体操も教わり、
また出産経験者のママたちから、
役立った筋トレなども教わってきました。


あれから、図書館の本なども借りて、
出産に役立つ体操の情報を集めてみましたが、
世の中にはいろいろありますね。
ストレッチや筋トレ、ヨガ、バランスボールのエクササイズなど、
沢山の紹介がありますが、
見るものの多くが、すでにバレエで鍛えられているのかな、
と思うものが多いですね。


とはいえ、普通のバレエのレッスンだけでは、まだまだ足りない部分があります。
そこで、妊婦に必要な「出産力」を高めるべく、
妊婦体操をバレエのレッスンに置き換えて練習してみることにしました。


妊婦体操は、安産を目指すための身体作りとして、
身体の各部位に集中的に働きかけるストレッチと筋トレが主なものですが、
そんなストレッチや筋トレも、
出産だけでなくバレエにも役立ててしまおうという目論みで考えてみました。
「バレエにも役立つ、けど出産時には大いに役立つ」というものになるよう、
実験的に始めてみました。


分娩時の姿勢で練習!開脚エクササイズ

いきなり分娩時のことを想像してのエクササイズですが、
産院で出産を予定している私の場合、
やはりベッドに仰向けに寝ながら出産する、という
妊婦の身体にはちょっと負担があるといわれている体勢での出産となるので、
この姿勢を保つための柔軟性とキープ力が必要ではないかと思ったわけです。


そこで、これはバレエのストレッチにもあるもので、妊婦体操でも紹介されている、
寝ながらの開脚をやってみることにしました。
いつも開脚は座った姿勢でやることが多いので、
仰向けになりながらの開脚は、ちょっとまた股関節の具合が変わってきますね。


①まず、仰向けに寝て、足の裏をくっつけたまま膝を開脚する。
 なるべく膝が床につくように、股関節を広げてストレッチ。
②2番プリエの形にして、同じように開脚。
 手で広げずに、なるべく自分の関節の力で広げ、その状態を長くキープする。


安産を導く、脇腹と腰のツイストストレッチ

これは、助産師さんが指導してくれたストレッチですが、
バレエスタジオでも似たようなストレッチをやっていたので取り入れてみました。


助産師さんのお話では、
腎臓近辺と脇腹の柔軟性が安産を導くということで、
脇腹を伸ばすことはよいことで、さらに腰のツイストは腰痛にも効き、
それを左右行うことで、骨格のゆがみも矯正できるのだそうです。
骨格のゆがみがあると、骨盤もうまく開かない、ということなのでしょうね。


でもこのストレッチ、スタジオでやっていたものよりもちょっとキツイです。
なので、出産時だけでなく、バレエにも大いに役立つストレッチだと思います。


①まず、仰向けに寝て両脚の膝を立てる。
②右脚を左脚の膝の上からからめ、右足首を左足首にさらにからめる。
③この状態で、右膝が床に着くまで、からめた両膝を左側へ倒す。
④手の平を床につけて、両腕を真横に伸ばし、顔を右に向ける。
⑤伸ばした腕の右肩が床に着くように、上半身をツイストしてキープ。
 息をフーッと吐きながら脇腹の伸びを意識する。
⑥これを左側も同じように行う。


右膝を左側の床につけながら、右肩を右側の床に着けるのは、
結構きつい体勢だと思います。
お腹をねじってしまいそうで怖いですが、
助産師さんのお話では、骨盤ごと動かしているので、
お腹がねじれているわけではないそうです。


また脇腹を十分に伸ばして、右肩を床につけますが、
逆に左側の体勢をやってみた時に、
左右のどちらかがやりやすい、やりにくいという身体の癖が分かるかと思います。
やりづらい方は特に集中してストレッチし、
左右対称にできるようにすると、骨格のゆがみが取れるそうです。


2番プリエでスクワット

股関節の柔軟性や骨盤底筋の強化によいとして、
妊婦体操にスクワットが紹介されていることが多いのですが、
先輩妊婦さんの中では、
陣痛が来たときにスクワットをやったらお産が進んだ、
というお話も聞きました。
スクワットは胎児を下げるのにも役立つ、ということなので、
ここはバレエっぽく、2番プリエでやってみることにしました。


①2番に立ち、両手をアラスゴンドにして姿勢よく立つ。
②そのまま2番のグランプリエまで下がり、内モモとお尻を引き締めながら戻る。
 これを10回繰り返す。


腕の位置はどこでもいいと思いますが、
私は背中と腕の筋力もつけておきたいので、アラスゴンドにしてみました。
伸び上った時、お尻と膣を締めて、骨盤底筋にも働きかけます。


1番ポーズで骨盤底筋を強化!

出産時に引き伸ばされる部位で、
その柔軟性と筋力で出産を促すという役目を持つ骨盤底筋ですが、
やはりうまくコントロールできることが重要なようですね。
骨盤底筋の筋力とコントロール力があれば、
産後の尿モレなどの心配もなくなるようなので、ぜひとも鍛えておきたいと思いました。


よく紹介されている、あぐらをかきながら、または椅子に座りながら、
お尻と膣を引き上げる、という方法や、
寝た状態で膝を立て、そのまま腰を持ち上げてキープする方法などありますが、
バレエチックにマスターするには、やはり立ってやりたいところです。


普段からお尻を引き締め、お腹を引き上げるポーズをするバレエでは、
すでに骨盤底筋強化のエクササイズをしているともいえますが、
今回は、膣の引き締めも意識してやってみることにしました。
一番力が入るのは、私の場合1番ポジションだったので、
1番ポジションでやってみることにします。


①1番に立ち、両手をアンバーにして上半身はリラックス。
②そのままお尻と膣を引き締めて10秒キープ。
③引き締めることと、緩めることを交互に5回繰り返す。


上半身をゆるめて、下半身に力を入れるタンデュ・エクササイズ

分娩時、助産師さんから、
「肩の力を抜いて、下半身を踏ん張りなさい」と言われるようですが、
それが皆さん、結構大変なことだとおっしゃいます。
そういう全身の筋力の使い方に慣れていないと、高度な技だとは思いますが、
でもこれって、バレエの基本姿勢と同じなんですよね。


バレエはいつだって肩の力を抜いて、下半身は踏ん張っています。
それでも、意識しておかないと、もしかしたら出産時にはパニックになって、
全身ガチガチになってしまうかもしれません。


ということで、上半身には全く力を入れずに、
下半身だけがっちり力を入れる練習を考えてみました。
簡単なタンデュのバー・エクササイズです。


実はこれ、妊娠してからすぐに始めたものですが、
当初は贅肉でお尻が大きくならないよう、
太モモが太くならないように考案したものでしたが、
妊娠7ヶ月の現在、お尻にも太モモにもかなり効いているので、
下半身の肥満防止にもよいように思います。


①両手をバーに置き、肩の力を抜きながら、1番に立つ。
②右足から横にタンデュして、フレックス、つま先を伸ばす、を10回繰り返す。
③右足を後ろにタンデュして、フレックス、つま先を伸ばす、を10回繰り返す。


これを左足も同じように行いますが、
タンデュは横と後ろだけでいいと思います。
前をやってみても、あまり下半身に力が入るポーズにならないので、
バランスが取りにくい横と後ろが下半身には効くと思います。


バレエ音楽で呼吸法をマスター

出産時に不可欠だといわれる呼吸法ですが、これもまた流派がいろいろありますね。
私の産院では特別な呼吸法を指導しておらず、
しいていえば、深呼吸の練習をしておくと役に立つと言われました。


それは、3秒吸って10秒で吐く、というもので、
吐くことだけを意識していれば、息がなくなると同時に自然に吸うので、
とにかく、ろうそくの火が消えないくらいの細い息で、
吐くことを集中的に練習するのがいいそうなのです。


緊張して「ヒッ、ヒッ、フー」なんてやると、
息を吸いすぎて過呼吸になることもあるので、
とにかく吐く、ということを練習した方がよいようですね。
やってみたところ、胸式だとなんだか過呼吸になりそうなので、
リラックスできそうな複式呼吸でマスターすることにしました。


どんな練習法でもいいと思いますが、
やはりバレエチックに練習したい、ということで、
バレエ音楽に合わせて練習してみることにしました。


いろいろ研究してみたところ、
短い音楽で、さらにテンポの取りやすいもの、を考えると、
「くるみ割り人形」の「中国の踊り」の曲が、私にはちょうどよかったですね。


①最初に息を吸い込み、音楽と同時に息を細く吐き出す。
 1小節~3小節までの音楽を使って吐くと、大体12秒くらい。
②4小節の最後の1小節でゆっくり息を吸う。これで大体4秒くらい。


