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熊川流回転の秘密。上下に生まれる「微差の力」で回るべし! 

今年は冬のオリンピックもあり、先月は日本開催の世界フィギュアもあって、
年の初めから先月まで、日本はフィギュアスケートで湧きましたね。


フィギュアの世界ではジャンプの回転数が勝負のカギとなっていますが、
本当にすごいスピードで回転するので、感心してしまいます。


バレエでも、フィギュアスケートのジャンプのように、
男性も回転をつけたジャンプをしますが、
女性の場合は、回転といえばピルエットなので、
私もピルエットの回転数を何とか上げようと、そのコツを研究中でした。


そんな中、最近、といっても昨年末ですが、
テレビの番組で熊川哲也さんが、回転についてお話ししていて、
とても興味深いことをおっしゃっていました。


それは12月30日にテレビ東京で放映された
『ソチへの挑戦者たち 高橋大輔×熊川哲也』
という番組の中でのことでした。


高橋選手の筋肉が硬いという話になり、そこから熊川さんは、


「(高橋選手は)音感もあるし、踊り上手だから、
上半身と下半身の微妙なこう…」



と言って、両手の指を少し曲げて、
それぞれの手をコップのような形にして上下に向かい合わせ、
大きな瓶のふたを開け閉めするような、両手の手首をねじるような動きをして見せ、
人間の上半身と下半身の動きの微妙なずれを表現しながら話を続けます。


「微差っていう、この動きって、
必ず上半身と下半身って、一緒にやっちゃうと、もう何もできないんで。
上半身が動いて、それに下半身がつく、下半身が動いて、上半身がつく、って、
こういう動きがうまいヤツは、何やってもうまいよね。」



「ゴルフだって、野球のスウィングだってそうでしょ。たぶん、こういう。
ダンスも全部そうだし。それが自然と身についているから…。」



これは高橋選手が、身体に柔軟性がなくても、
上半身と下半身の連動した動きが卓越しているので、
フィギュアスケートの4回転ジャンプも決められる、
という結論につながる話でしたが、
熊川さんが早口で説明するので、
あっという間に流れて行ってしまいました。
でも、録画を見直して、なんとか理解できました。


この熊川さんの持論は、私にはハッとするような内容でした。
やはり、バレエの先生の指導だけでなく、
その道の天才の意見にも耳を傾け、
高度な技術をどうやってこなしているのか、
追求して研究するべきだなと思いました。


小さい頃に習った先生も、今現在習っている先生も、
ピルエットの指導の時は、
首だけはつけて、身体とは動きを別にするが、
上半身と下半身は一体化していないといけない、
つまり、一本の棒のようになって回らないといけない、
という風に教わってきました。


でも、熊川さんは、回転の時は、
上半身と下半身に、微妙に「微差」をつけて回っている、
そうやって微差を利用している人が能力が高い、
という風に番組ではおっしゃっています。


たまたまフィギュアスケートの回転の話題の時に出た話だったので、
熊川さんもバレエのジャンプの時の回転の仕方として説明したのかもしれません。


ですが、以前にも、熊川さんがピルエットの回り方について、
これと同じように上半身と下半身をずらして回る方法を
指導している風景を見たことがあるのです。


それは確か、Kバレエを取材したテレビ番組だったと思いますが、
熊川さんが主役を踊る宮尾俊太郎さんに直接指導しているシーンがあり、
ピルエットの振り付けをチェックしているところのようでした。


この時、画面ではナレーションが流れていて、
熊川さんの声はナレーションにかぶって、遠く小さくしか聞こえませんでしたが、
すでに一流のダンサーとして認知されている宮尾さんに向かって、
どうしてそんな回り方をしているのかと、
とても基本的なことを教えているようでした。


よく聞いてみると、
上半身と下半身が揃っているから回れない、というようなことを指摘し、
はっきりと、回転は「ねじるから回れる」、とおっしゃっていました。


熊川さん的には、上半身と下半身を揃えてコンパクトにしていても、
それが回る動力にはならない、ということらしく、
ピルエットというものは、上半身と下半身をねじることで回れるもので、
そうするから複数回、安定して回れるものだ、という感覚をお持ちのようなのです。