「中国の踊り」で試してみると、
曲が短いので、ちょうど4セットの呼吸ができます。


ただ、テンポがよすぎるので、
もっとゆったりとした曲がいい場合は、また違う曲を探すといいと思います。
バレエ音楽には、ゆったりとしていながら短い曲、というのがあまりないので、
ちょっと選択が難しいですが、小節ごとに区切ってやると、
呼吸法も簡単にマスターできそうです。



バレエと出産、なんてとてもかけ離れた存在のようですが、
身体の使い方には結構近いものがあるということが分かって、
日々、驚きの連続です。


バレエをやっていたことが、本当に安産につなげることができたらいいなと思います。
それを信じて、今から「出産力」を強化し、
本番のステージに余裕を持って上がれるよう、準備したいと思っています。


マタニティ版!おうちバレエ 

おうちでやるマタニティバレエを、
我が身を実験台に研究する今日この頃。


目的は、妊娠による激太りを抑えつつ、
さらにバレエを踊るための柔軟性と筋力をキープしながら、
なおかつ安全で健康的にお腹だけを成長させる、
というマタニティ・ボディを維持すること。


つまりは、妊娠したことでなるべく太らないようにして、
出産後はなるべく早くバレエに戻れるよう、
ちょっと特別なエクササイズをしておこう、という試みであります。


ですので、これからご紹介するマタニティ版おうちバレエは、
安産を目的にしたマタニティ・エクササイズとは違い、
バレエ初心者の妊婦の方には無理のある動きも含まれますので、
安産目的の方や、バレエ初心者の妊婦の方には
おすすめできない内容となっております。


これは、子供時代&大人クラスでバレエを習ってきた私が、
バレエで培った柔軟性と筋力を、
妊娠期間中に衰えないようにするために独自に考えたもので、
しかも実験中、研究中のエクササイズであります。

あくまでも参考として、読んでいただければと思います…。


■マタニティ版!おうちバレエ ~ストレッチの巻~

★まずは注意点

・すべらないように裸足になる
・脚・腰を冷やさない服装で。
・お腹をつぶさない、ねじらないことに注意。
・ゆっくりとした動きで、無理をしない。


●膝とつま先のストレッチ

床に座って脚を揃え、膝とつま先を伸ばす。
普通なら、ここで前屈をしたりしますが、
お腹をつぶすので、前屈はなし。
その代わり、つま先を伸ばしたり、フレックスにしたりして、
十分に柔軟しておく。


●開脚&横カンブレ

開脚は出産時にも役立つというので、
ここはめいいっぱい脚を開いておきます。

私の場合、妊娠してからは、1日経つと柔軟性がなくなってしまうので、
毎回、開脚には時間をかけないとMAXまで開いてくれません。
その後、いつもなら上半身を床に伏せるように柔軟しますが、
お腹をつぶすので、これはパス。
代わりに左右に上半身と腕を倒し(右に倒すときは左腕を伸ばす)、
耳は太ももにつけ、手はつま先を持てるところまで柔軟しておきます。


●スプリッツ

今まで行ってきたスプリッツそのままですが、
やってみると、意外にも脚とお腹の筋がつながっているのが分かるので、
お腹の中が引っ張られるような感じがする場合は、やらないほうがいいと思います。

これも、両足を前後に開いてお尻を床につけ、
その状態で完全に上半身が正面に向くと、お腹がねじれる感じがします。
その場合はお腹を後ろ足の方に向かせると、ねじれが取れますが、
危険を感じるようであれば、スプリッツ自体、パスした方がいいと思います。

私の場合は、柔軟性のある左足前のスプリッツは今までどおりに行い、
ちょっと股関節の硬い右足前のスプリッツはお腹を後ろ足の方に向かせて、
ねじらない形で柔軟しています。


●手で足を持ってのY字バランス

軸足がすべると危ないので、裸足になって、
さらに、お腹に力が入らないように気をつけながら、
手でかかとを持ち、脚を前から横には上げずに、
お腹を避けるようにして、そのまま横から上に上げます。

腹筋を使わなくても、お尻に力が入っていれば安定します。
実は、これで手を離してもキープできることが分かりましたが、
危険なので、手を離さずにストレッチだけすればいいと思います。

これで分かったことは、以前、スタジオの小学生で、
脚を耳の辺りまで上げてキープできる子が何人もいましたが、
その子たちのほとんどが、腹筋運動が1回もできなかったことが、
今、納得できました。
つまり、腹筋を使わなくても、横に脚を上げてキープすることはできるんですね。
お尻と内モモの筋力を使って、軸足つま先で重心を取っていれば、
脚を横に高く上げる場合は、キープできるということが分かりました。

妊娠したことで、極力腹筋を避けていたら、
こんなところで意外なコツをつかんでしまいました。


■バーレッスンの巻

★まずは注意点

・すべらないように、軸足は裸足で。
・お腹をつぶさない、ねじらない、反らせない。
・ルルベ、回転、ジャンプはしない。
・腹筋は使わず、お腹の引き上げは絶対にやらない。
・正確なアテール、重心、膝、つま先、お尻をしめることに重点を置く。


●プリエ

転ばないように、裸足で1番から5番までのプリエを一通り行います。
私の場合、ポール・ド・ブラをつけながら、
ドゥミ2回、グラン・プリエ1回ずつやっていますが、
ポール・ド・ブラは、前と後ろのカンブレはやらず、腕だけ動かして、
さらにお腹に負担を感じた時は、グラン・プリエもパスします。
深く沈んだ体勢から直立まで戻る動きは、結構お腹に負担がかかるので、
そういう時は、ドゥミ・プリエをゆっくりと正確に行います。


●タンデュ

タンデュも、前、横、後ろと今までどおり行います。
お腹の引き上げをやらない分、お尻をしめる力や、
脚を開く力、膝・つま先を伸ばす力が、いつも以上に働いて、
しなやかで力強いタンデュができるようになりました。

妊娠中ということで、お腹や身体の前面を開いているだけ、
お尻がとてもよくしまり、アンドゥオールもいつも以上に開いて、
脚全体が進化したような感じがします。
また、お腹に力を入れないようにしているので、
自然とつま先に力が入りやすく、つま先がよく伸びるようになりました。
急にタンデュが上手になったような気がします。


●ジュテ

ジュテも前・横・後ろとやり、最後には1番にして、
横だけを8×2回やっています。
調子のいい時は、いつもの速いペースでやっていますが、
ちょっと脚を空中に浮かせただけでも、タンデュと違って、
お腹に力が入ってしまうんですよね。
なので、お腹に力が入らないように足は低く上げ、
調子の悪い日は、スピードも遅めにしてゆっくりやります。

このジュテで分かったことは、
お腹が大きくなると、真後ろに脚を上げる、という動作が結構危険で、
つまり、お腹をねじることになるので、
あまり真後ろに上げようと意識しないで、
緩めの角度で後ろに上げた方がいいかと思います。

それでもお腹が引っ張られる場合は、
手をアラスゴンドに上げずに腰に置いたり、
脚を上げずにタンデュにしておくなど、
甘めの練習でいいと思います。


●ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テール

これも、前から後ろへを3回、プリエを入れて1回のセットを、
後ろから前へも行い、その後は軽くフォンデュ。
フォンデュがお腹に負担の場合は、つま先を上げずに床につけてやります。

ここでも後ろに脚を回したり、上げたりすると、お腹がねじれるので、
あまりきっちりと後ろに入れようとせずに、緩めに入れればいいと思います。
最後に、私はパッセ・アンオーバランスをやっていますが、
片足立ちはグラグラするので、危険な場合はバランスはしない方がいいと思います。


●フラッペ

床をかかとで打ち鳴らすような動作は、
お腹に響くのでよくないと思いますが、
振動を作らずにゆっくりとやれば、ジュテみたいにできます。
ですが、この動きも、知らずにお腹を引き上げようとするので、
お腹に力が入ってしまう場合は、パスした方がいいと思います。

私の場合は、お腹に力を入れないように注意して、
膝から下の動きに意識して、ゆっくりとやっています。


●デベロッペ

パッセから脚を伸ばすデベロッペを前・横・後ろとやりますが、
脚を低く上げてもお腹に負担がある場合は、つま先を床につけて伸ばします。
パッセから脚を伸ばす、という動きを忘れないためにやっているようなものなので、
脚を高く上げることはしません。

これも、後ろに脚を上げるアラベスクは、お腹をねじらないように気をつけ、
きつい場合は、アラベスクはやらないようにします。


●両足かかと上げ50回

ルルベは危険なのでやるべきではありませんが、
妊娠前にやっていたこの練習も、
妊娠6ヶ月の私の身体でもまだできそうなので、
様子を見ながら続けています。

私の場合は、両手バーで裸足の1番になり、
ゆっくり10回かかとを上げます。
この時、お腹に力は入れず、
お尻と、ふくらはぎ、足の指の筋力を意識してやります。
これで問題がなければ、20×2回をやります。


ここまでが、脚の筋力を重点的にキープするためのエクササイズです。
お腹に力を入れられないので、
自然とお尻、脚、膝、つま先に力が入り、
現在でも、脚の太さ、筋力、柔軟性は妊娠前と変わりありません。

あとは、気になるところといえば、二の腕と背中です。
ここにも贅肉をつけたくないので、
最後に、腕と背中の筋トレをしておきます。


●両腕と背中のストレッチ

両手を後ろに回して組み、腕をピンと張った状態で背中を伸ばし、
さらにその腕を上に上げるようにして、背中をストレッチ。
お腹を張らずに、胸を張るようにすると、負担がかからないと思います。


●二の腕、背中の筋トレ

両腕を後ろに伸ばし、背中を少し反らすように伸ばして、
両腕をなるべく上に上げるように筋力を使ったまま、1分間キープ。
筋トレといっても、白鳥のポーズのように、
手先まで美しく伸ばしてポーズをします。
足は、1番にしてお尻をしめておくと、身体の背面全体の筋トレにもなります。

これは、妊娠前にやっていた、
床にうつぶせた状態から90度上半身を反り上げて、
両腕を後ろに回してキープする、というエクササイズを上半身だけやる感じです。
腕を後ろに上げておくと、二の腕と、背中の筋力を使うので、
妊娠中は背筋の柔軟や筋トレができない分、
これくらいのエクササイズでも、結構身体に効いている感じです。

私の場合、今のところ、二の腕と背中の筋肉は落ちていないようで、
余計な贅肉もまだついていないようです。


●ポール・ド・ブラ

センターレッスンができないので、最後に上半身の筋力が衰えないように、
ポール・ド・ブラだけを行っています。

右足5番、クロワゼのポーズから、両腕をアンバーからアンナヴァン、
アンオーと持っていき、そこから片腕だけアンナヴァン、アラスゴンド、
もう片方も同じ動作をし、アラスゴンドからアンバーへ。

こういう一連の動きをいろいろ組み合わせて3種類くらい行った後、
アンオーで10秒間、エカルテで10秒間、アラスゴンドで10秒間、
第1アラベスクの腕の形で10秒間、第4アラベスクの腕の形で10秒間など、
様々なポーズで10秒間キープします。

バレエのレッスンから離れると、意外に腕を上に上げたり、
横にキープすることがきつくなってくるので、
こうしてポーズを10秒間とって、キープ力を保持しておきます。
上半身だけ動かしていますが、
5番でバランスを取るのが結構大変なので、足とお尻の筋力もばっちり使います。
これで、一連のエクササイズは終わりです。


以上が、現在の私の身体でも無理なくできるもので、
しかも、柔軟と筋力キープに効くレベルのレッスンです。

レッスンの後は、すぐに30分から1時間くらいのウォーキングに出かけます。
ここで有酸素運動をして、脂肪を燃やし、気分のリフレッシュも行います。


今回ご紹介したレッスンは、まだまだ実験段階ですので、
身体の変化に伴って、レッスン内容も変更させていこうと思います。

また何か、良さそうなエクササイズを見つけましたら、
その効果とともに、ご紹介していきたいと思います。



マタニティバレエ 

バレエの世界も日々進化していますが、
いまいち進化の歩みが遅い分野もありますね。


バレエはプロもアマチュアも女性がとても多いのに、
妊娠している時期は、
皆さんどのようにバレエと付き合っているのでしょうか。


マタニティエクササイズは、ヨガや水泳、エアロビクスなど、
世の中に沢山あるのですが、
マタニティバレエというのは、まだまだ講座も少なくて、
しっかりと確立されてはいないようですね。


実は、私、現在5ヶ月のマタニティ中でございまして、
スタジオのレッスンに通うのはやめにしている最中であります。


それで、マタニティバレエ、という講座があれば受けたいところなのですが、
あまりメジャーにやっているものではないようですし、
そうかといって、スタジオに通って妊婦として参加するのは、
自分もまわりの人も大変なこともあるかな、と思い、
その手段は選ばなかったのですね。


というのも、今回が初めての妊娠でして、
しかも、年齢が高齢ゾーンに入っているものですから、
あまり無理をしたくないのです。


妊娠初期は、やはり体調がよくなくて、
安静にしている日が多かったのですが、
1ヶ月くらい前から体調が戻ってきたので、
これは、と思い立って、再びおうちバレエに励むことにしました。


でも、これから出産までは、普通のバレエはできないと思うので、
マタニティバレエとしてのおうちバレエを
やってみようかと思っています。


期間限定ですが、今しか研究できないことなので、
ちょっと、自分の体と向き合って、
どんな練習がいいのか、それで身体にはどんな変化があったのかなど、
確認しながら、練習法を編み出したいと思っています。


そもそも、子どもの頃からバレエをやってきた私にとって、
妊娠はとても恐怖の体験に思えてなりませんでした。
それは、太ってしまったり、体型が変わってしまったりして、
もうバレエを踊れる身体には戻れないのではないか、という恐怖心です。


でも、プロの方でも、普通に出産して、
また元通りの身体に戻して、バレエを続けている方も沢山いらっしゃるし、
そんなに恐れることではなかったのですが、
やはり、実母が出産してからずっと肥満体だったことを考えると、
人一倍、私も気をつけなければ、バレエに戻れない身体になってしまうぞ、と
戒める気持ちになってしまうんですね。


それで、私としてのテーマをひとつ決めました。
それは、
出産をするためのエクササイズとしてのバレエ」
ではなくて、
「踊る筋力と技術をキープして、太らないためのバレエ」
を目指すことに。


一般的なマタニティエクササイズというのは、
出産をするための、安産に導くための体作りとして、
普通のスポーツではない別メニューとして、
講座を設けて行っていると思います。


でも、私がやりたいのは、
妊娠生活によってバレエの筋力と技術が衰えないために、鍛え続けるバレエ
というものなのです。


なので、ほかのエクササイズと違って、
バレエ初心者の妊婦の方が、手始めにやっていい運動ではないかもしれません。
でも、私としてはなんとか筋力や柔軟性、技術をキープしつつ、
激太りすることなく、
脚や上半身に肉をつけずに、お腹だけ大きくしたい、
というもくろみで、バレエを続けたいのです。


さてはて、成功するのか、否か…。


というわけで、早速研究です!
数年前に出たバレエ雑誌を読み漁り、
マタニティ関係の記事をいくつか見つけてきましたよ。
読んでみると、
バレエ経験者の医師やインストラクター、助産婦さんたちが考える
いろいろな注意事項やメリットなどが出てきました。


妊婦に進められない運動や動き

うつ伏せの姿勢、勢いをつけたねじり、ジャンプ、バランス、
お尻やかかとをドンとつく、お腹に衝撃を与えるような動作、
瞬発力が必要な動作、振動が強く伝わる動作など。
 ↓
つまり、バレエのパに置き換えると、
前カンブレ、後ろに反るカンブレ、
ルルベ、アラベスク、グランバットマン、
アレグロ全般、ピルエット
などを控えた方がいい、ということですね。


お腹が張ってきたらやめること
 ↓
これは、バレエに限ったことではないですが、
やはり無理は禁物、ということですね。


(経験者を前提に)妊婦が続けてもいいバレエのレッスン方法

1回60分以内、週2・3回。
レオタードは避け、ゆったりとした服装。
水分を十分に取る。
子宮収縮を促す可能性のある「お腹の引き上げ」はやらない。
 ↓
おうちバレエでは、30分くらいの柔軟とバーしかやらないことにして、
バレエでは必須の「お腹を引き上げる」という動作もやらないことに決めました。


妊娠中に行うバレエのメリット

運動をすることによって、身体の調子を整える。
股関節の柔軟性やインナーマッスルの強さが、安産を導く。
クラシック音楽が胎教にもなる。
マタニティブルーの予防に役立つ。
 ↓
ほかに、
「日頃からのバレエ生活によって、妊娠中も体重コントロールが上手」
というバレエ経験者ならではのメリットもあるようですね。
胎児も、生まれる前からバレエに親しむことで、
心身ともに健康的になれるような気がします。