とはいえ、熊川さんのピルエットを見ても、
ドリルのように早いですが、
目に見えるほどに上下でねじっているわけではないので、
たぶん自分にしか分からない程度の筋肉の動きのレベルで
上半身と下半身に微差をつけてねじっていて、
それが安定した回転を生み、さらに複数回れるようになっているのだと思います。


他のダンサーが、勢いをつけてピルエットし、
だんだんスピードが衰え、安定感を失う寸前で着地をするのに比べて、
熊川さんは、スピードを緩めないで8回回り、
最後の9回目で急ブレーキをかけて、
わざとゆっくり回って丁寧に着地する、ということができるんですよね。
これが見ごたえのある熊川流のピルエットなのです!


つまり、上半身と下半身の微妙なねじりが、
スピードを落とさない複数回のピルエットや、
自由自在にコントロールできる着地など、
こういうところに差が出るのでしょう。


確かに、上半身と下半身が揃っていると、
回り始めにつけた勢いが衰えるのと同時に、回転が止まってしまいます。


それを8回、9回とたくさん回るには、
最初の勢いに頼らずに、
筋肉のねじりの力でスピードを保つことがポイントなのでしょう。


熊川さんのピルエットは、他のダンサーと違って、
足の裏にエンジンがついているみたいに超人間業で、
好きなだけ回って、好きなタイミングで降りられるという、
自由自在に回転をコントロールしているイメージがあります。


それは理想のピルエットですが、
もしかしたら、バレエの基礎を忠実に学んで行ってもできる領域ではなくて、
天才だからこそ生み出された方法であり、可能にした領域であるのかもしれず、
元々あるバレエの技術領域を超えた、進化した別格の領域なのかもしれませんね。


これは高度な方法なのかもしれませんが、
ピルエットを研究する上では、大きなヒントになりました。


先日、私が通うバレエ教室の若手の先生が、
「ピルエットは2回までなら、顔をつけるだけで回れる」
と指導していました。


素人は、ダブルのピルエットとなると、
勢いと勇気が必要ですが、
本当に顔をつける力だけでも2回までなら回れるんですよね。


この時、なんとか回ろうと意識すると、
先に回ってくれる顔について行くべく上半身が先に回り、
後から下半身がついて行くように、
確かに腰のあたりに微差が起こって、ねじれる感覚がありました。


本当にちょっとのねじりですね。
これが回転の小さなポイントであり、
最大限に回転力を上げる大きな要因なのだと思います。


一つの身体の中に、先に行く身体と、後からついて行く身体があり、
どちらに自分の意識を置けばいいのか分からなくなりますが、
「先」と「後」の両方の身体に意識が乗って、
両方とも自在にコントロールできるようになったら、
ただの回転ではなく、
美しくまとめられた、表現力のある回転に見えることでしょう。


理屈では分かっていても、それを形にするのは難しいですね。
ピルエットは、本当に奥深くて、高度なパです。


ですが、回ってこそバレリーナ!
美しく見ごたえのあるピルエットを目指したいものです。



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「相反する筋肉の動き」 

おそとバレエを始めると、バレエのネタはたくさんたまっていきますが、
忙しい日々に、それを書き留める機会を逃しつつ、
あれよあれよとついに年が明けてしまいました。


人生、いつだって気持ちは「押し合いへし合い」ですね。


そんな「矛盾」が人生には多いものですが、
バレエにおいても、似たような「矛盾」があることを発見しましたよ。


といっても、精神論ではありません。
バレエで使う筋肉の動きです。


バレエの独特のポーズや美しさは、
ちょっと簡単には真似できないものですが、
その理由が、実はこういうところにあるような気がするのです。


それが「相反する筋肉の動き」


それは、バレエの基礎に潜んでいるものから、
ちょっとテクニックのいるポーズやパに潜んでいるものまで、いろいろありますが、
相反する方向に同時に筋力を使い、
バランスの均衡を保つ瞬間というものがあるのです。