というわけで、次回は、
私が実際にやっている、
おうちバレエのマタニティ版レッスン内容をご紹介します。


今のところ、このおうちバレエで、
筋力低下や、極度の体重増加を抑えつつ、
じんわりとお腹の中を育てています。


なんとかお腹だけを大きくして、
あまり体型を崩さずに妊娠期間を乗り越えたいと、切に願いつつ、
おうちバレエの研究&レッスンに励んでいます…。



つま先の役割を改めて考える、の巻 

バレエにとってつま先は、とっても重要なポイントですよね。
舞踊としてのバレエを最も象徴しているのが、
このつま先を伸ばすという足の形と、つま先立ちのポアント。
だから、バレエでは常につま先が伸びていないといけない、というわけです。


なので、相当訓練しないと伸びそうにない
外反母趾と偏平足の足を、
なんとかきれいなつま先にするべく、
様々な独自の訓練を試してきました。


例えば、
①家具の下の隙間に指先だけ突っ込んで、ひざを伸ばして座り、
 甲が出るような形でつま先を伸ばし、
 さらに前屈をしてひざ裏を伸ばす、というストレッチ。
 
だったり、

②片足重心で立ったまま、もう片方の足のつま先部分を床に押し付け、
 つま先が湾曲するようにあらゆる方向に曲げてみる、というストレッチ。

などなど、
毎日タンジュを始める前に、こういうつま先のストレッチをやらないと、
つま先を急に伸ばすと足指や足裏がつってしまうのです。


そういうわけで、つま先を気にしながら、
おうちバレエをやっているうちに、
ある日、ふと、気づいたんです。


バレエにとって、つま先って、
伸ばすだけじゃないんじゃない?って…。


よくよく考えてみると、
確かに、バレエではつま先の強化がとても重要なのですが、
その役割は、決して伸ばすだけではないんですよね。


多分、つま先を伸ばす、ということと、同じくらいに重要なのは、

「つま先で重心を取る」

ということではないでしょうか。


これって、本当にバレエならではの動作、特徴だと思うのですが、
だからこそ、バレエの経験が浅いと、
なかなかマスターするのが難しいことなのだと思います。


だって、普段の日常生活でも、つま先重心の生活なんて送っていませんしね。
だいたい、かかと重心で、「休め」の姿勢をとってしまいます。
北海道の人は、雪道で転ばないために、つま先重心で雪道を歩くらしいですが、
そういう特別な場合以外は、重心は足全体か、かかとにかかってしまいがちです。


でも、最近思うのは、
つま先重心にしていると、特に横にタンジュした時、
軸足もタンジュの足も、両方とも足がより外に開くような感じがして、
お尻をしめる力も入りやすいし、
タンジュのつま先も、より伸ばしやすい気がするんです。


軸足の方もつま先に力が集まっているので、
タンジュのつま先もそれに呼応して、
力が入れやすくなるんでしょうか。


逆に、つま先重心にしていないと、
特に横のタンジュでは、伸ばした脚をしまう時、
軸足の長さと、タンジュの脚の長さが変わってしまって、
タンジュの脚の膝をズルして曲げないと、
5番にしまえない、という悲劇が起こります。


もしかしたら、アンドゥオールをより完璧にマスターするにも、
つま先をより完璧に伸ばすにも、
膝を曲げずに動作足を出し入れするにも、
軸足をつま先重心にしないと、できないことなのかもしれません。


試しに、後ろタンジュもやってみましたが、
やはり、軸足のつま先に重心が置かれていないと、
軸足のアンドゥオールも弱くなるし、
逆につま先重心がしっかりできていると、お尻も自然にしまるので、
後ろタンジュの足もアンドゥオールに開くようになって、
軸足かかとの真後ろに、きれいにタンジュが伸ばせるようになりました。


でも、まだまだ…、
つま先の役割はこれだけではないのです。


バレエにはルルベという指先立ちもあるわけですが、
完全に指先で立たないまでも、
タンジュの過程に現れる、アテールからつま先を伸ばす途中の

「指先をすべらせる」

という重要な形があります。


私にとって、これがつま先重心よりも、
つま先を伸ばすことや、ポアントをマスターすることよりも、
何よりも難しいことのように感じています。


アテールも、つま先を伸ばすことも、
分かりやすいので訓練しやすいのですが、
アテールからつま先を伸ばすまでの過程を、ゆっくりやってみても、
膝を伸ばしたまま指先を床から離さずに移動させ、
ついには床への接地面をつま先1点に引き渡すように、
指腹を上げる、ということが、何度やっても難しいのです。


これは、横のタンジュが一番やりやすいのですが、
それでも行きはよいよい、帰りは体中の力が入ってしまって、
足を引き寄せて5番にしまうのが本当に大変。


これを前タンジュ、後ろタンジュもやってみると、さらに難しく、
それこそ重心をつま先にとっていないと、
タンジュのつま先を指だけ折って床に接地する、ということも、
膝を曲げずにアテールにしまうこともできません。


スタジオの先生に教わったことですが、
ロンドゥ・ジャンブ・アテールの時、
前タンジュから足を半円に描くつま先が、
まるで筆のように柔らかくしなりながら、
甲の後についていくように見える動きになることが、
理想だと言っていました。


つまり、足も手のように、柔らかく使えるように、
パーツごとの柔軟性と、動きの美しさをマスターするのが、
本当のバレリーナの足、ということなのだと思います。


つま先は、

「支える」 「なめらかに見せる」 「美しく伸ばす」

という役割があるということに気づきましたが、
それは、

「縁の下の力持ち」 「つなぎの技術者」 「美しい表現者」

の3役が、一人の人の身体の中に備わっているということなのだと思います。


さすが、つま先の舞踊だけあって、
つま先ひとつとっても、これまた奥深い…。


また研究材料が増えてしまいました。



変な癖を直すのだ! 

スタジオの先生によく注意されること、というのは、
根本的な間違いや、技術的に弱いところ、
甘いところを指摘されることも多いですが、
それ以外にも、よく注意されることがあります。


それは、その人だけが持っている、「変な癖」。


多分、当人は気づいていないことなのでしょう。
または「何か人と違う」、くらいの自覚症状があるか、
あるいは、毎回注意されるが直せない、直し方が分からない、
というような理由で、先生の目に留まるのだと思われます。


とにかく、スタジオの先生は、
「癖のないバレエが、一番美しい。」
とおっしゃいます。


それは、「芸術の範囲内」とみなされる「個性」や「表現」は除いて、
変に感情が高ぶったり、人一倍目立とうとしたりして、
本来の動作より大げさに手足を動かしたりするような、
オーバーな表現も、「変な癖」に入るようです。


確かに、スタジオにいると、
他の人の癖というのは、よく見えるし、
先生が注意するように直ればきれいになるのに、と思ったりもします。


例えば、注意されていることというのは、

●アラスゴンドにした時の腕の肘が落ちている。

●グラン・ジュテでジャンプする時の両腕のポールドブラを、
 放り投げるようにして伸ばしている。

●ピルエットの時、先に軸足を立ててから、遅れてパッセをする。

●ピルエットを回る準備をするアンナヴァンの腕を、
 一瞬身体の中心よりも内側に入れ込み、回転に勢いをつけようとする。

●ピケターンの時、激しく顔を振り向かせる勢いで身体を回転させている。

●大きく表現しようとオーバーに胸を張りすぎて、
 アラスゴンドの腕が開きすぎている。
などなど…。


技術的にマスターしきれなくてできないものは仕方ないとしても、
直し方が分からないまま、自己流に見よう見まねでやり通したり、
感情の高まりのままに大げさに表現して、
おかしなポーズになってしまっている場合は、
やはり早急に直したいものです。


それには、やはり、
「自分のポーズが人とは何か違う」
ということに、いち早く気づかないといけないですね。


この自覚症状がないと、多分直らないし、
自分はおかしくない、と思ってやっていたら、
そのうち先生から注意もしてもらえなくなるかもしれません。


私の場合も、先生にいろいろ注意されてきました。
それは毎回の課題にもなっているのですが、例えば、
●ピケの時に限ってパッセの位置が低い。

●ルルベでパッセする時、一発で立てない場合に軸足を
 トントンとバウンドしてバランスを取ろうとする。

●ピケ・アラベスクをして軸足プリエで下りる時、
 軸足のかかとをずらして、次の方向へすぐに向かおうとする。

●細かいパドブレで移動する時、片手アンオーは定位置だが、
 もう片方のアラスゴンドの腕が上に上がりすぎている。


直ったものもありますが、癖は焦ったりするとすぐに復活するので、
いつも気をつけて、意識をしながらパに取り組もうとしています。


そこで、おうちバレエでは、
こういった変な癖を根本から直そうということで、
新たな試みを始めました。


やはり、身体的な構造が元になって現れる癖があるならば、
まずはそこを重点的に直していこうということで、
足の稼動域を広げる訓練などをより綿密に行うことにしました。


●ピケの時など、パッセの位置が低くなってしまう。
  ↓
■原因
 股関節の柔軟さと、足を引き上げる瞬発力、そしてそれをキープする力が弱い。
  ↓
★改善策
まずは、アテールで立ったまま、
片足を曲げて膝を胸につけるように持ち上げて腕で抱き、
股関節とお尻の筋肉を柔軟にする。
そして、5番から前パッセ、後ろパッセを交互に俊敏に上げて、
一瞬止まってキープ。
慣れてきたら、軸足ルルベで俊敏なパッセを作ってみる。
また、ピケで回る瞬間の形をアテールのままパッセして練習。
パッセを上げた時の体重移動と、バランス感覚を身体全身で形状記憶!