バレエにおける筋力の「相反」とは、「外」と「内」。
「アン・ドゥオール」と「アン・ドゥダン」が同時に働いている状態です。


それが特にバレエ独特のポーズを作り出しているので、
これはきちっとマスターしなければ、と思いました。


私が気付いたものだけですが、
普段のレッスンに出てくるポーズやパに多く見られますね。
どこに相反する力がかかっているか、
意識しながら、正しい形に近づけたいと思います。



●ア・ラ・スゴンドの腕

二の腕は外側へ筋肉を回す
    ↑
   <相反>
    ↓
肘から手首までは内側へ筋肉を回す。

[留意点]
・バレエの基礎だが、バレエ初心者の人が真似するのがとても難しいポーズ。
・長い腕を吊っている背中の背筋力と脇腹の筋力が重要。
・大木の幹を抱えるように腕全体も前方に弧を描き、
肩から水が流れ落ちるように肩から指先まではなだらかに傾斜している。
・肘が下がりやすく、肩が上がりやすいので注意。


●アンオーの腕

手の甲は上へ伸びる。
    ↑
   <相反>
    ↓
肩は下へと下げる。

[留意点]
・鏡を見ないでやると、意外に両手先が離れたり、左右の手が揃っていなかったりと癖も出る。
・バランスを取るポーズにも使うので、
片足立ちやルルベなどをしてもバランスが取れるベストな形をマスターする。


●後ろパッセ

パッセのモモは外へ外へと開く。
    ↑
   <相反>
    ↓
膝下からつま先までは内側(軸足の裏)へと引き寄せる。

[留意点]
・前パッセと違い、膝下からつま先までを内側に引き寄せる力が必要。
・回転は、内回りではピケ・ターン、外回りではグラン・フェッテの時などに、後ろパッセが出現。
・内回りのピケ・ターンでは、つま先の引き付け力が回る原動力にもなる。
・外回りのグラン・フェッテでは、パッセのモモの開きが回る原動力に、
つま先の引き付け力が軸足ルルベを引き上げる力として手助けしている。


●アン・ドゥダンのピルエットの時の前パッセ

つま先、腕、身体全体が内回りの方向へ力を集める。
    ↑
   <相反>
    ↓
前パッセのモモと膝は開く力を外方向に向ける。

[留意点]
・パッセの膝が内側に流れて縦パッセになりかねない。
・つま先を軸足に巻き付けるように内側へ力を集めることで回転するので、
その巻き付け力と、内回りにルルベ回転できる軸足バランスが重要。


●シェネ

両足のつま先は進行方向に向かって外へと開く。
    ↑
   <相反>
    ↓
両脚全体の内側の筋肉は1番ポジションを保つべく、内側へと筋力を集める。

[留意点]
・回転には両足の細かな体重移動が必要。
・シェネの3歩目の振り返る瞬間が崩れやすいので、素早く顔を前に向ける。
・両脚内モモの引き付け力アップのために、タオルを内モモにはさんで落とさずに回転する練習も有効。
・外へ向かう力が弱いと、シェネが前に進まずにその場でグルグル回ってしまう。
・両脚の形が固定されて自由がないので、上半身も形を作ってコンパクトにまとめていないと、回れなかったり、進まなかったりする。


●タンデュの足

甲は外へ出す。
   ↑
  <相反>
   ↓
つま先と膝は内側へ入れる。

[留意点]
・甲を外に向け、つま先と膝を中に入れるように内側に力を働かせていると、
そのうち甲が出た足になってくる。
・お尻をしめて、かかとを開いてタンデュしないと、足の甲の形がきれいに出ない。




相反する筋肉の動きは、その力の均衡が難しいですね。
ポーズの正しい形を作る一瞬の力が、回転や進行の動力になっていたり、
バレエ独特の美しさを作っていたりするので、
何よりも正しい形を作ることができて、
その上でバランスがとれるようにしないといけないようです。