●ピケ・アラベスクからのプリエの軸足を、かかとでずらしてしまう。
  ↓
■原因
 アラベスクでのプリエのバランスが甘く、軸足のアンドゥオールの力も弱い。
  ↓
★改善策
軸足をしっかり開いたまま、ゆっくりと動作足をタンジュして、
軸足の開きと足の裏のバランス力を強化。
その後、両手バーでアラベスクして、そのままプリエのポーズを取って形状記憶。
感覚をつかんだら、軸足ルルベからのプリエを何度も練習。
慣れてきたら、センターで左右に方向変換しながら、
右にピケ・アラベスク&プリエ、左にピケ・アラベスク&プリエ、
という風に軸足をずらさずに方向変換できるように練習する。


●パドブレの時の腕の位置が上がってしまう。
  ↓
■原因
 パドブレの進む方向や、アンオーに上げた手の方に目線が行き、
もう片方の腕に意識が行っていない。
  ↓
★改善策
鏡を見ながら正しい位置を確認。
上げた片腕につられて、もう片方の腕が上がらないように
肩を下げることを意識する。
そして、その形を形状記憶!


これらは、パッと考え付いた改善策なので、
実際にやってみないとどれだけの効果があるのか分かりません。
でも、こうやって考えてみると、
改善策の要というものが、なんかはっきりとしてきましたね。


つまり、それは、
「正しい形を形状記憶」すること!


もう、身体に叩き込んで、
瞬時にその形を再現できるようにすればいいのです!


なので、繰り返し練習する、地道な訓練が必要ですね。


とにかく、早いところ癖を直して、
誰が見ても、目につくところ、鼻につくところのない、
正しく美しいバレエを表現できるように、
日々研究&精進していきたいと思います。



新年!~それはプレパレーション 

2011年! また新しい年がやってきました。
お正月休みはあっけなく終わってしまいましたが、
年の始まりというのは、やはりドキドキしますね。


ドキドキというのは、今年は、いったいどんな年になるのかなー、
なんていう期待感ですが、
この何かが始まる時のドキドキ感というのは、バレエにも似たような瞬間がありますね。


嫌なドキドキ感ではなくて、高揚を感じるドキドキ。
もしかしたら、踊りでも、練習のアンシェヌマンでも、
私が、最もテンションが上がってしまう瞬間…。



そう、それは、プレパレーション!です。



プレパレーションって、私、すごく好きなんですよね。
自分でやる場合も、人のを見る場合も、
両方楽しめる魅力があります。


プレパレーションは、
踊る前の「準備」のポーズなわけですが、
こういうのがちゃんと手前に用意されているところが、
さすがバレエ、エレガントな芸術です!


他のダンスにも、バレエみたいに美しいプレパレーションって、
あるんでしょうかね。
あまり見たことがないのですが…。


さて、プレパレーションのポーズといっても、
スムーズに踊りに入るためのものなので、
フィニッシュの時の「キメ!」のポーズとは違うんですよね。


踊りの前のポーズなので、
これからいったい何が始まるの?というワクワク感や、
どんな回転をしようとしてるの?というドキドキ感が、
そのポーズから漂ってくるわけです。


レッスンでは、グランワルツの時のプレパレーションが、
大人にも子供にも人気がありました。


右足後ろタンデュで、両腕を斜め下45度にふわっと下ろしたポーズで立ち、
タンデュの右足をプリエして、左足前タンデュのポーズへと体重移動。
その動作と連動するように、両腕を斜め下45度からアンナバン、
右腕を斜め上45度の高さ、左腕をアラスゴンドくらいの高さまで
アロンジェのように流す。


このプレパレーションを、踊り始める音楽の手前までに行う時、
誰もが、楽しそうに、生き生きとポーズを作っているように見えます。


何か、ここには特別な時間が流れるようで、
経験者は自信を持って、上手な生徒さんは時には得意げに、
アンシェヌマンがおぼつかない人でもここだけは張り切って、
皆さん、躍動的に動作するんですよね。


私も、後ろタンデュで順番を待っている時は、とても緊張しているのですが、
いざ順番が来て、プレパレーションを行う時は、
堂々と晴れやかに動作するのが気持ちよくて、
それさえきれいにできてしまうと、
そこから続くアンシェヌマンも堂々とトライできるような気がします。


なので、プレパレーションも気を抜かずに、美しくまとめたいので、
これだけを練習する、というのもいいことだと思います。


練習のポイントとしては、
・待っているポーズも、正しいポーズで美しく。
・体重移動はぶれないように、一発でキメる。
・踊る前のポーズは足元が目立つので、アンドゥオールもきれいに見せる。
・つま先や膝もしっかり伸ばす。
・手の動きはなめらかに、軽やかに。
・顔の向き、目線もはっきりとつけて。
・背筋を伸ばして気品よく。
・体重移動からのポーズの転換は、決して張り切りすぎず、
 大げさにならない程度に気持ちを抑えて。


など、いろいろ浮かびますが、
プレパレーションが美しく決まると、
自分も、見ている人も期待度が高まると思うので、
ここは、堂々と動作を魅せればいいのだと思います。


他にも、ドキドキのプレパレーションがあります。
例えば、ピルエットの直前の4番プリエのプレパレーション。
私の通っていた教室では、
トンベ・パドブレとセットになったピルエットをしていたので、
トンベからプレパレーションという感じですが、
これもドキドキする特別な時間が流れますね。


自分でも「軸足に気をつけて、よし、回るぞ!」という感じですが、
プロのダンサーの踊りを見ても、この瞬間は見ものです。


男性も女性も、それまで入り込んでいた役柄から、ふと我に返ったように、
一瞬、素に戻る瞬間。
役柄ではなく、ダンサーその人の真剣な眼差しが見られる瞬間ですね。
これが、なんとも緊張感があるんです。
そこには、ダンサーの強い決意も感じるし、
その時だけ現れる、独特の強い眼差しに心を射られる感じで、
一緒に息を呑む、不思議な瞬間です。


プレパレーションというのは、踊りの準備だけでなく、
ものすごく惹きつけられる魅力があります。


その踊りの世界観を一瞬で作るものでもあるし、
観客の注目と期待を一気に集めるものだし、
いろいろな効果がありますね。


またピルエットとは違って、ピケ・ターンのプレパレーションは、
もう少しラフな雰囲気が漂っているような気がします。
「今から回ります!」というのではなくて、
「今から、そっちに行くよ!」という方向を示す役目もしているので、
ポーズの中にハツラツとした横顔が見えて、
緊張感よりも高揚感がありますね。
自分でポーズをしていても、かけっこ前の「よーい」みたいで、
「ドン!」の直前の最も興奮する一瞬です。


いろいろとプレパレーションにも種類がありますが、
先生が考えたプレパレーションの中でも好きなものがあります。


ファイイ&アッサンブレを繰り返す練習をしたのですが、
その時のプレパレーションが、
クロワゼで右足前5番のポーズから、プリエしてシュッス。
両腕はアンバーから、シュッスと同時に斜め下45度に軽くアロンジェする、
というかわいいポーズがありました。



プレパレーション…。
これも考えたり、思い返してみると、奥が深いですね。
踊りの準備のためと、魅せるため。
両方が成り立っていないといけないようですね。


今年の初めは、このプレパレーションから、
ちょっと研究をしてみたいと思います。



上半身だけバリエーション ~ポール・ド・ブラの練習~ 

毎日、気楽に気軽に続けている、おうちバレエ。


もう、新居でのバーレッスンにも慣れましたが、
おうちだけに、やはり難点というものがありますね。


それは、飛んだり跳ねたり回ったりの
センターレッスンができないこと。


小さい動作で、音も振動も起こらない
タンデュやピルエットくらいならできるのですが、
グランジュテや、ピケターン、アレグロなどは、
部屋が狭くて下階にも人が住む集合住宅では、
ちょっと難しいのです。


なので、大きい動作を練習したい場合は、
上半身しか動かすことができません。


そこで、センターレッスンを上半身だけ練習しようと、
スタジオで習ったグランワルツをおさらいしてみたりしたのですが、
どうせなら、音楽とお手本があった方がいいと思い、
女性バリエーションを集めたビデオを見ながら練習してみたんです。


これが、思いのほか楽しくて!
ビデオを次々流してしまって、ちょっと止まらなくなってしまいました。


単純に、プロが踊るバリエーションを上半身だけまねするだけなのですが、
本当にプロと同じように踊っているような気分になって、とっても楽しいのです。


下半身は物理的にまねできないばかりか、
技術的にも高度すぎてまねできないので、
せめて上半身だけでもまねしようと思ってやってみたのですが、
上半身だけでも、バリエーションって結構ハードなんですよね。


単なるまねごとのつもりでしたが、
これって結構、ポール・ド・ブラの練習にもなるのでは?
ということにも気づいてしまいました。


そういえば、スタジオの大人クラスで、よく耳にしたことがあります。
大人からバレエを始めた人には、
ポール・ド・ブラに自信がない、という人が結構多くいるということ。


レッスンでは、足のポジションやステップについてじっくり練習しますが、
ポール・ド・ブラだけは見よう見まね、という場合が多いですよね。


なので、腕の形や顔の向きなど、
どういう形が正しくて、どこを直せば美しくなるのか分からない、
と言う意見をよく聞きます。


子供のクラスであれば、
ポール・ド・ブラだけに時間をさいて教えてくれることもあるでしょうし、
クラスには上級者もいて、
見よう見まねでも、いいお手本がいつもそばにいる環境です。


一方、大人のクラスには、
プロ級に上手な生徒さんがどこにでもいるわけではないですし、
大人は、足のステップやパの順番を覚えるのに必死ですから、
ポール・ド・ブラまで気が回らなかったり、
クラスでそれだけをじっくり練習することもあまりありません。


練習するとしたら、
ひどい場合だけ先生に注意されて、
それを各自が確認する、という程度のものでしょうか。


とはいえ、みんなが憧れるバレエの優雅な動き、というのは、
上半身を美しく見せるポール・ド・ブラなんですよね。


バレエを習ってみようと思った時、
足のステップや高度な回転技まではマスターできそうにないけれど、
私にもちょっとまねできそうかなあ、
と思うのが、ポール・ド・ブラの動きではなかったでしょうか。


よくよく考えてみたら、
ポール・ド・ブラって、バレエの優雅さを特徴づけているものですし、
足のステップ同様に、本当は徹底した練習が必要なはずなんですよね。


私の場合、大人のクラスではほとんど経験ないのですが、
子供の頃のスタジオでは、
ポール・ド・ブラだけを練習する時間が、毎回20分くらいありました。


クロワゼ5番に立ち、腕と顔、目線だけを動かす練習なのですが、
斜めや正面など、身体の向きを変えながら、
さまざまな腕の形、顔の角度、美しい手の動作などを練習した覚えがあります。
8つの方向など、この練習で身体にしみこんだような気がします。


一応、現在でも覚えてはいますが、
大人クラスでも、時々こういう練習やりたいなあ、って思ったりします。


なので、とりあえず、今はおうちバレエで練習ですね。
お手本はプロのダンサーの動きをまねすることにして、
バリエーションの振り付けをマスターすることで、
ポール・ド・ブラの練習にすることにしました。


でも実際、やってみると、いろいろな発見がありますね。


腕の上げる角度や顔の位置、その時の目線、
腕を下ろす時の弧の描き方とスピード、きびきびした早い動きの時のキレのよさ、
回転時の腕の位置、ジャンプの時の引き上げた上半身や腕の形など。


上半身だけでも、バレエの動きをマスターするのは難しいです。


どのバリエーションの振り付けが、お手本としてふさわしいかは分かりませんが、
腕の形や動作がはっきり目視できるものがよさそうですね。


小道具を持たず、民族的な振り付けが入っていない踊りの方が、
バレエの基本がよく見えますね。


でも、やはり練習するなら、
自分が踊ってみたいもの、音楽や振り付けが好きなもの、というのが一番ですね。
踊ってみて気持ちがいい、というのが練習には重要だと思います。


私が憧れる踊りは、キャラクター色の強い踊りが多いのですが、
あえてそういう踊りではないものを選ぶとすると、
まねして気持ちがよかったものは、

グラン・パ・クラシック
チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
パキータ
オーロラのバリエーション

そして、バリエーションではないですが、
音楽が好きなので、金平糖と王子のパ・ド・ドゥ、などです。


上半身だけまねするだけでも、
立派にバリエーションをマスターした気になりますね。


下半身の動きは高度な技術が入るので、一生踊れそうにないものばかりですが、
上半身だけなら、大人でもきっと全てのバリエーションをマスターすることが可能でしょう。


そう考えると、なんだか夢が広がりますね。
急に楽しくなってきましたよ!


下半身はとりあえずエアということで、置いておくことにして…。
上半身だけバリエーションをマスター。


これからのおうちバレエのセンターレッスンは、これですね。
早速、練習メニューに入れたいと思います…。


もっと5番に入れるべし! 

少しずつ寒くなってきましたね。


気温が下がると、身体のあちこちがギシギシしてくるので、
おうちバレエも冬バージョン!


ということで、最近では、
レッスンではもう着ないような着古したウォームアップや、
レッグウォーマーを身につけて、
足腰を温めつつ、練習に励んでいます。


こう冷えてくると、あの真夏の猛暑が懐かしいくらいですが…。


あの暑さのおかげもあるのでしょうかね。
お尻の贅肉がちょっと減ったようで、
以前よりも、5番の足が気持ちよく入るようになりました。


多分、毎日の筋トレも効いているのかしら?


毎回、バーレッスンの後にやっている、
うつ伏せの飛行機ポーズの効果でしょうか、
背筋とお尻の辺りが締まってきたように感じます。


お尻の筋肉が使えるようになってくると、
5番の足の出し入れもスムーズになってきました。


それにしても、この基本の5番ができるようになるまで、
結構、時間がかかるものですね。


最初は、3番くらいにしかできなかった足を、
どうにかアンドゥオールして、5番の足に開くまで、
私の場合、何年もかかりました。


バレエの美しさと、
バレエのスタイルを象徴する5番ポジションですが、
マスターするには、結構難しいものだと思います。


でも、バレエシューズでアテールの5番ができたところで、
それだけでは、「バレエの5番」を完全マスターしたことにはならないようですね。


というのも、以前、通っていたスタジオに、
元プロの男性の先生がいらしたのですが、
その先生が、


「バレエシューズでの5番と、トウシューズでの5番は違う」


と奥深いことをおっしゃっていました。


これは、トウシューズをはいてみれば分かることですが、
トウシューズのつま先には硬い部分が入っているので、
その分、実際のつま先よりも長くなります。


なので、バレエシューズの感覚で5番にすると、
トウシューズでは、両足のつま先が、
両方のかかとからはみ出してしまって、
3番みたいな形なってしまうんですよね。


ですから、トウシューズの場合は、
よりクロスしてかかとを入れ込まないと、
正確な5番にならないわけです。


これって、結構、盲点じゃないですか?


トウシューズをはいたからって、
5番について、そんなふうに、
特別な注意を受けたことがなかったので、
私にとっては目から鱗でした。


女の先生にはそういう指導を受けたことがないので、
女性のパートナーとして踊る、
男性ダンサーならではの目線のような気がしました。


つまり、基本に忠実なだけでなく、
見かけにも気を配って、
より美しく見えるように、
研究したり、修正したりするべき、
ということなのだと思います。


先日、NHKで再放送されている、
吉田都さんの「スーパーバレエレッスン」でも、
同じような指導がありました。


眠り3幕のオーロラのバリエーションのレッスンで、
一番最初の振りのところ。


片足パッセ→プリエ→片足パッセ→5番ルルベ


のところで、
5番ルルベは、エファッセになるので、
そういう時は、より足をクロスして5番に入れ込まないと、
エファッセの足が、隙間が開いているように見える、
ということでした。


確かに、クロワゼよりも、エファッセの方が、
客席に向かって身体が開いているので、
5番ルルベはよりクロスに入れ込まないと、
きれいな5番のポジションには見えません。


やっぱり、基本に忠実にやっているだけではダメなんですね。
見え方も考えて、5番が甘く見えるようなら、
さらにクロスに入れ込む、
ということをしていかないと…。


バレエシューズでも、5番がもっとクロスに入るように
さらにアンドゥオールして深い5番ができるようにしておくことが、
理想なんですね。


基本ポジションを、
もっと追求して、
さらに訓練していかないといけないようです。


バレエは、「基本」1つをとっても、奥深い…。


さらに精進して、
頑張りたいと思います…。


リハビリ・バレエ ~裸足の季節~ 

ようやく秋らしい気候となってきました。
バレエのレッスンも心地よい季節です。


散歩していても、秋は気持ちがいいですね、空が高くて。
なんだか、ルルベをしてみても、
いつもより高く立っているような気がしてきます。


さて、最近のバレエですが、いろいろ変化が出てきましたよ!
まず、足全体の形が変わってきました。
これも毎日のおうちバレエのおかげかと思いますが、
やはり、毎日しつこくリハビリのようにやっていると、
骨の形も少しずつ変わってくるものなのでしょうね。


特に去年と比べて激変したと思うのが、足の甲です。
ルルベをした時に随分と甲が出てくるなあ、と思っていたら、
アテールで立っている時でも、甲の骨が盛り上がって出っぱっていました。


恐るべし、人間の骨!
恐るべし、人間の進化の早さ!
そして、恐るべし、カルシウムの蓄積!