美しい形を保ちつつ、高度な踊りを華麗に舞うバレエは、
本当に奥が深いですね。




新たな女の習慣。たしなみとしての「おうちバレエ」 

めっきり暑さも収まり、秋めいてきましたね。
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋と言いますが、
秋を感じると、急に文化的なことをやりたくなってきます。


これは毎年不思議ですね。
習い事をしたくなったり、博物館や美術館に行きたくなったり、
本を読み漁りたくなったり、
夏よりも活動的になるんですよね。


今年の私は、英会話と、バイトと、映画鑑賞をしたい気持ちですが、
どこまでできるかわかりません。
とにかく子育てが忙しいので、
子連れでできる何かを習得したいです。


というわけで、子育て主婦が子連れでできる文化的なこと、
という欲求を満たすべく、
また親子バレエの講習会へ行ってきました。


今回も、参加ではなく、教える方です。
主婦の皆さん、意外にバレエがお気に入りのようで、
また一度お邪魔したことがある、市内の集会所に行って来ました。


今回は参加者は10名ほどで、
子連れのため、皆さん、時々抜けたり戻ったりしながらの参加でした。
内容は、前回と同じ流れで、
床に座ってのストレッチと柔軟体操をやり、
そして立った状態でのバーレッスン代わりの柔軟をやってから、
センターでメインのアンシェヌマンをやりました。


またポールドブラ中心の簡単な振り付けにしましたが、
2回目なので、体の向きと顔のつけ方、正しい足のポジションを丁寧にやりました。
今回は、前回やらなかったタンデュ、パドブレでの1回転、
パドブレでの方向変換、そしてパッセ・アンオーでのバランスと、
ちょっと進歩させました。


初めてバレエをやる人にとって、
それこそバレエの手つきを真似するだけでも難しく、
足さばきを微妙に進歩させようが、簡単にしようが、
全て難しく感じるので、
逆にどんなことを盛り込んでも、大雑把ながらもトライしてくれます。


その姿を見て思うことは、
バレエというのは、本来は手も足も、とても難しい動きで、
それを連動することなんて簡単にはできず、
さらにその美しさを保ちながら、リズムを取ってステップを踏んだり、
回ったり、バランスを取ったりして踊ることは、
本当に高度なことなんだということが、あらためて分かりました。


バレエをやり続けてきた私のような人間は、
スタジオにいるとあまり気づくことはありませんが、
バレエを踊れるというだけで、
それは高度な踊りが踊れる珍しい人間であり、
女性から憧れられる、羨ましがられるような特技を持つ、
とても幸せな人種なのです。


講習会で、特に人気だったのは、レヴェランスでした。
そこはやはり、日本人なんですね。
ご挨拶文化が発展しているニッポン国のママたちには、
挨拶を全身でエレガントに表現できるというのは、
心が洗われる、美しい瞬間なのだそうなんです。


特に、講習会では、左右、そして正面に向かって挨拶を行なうレヴェランスを、
アンシェヌマン風に振り付けてやったので、
とても気持ちがよかったのだと思います。


今回も、ママたちに喜ばれて、大成功で終わりました。


こういう講習会をやるときは、
素人ながらも、いや、素人だからこそ、たくさん準備をしなくてはいけません。
振付けを考え、曲を選び、それをたくさん練習し、
さらに流暢に説明できるように言葉も練習して、
質問にも対処できるように、自分でも謎な部分は詳しく調べておきます。


特に、初心者の人が理解しやすいように説明したことは、
なぜ体の向きを8つの方向に向けるのか、ということや、
なぜアンドゥオールにしたり、手や顔の向きが決まっているのか、などで、
分かりやすいように、
体や顔の向きをつけなかったときと、つけたときの違いを見てもらい、
何を感じるか、ということで実感してもらいました。


バレエ独特の立体的な表現や、
瞬時の動きでも人間の目は見えていて、しっかり捉えているということを実感してもらい、
何が美しいと感じるか、バレエ的な美学とは何なのか、
ということまで、理解してもらいました。