こうなると、ルルベも急に安定してきますね。
片足ルルベのバランスもよくなり、
ポアントで立っても、爪先立ちの形がきれいになってきました。


プロのバレリーナの足って、
ものすごく訓練されていて、それはそれは人間離れした形をしているので、
素人には、どうにもこうにもそうにもいかない、と諦めていたのですが、
もしかしたら、案外近づけるかも、と思ったのが、
こんな「リハビリ的訓練」です。


つまり、プロの足が人間離れしているのではなくて、
「あれが本来の私の足なのよ!」と、
自分自身にプロ級の足ありきの設定で、思い込むわけです。
で、その本来の私の足を取り戻すべく、
リハビリのようにバレエの訓練をするわけです。


それこそリハビリのようにじわじわと、しつこく、根気よく…。
それが、「リハビリ・バレエ」です。


こんなことで、足は変化するのか、と思うのですが、
私個人の実験としては、1年くらいで骨の形が変わってきますね。


なので、おうちバレエでは、
ここ半年ぐらいはずっと、「リハビリ・バレエ」がメインとなっています。


その方法の1つが、“裸足”です。


最初のプリエは、両足とも裸足、
その後、タンデュ以降のバーレッスンでは、
軸足だけ裸足、動作足はシューズを履いて行います。


以前は、両足ともシューズを履いて、
足裏に水をつけて滑らないようにして、普通にやっていました。
でも、せっかくのおうちバレエ。
つまり、密かにストイックに行う個人の訓練なのです。
なので、やはりレッスンではできないことをしようと思い直して、
裸足でレッスンをすることを試みることにしました。


裸足になると、やはり足裏が滑らないので、
きちっとアンデオールを保ちながら立てるという効果があります。
さらに、普段はシューズの中でちょっと窮屈にしてる足の指を、
思う存分使うことができたり、
また、アテールやルルベの軸足の形を
裸足からはっきりと確認できるので、とてもいいのです。


これが「リハビリ・バレエ」の重要なポイントですね、
骨の形をじかに見る、骨を自由に動かすということ。


さらに、裸足でやると、レッスンではごまかして立っていたり、
いい加減にスルーしてやっていたことが、
おうちでは全然やりこなすことができなかったりするので、
今の自分の現状を厳しく把握しつつ、
基礎を正確にマスターすることができるようになると思います。


んー、ちょっと厳しめなので、
「まじめな人」、もしくは「マジな人」向けでしょうかね。
ごまかす自分に「渇!」なんですから。


でも、裸足で立つことで、
ほかにもいろいろな変化が出てくるんです。
足だけでなく、なんだか膝も伸びてくるようになるんですね。
足や足指の状態が安定してくると、
膝を伸ばした方が、より安定すると勝手に足が学ぶのでしょうか。
結構、自動的に膝が伸びるように連動するんですよね。
不思議な現象ですが、とってもいい傾向です。


足指も使えるようになってきたので、
つま先もかなり伸びるようになってきました。
甲が出てくると、その甲の湾曲に合わせて、
つま先も伸びるようになるのですね。


骨の形が変わると、変な力も取れて、
バーレッスンも随分とラクに…。


今度は体のどの辺りに変化が出てくるのでしょうか。
暗示にかけられ、変化しようとするけなげな自分の足もいとおしいのですが、
ほかの部位の変化も体験してみたいものです。


リハビリ・バレエ、
今後もちょっと結果が楽しみです…。


夏の二の腕対策! ~ポールドブラ&筋トレ~ 

猛烈な暑さで始まった今年の夏ですが、
我が家では、まだ一度もエアコンを使っていません。


それは、まだまだ夏の初め、これからもっと暑くなるから…、と思って、
梅雨明けと同時に襲ってきた最初の猛暑を耐えてみたら、
翌日あたりの1度くらい下がった暑さでは、
肌が「暖かい」と感じるぐらいの反応となり、
身体が完全に暑さに慣れてしまった最近では、
汗もかかなくなってしまったんですよね。


なんでだろう。
昔、灼熱の砂漠地帯を旅したことがあったからかな。
40度くらいの気温だと、すぐに身体が慣れちゃうようで…。


学生の頃は、38度の猛暑日に、冷房も扇風機もない部屋で、
普通にドライヤーをかけて髪の毛をセットしていた覚えもあります。


耐熱性に優れた身体、ということでしょうかね。
夏は経済的ではありますが、
暑いさなかでも、おうちバレエをしないと、
吹き出るような気持ちよい汗がかけなくなってしまいました。


なので、猛暑の日でも、元気ハツラツおうちバレエ!
ということで、バーレッスンも筋トレも、
最近は長めのメニューでじっくり練習です。


さらに、夏といえば、腕ですよ!
二の腕スッキリ対策も開始!


って、ちょっと、もう遅いですか?
いや、まだまだ間に合うと思いたい!
効果的なことを毎日やれば…、多分、きっと…ね。


そんなわけで、ちょっぴりハードに、
二の腕対策のポールドブラ、始めました。


ポールドブラは、子供の頃にも、
結構、集中して練習させられた記憶があります。
センターで5番ポジションに立ち、
両腕の動きと顔をつける練習を、
20分くらいみっちり続けるんです。


これをやると、腕や手先のきれいな動かし方を学べるし、
顔も自然につくようになります。
さらに、大人の場合は、二の腕を細くする効果もあるかと思われます。


早速、当時の練習メニューを再現してみることにしました。


まずは5番ポジション、両腕アンバーで立ちます。


①両腕アンバーからゆっくりとアンナバンへ上げる。

②アンナバンからゆっくりとアンオーへ上げる。

③左腕はアンオーのままにして、右腕だけアンナバンへ下ろす。

④右腕アンナバンをアラスゴンドへ開く。

⑤左腕アンオーをアンナバンへ下ろす。

⑥左腕アンナバンをアラスゴンドへ開く。

⑦両腕アラスゴンドをゆっくりとアンバーへ下ろす。

再び5番、アンバーのポーズで正面を見る。


これが最も簡単な基本の動き。
これを、たとえば、

①→両腕をアラスゴンドに開く→右腕をアラスゴンドからアンオーへ
→左腕をアラスゴンドからアンオーへ→両腕アンオーからアンナバン→⑦

のように、自由にアレンジしていきます。


腕の動きは全て呼吸が見えるように、
肘から指先をなめらかに使い、
顔も指先を追うようにはっきりつけて練習します。


さらに、身体の向きも、
クロワゼ、アンファスと変えてみると、
顔の動きも違ってくるのでパターンが増えますね。


いろいろなパターンを自由気ままにやっていますが、
鏡の前でやると、上達も早いと思います。


でも、ポールドブラだけではなんだか足りませんね。
そこで、筋トレでも二の腕に効果があるものを発見しましたよ!


床に伏せて、そこから飛行機の形に背筋を反る運動ですが、
反った背中と連動して、両腕も翼のように後ろに伸ばします。


背筋同様に、後ろへ伸ばした両腕も、結構きつい状態になりますが、
二の腕を絞って上に上げるような形になるので、
二の腕の後ろの部分にもかなり効果があるような気がします。


最近、調子に乗って、この運動を30秒×2回にしていたところを、
1分間×1回にしているのですが、
二の腕が少しずつすっきりしてきたような…。


二の腕が細いと、アンオーも長く美しく見える気がするので、
ちょっと今年は集中して頑張ってみようかな。


ホント上半身だけでも華奢な身体に近づきたいものですね…。
なんて、
夏の間に間に合うのか、自分!
もっと頑張れ、自分!
ちょっとは痩せてくれ、自分!


とまあ、自分にエールを送りつつ、
なんとかこの暑い夏を楽しく乗り切りたいと思います…。




男目線のバレエ-その1  魅惑の○○○をgetせよ! 

毎日、毎日雨続きですねぇ~。
でも、梅雨が明けたら、今年も暑い夏がやってきます。
夏といえば、発表会。
早速バレエ友だちから、夏休みに行う発表会のご招待が舞い込んできています。


そういえば、2年前に出た発表会の練習の時のこと。
ゲストに呼ばれた某バレエ団の男性ダンサーの方が、
1日だけレッスン講師をなさったのですが、
その時にとても印象深いことをおっしゃっていました。


「皆さん、プロの男性ダンサーは、
女性ダンサーのどこを見て、女性の魅力を感じていると思いますか?」


センターレッスン最初のタンデュの練習の時、
その先生は、突然そんな興味深い質問を投げかけました。
生徒は皆ちょっと考え込み、
それぞれに、脚、つま先、肩、胸、背中、表情、手先などと答えましたが、
正解は、思いも寄らぬ意外なところでした。



「僕の場合は、後頭部。
女性ダンサーのすっと直立する後頭部を見ると、とても女性的な色気を感じます。」



後頭部って、
つまり、首筋からシニヨンを結っている辺りの、
自分では見えないところのこと…?


その先生がおっしゃるには、
きちっとした姿勢の上に伸びた細く長い首と直立した後頭部は、
どんなに美しく磨かれた他の身体の部位よりも、
女性的な魅力と色気を感じる、そうなんです。


後頭部は、本人が見えない部分だからこそ、
鍛錬したバレエの基本的な姿勢の正確さが見える部分であり、
またその人の感性や品格などが無意識に現れてしまう部分でもある、
ということなのでしょうか。


「男性ダンサーが感じる」というお題だったので、
てっきり女性的なボディのパーツが魅力の部位として上がるかと思いきや、
プロの男性ダンサーというのは、目の付け所が違いますね。


確かに、言われて見れば、女性目線で見ても、
すっと直立した女性の後頭部は品や色気を感じます。
それはたとえ中学生や小学生であっても、
美しいスタイルを持った後頭部には品の良い色気を感じてしまいますね。
逆に、色気を充分に出せる成人女性であっても、
首や後頭部のスタイルが悪いと、
やはり匂い立つような色気ある後ろ姿、という具合には映りません。



うーん…、恐るべし後頭部!



つまり、バレエはどんな時でも、
後ろから見られていることも意識しないといけない、ということですね。
背後から見ても美しい後ろ姿。
特に後頭部で女性の品や色気を表現できるというなら、
これは、バレエ以外の場でも活用できるということではないでしょうか?


たとえば、座っているだけでも後頭部は見えますから、
オフィスや公共の場で着席している時など、後頭部を意識して座ってみる。
特別にバレエで鍛えた美しい後頭部ですから、きっと万人の目を引くことでしょう。


また、信号待ちをしている時や、電車の中でも後頭部に意識を注入!
立っている時も、歩いている時も、スーパーで買い物をしている時も、
背筋を伸ばすだけでなく、首や後頭部を立てることも忘れない心意気で生活してみる。
そのすっと立った後頭部を維持したまま、なにげに背後を振り返ってみれば、
世にも美しい見事な見返り美人の出現に、人々の目は釘付けになることでしょう。


たかが後頭部、されど後頭部!
侮るなかれ、後頭部の威力を!


というわけで、2年前に聞いたこの先生の話、
当時は、「へぇ~!」と唸ったものですが、
そんなありがたい教えのお言葉も、時を経るままにすっかり忘れ…。


しかし、あらためて思い出してみると、
バレエ以外の場面でも役に立つ、非常にためになるお話でした。


ということで、今日のおうちバレエは、
特別に髪をアップにして、
後頭部に気を取られつつ、背後の空気感を気にしつつ、
いつものレッスンに励みたいと思います。


この夏は、
目指せ、魅惑の後頭部!
目指せ、見返り美人! です…。



老若男男に学ぶ ~美脚・美尻へのヒント~ 

それは、先日大きな郵便局で、
順番待ちをしていた時のこと。

いくつも並ぶ窓口に、
番号を呼ばれたお客さんたちが、1人ずつ後ろ姿で立っていました。
私はそんな光景を、
後方のソファに座りながら、ふと眺めておりました。

偶然にも、窓口に立っているお客さんたちは全員男性。
しかも、その時ばかりは老いも若きも、皆ジーンズをはいていたのです。

普段なら、それほど気にならない光景ですが…。

その日の私は、男性たちの後ろ姿を見て、
思わず、ピン!と来てしまったのです。



「もしかして…、脚の形が、その人のお尻の形と大きさを決めてる…?!」



ジーンズをはく男性の後ろ姿って、とっても好きなんですよね。
センスはもちろんのこと、その人のライフスタイルや人生観までも見えてきそうな、
そんな「男を語る」素敵な後ろ姿の一つだと思うんですよね。


とはいっても、そこは郵便局。
男前な後ろ姿ばかりが見られるとは限りません。
それはそうですよね、都会じゃなくて地元の郵便局だし…。
なので、自ずと脚やお尻の形に目がいってしまったのです。


そう、男性にもいろいろあるんですよね。
脚とお尻の特徴やら違いが!


そこには、ジーンズの種類やデザインの違いというものは関係なく、
その人の生活習慣や性格などによって作り上げられたであろう、
個性的な脚とお尻の形がジーンズ越しに見えたのです。
脚の形も、その上に乗ったお尻も、さらには上半身も!
どうやら脚の形とお尻には、因果関係が深くあるように見受けました。


例えば、推定年齢40代前半の中年男性。
ダボダボした緩めのジーンズをはいていましたが、
ジーンズの膝の布地が出っ張っていたので、
その人は立っていても膝が前に出ているタイプの人のようでした。
窓口に立っている時も、膝裏はピンと伸びない脚の形です。
膝が伸びないので、お尻への緊張感も普段からあまりないのでは、と推測。
だから、お尻も大きくて、後ろに突き出した形に見えます。
上半身も姿勢が悪く、全体的に小太りな感じ。
そんな体全体のスタイルや立ち方の癖も、もしかしたら脚の形に原因があるのかな、
と思われるような例でした。


一方、推定年齢20代後半の男性。
細めのブーツカットのジーンズで、一目でスタイルがいいのが分かる人でした。
ジーンズをまるで新品同様に、ほとんど脚の癖によるシワをつけずにはきこなしている状態。
スリムな男性で、「休め」の姿勢をとる軸足の膝がピンと伸びていて、
膝裏が反り返るほど真っ直ぐな脚であることが、ジーンズ越しに伺えました。
立っている時は、膝を常に伸ばしている姿勢がこの人には楽な姿勢なのでしょう。
だからか、お尻もしまるため、お尻は小さくできていて、
伸ばした軸足のバランスにいいように、上半身の背筋も常に伸びているのです。
その人は、窓口にかがむ時も、背筋を丸めることなく伸ばして前傾していました。


そうです。バレエでいう前カンブレです。
4番ポジションのような縦方向の「休め」の姿勢をとり、
窓口の職員に向かって、前カンブレで説明を受ける男性。
日常にバレエを取り入れると、こうなるのか、
とあらためて気づかされるような、素晴らしい脚とお尻と前カンブレでした。


他にも、内股で立つ癖のある男性で、
女性のように肉付きのよいお尻だった人や、
O脚で立っている男性は幅のあるお尻だったりなど、
いろいろな脚とお尻が確認できました。


語っていますが、今回は全部男性です…。
が、これって女性にも参考になるヒントが多くあるような気がするんですよね。
特にバレエをやっている女性には。


つまり、こういうことです。
背骨を垂直に伸ばすには、お尻がしまっていないと伸ばせないし、
お尻をしめるには、脚を外脚にして、真っ直ぐに立たないとしまりません。


その「真っ直ぐに立つ」、というのが膝を伸ばすことだというのは、
誰もが分かっていることだと思いますが、
バレエの理想的なボディラインを獲得するには、
レッスンの時だけ膝を伸ばしていればいいということではない、ということが、
なんだか実証されたような気がします。


普段から、それこそ郵便局の窓口に立っているような時も、
膝を伸ばしてお尻に緊張感を持って立ち、
背筋にもその緊張感が伝わっているような、筋肉質な姿勢でいること。


日常生活でもナチュラルにこういう姿勢を保てたら、
バレエに役立つだけでなく、
見た目も若く美しく見えるに違いありません。


もう一度、自分自身の普段の立ち方や、脚の形、姿勢など、
鏡でチェックした方がよさそうですね。


というわけで、今日からおうちバレエも、
できるだけ軸足の膝を伸ばすように、意識していくことにしました。


X脚なので、膝が伸びきるといつもよりバランスが変わり、
簡単なパでさえグラグラするのが大変ですが。


なんとか努力して、美脚、美尻を目指します…。





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