子育てママに、これが何に役立つかというと、
出産して、しばらく忘れていた
「美をまとうということ」
を、思い出して、取り戻すきっかけになるのです。


主婦の皆さんは、
正しい姿勢で背筋を伸ばして立つことも忘れてしまっているし、
自分を美しく見せる「角度」なんて、
忙しい日常生活では考えもしないことなので、
これがバレエで説明できて、納得してもらえるのは、
私も嬉しいことでした。


少なくとも、クロワゼのポーズが、
集合写真でひと際写真写りのいい姿勢で写れることに実践できるし、
ただ首をかしげるのではなく、覗き込むようにかしげたり、
ただ振り返るのではなく、背を反るように振り返ったりすると、
ちょっとした日常的な動きにもバレエ的な美を取り入れることができると思います。


バレエは、意外に、こういう人々のリフレッシュに効果があるということが分かりました。
今までは、バレエのレッスン = 舞台で踊ることを目指す、
ということだったのですが、
ダンサーになることが目的ではない、そんなバレエもあるのだということを学びました。


バレエのレッスンは、
時に女性らしさを取り戻したり、女性らしさを楽しんだり、
そういうリフレッシュやリラックス効果があり、さらには自己啓発にも役立つ、
日常的な文化になりうるものだと思いました。


単なる習い事ではない、生活に取り入れた日常的なバレエです。
つまり、それこそが理想的な「おうちバレエ」ということになりますね。


なので、私が今までやってきた、
「密かに自宅で特訓して、技術的に上達するための自主練習」
という意味だけしかもたなかった「おうちバレエ」を、
「女性が美しい人生をおくるための、女を磨く、女を表現する日々のエチケット」
としての精神的エクササイズを含め、
「たしなみ」としてのバレエを付加した、
新たな「おうちバレエ」にしていこうと思いました。


たとえば、流行りのグリーンスムージーを作って飲んだりするような、
今が旬のことをして、特別にきれいになろうとする意気込んだレベルの習慣ではなく、
それをもっと超越して、
毎日髪をとかしたり、化粧をしたりするような、
日常的だけど、家にいる時よりはちょっと美を意識したい、
そんなレベルの習慣にバレエを位置づけたい。


これがさらに進んで歯磨きやお風呂の習慣までレベルが進むと気負ってしまうので、
自分を美しく見せたいと思うときに役立つファッションアイテムくらいのレベルにあるのが、
理想ですね。


まさに、新たな女の習慣です。
「たしなみ」としての「おうちバレエ」を、
早速、自ら実践していきたいと思います。


なので、日々のレッスンも、ちょっと内容を変えようと思っています。
単なるバレエの技術を高めるだけの練習ではなく、
もっと日常的に使えるような美的表現を意識したレッスンを取り入れたいですね。


私なりに、バレエ美を感じる瞬間がいろいろあるのです。
日常的に感じる、女性の美しさの表現に特化したバレエ。
これもまた、研究のし甲斐がありそうですね。


今回の講習会で、とにかく実感したことは、
「人に教えると、自分が一番上手になる」
ということと、
「もっとバレエが理解できる」
ということでした。


これらも踏まえて、「おうちバレエ」をもっと進化させていこうと思います。
秋にやりたい文化的なこと。
それはやっぱり、「おうちバレエ」ですね!


「リラックスバレエ」という、新分野開拓! 

今年の夏は、暑いですね!
と、毎年同じセリフを言っていますが、
私個人としては、特に暑い、“熱い”夏を過ごしている様な気がします。


7月・8月は、私のバレエも熱い盛りでありました。
前回お伝えしたバレエの講習会ですが、
7月に1回、そして8月にもう1回行なってきました。


ここ何年も「おうちバレエ」で、
ニートにオタクに過ごしてきたバレエ生活ですが、
人さまの前に立つために「おそとバレエ」に通い始め、
そしてこの夏、発表会とは違う舞台として、人前に立つ機会を得ました。


とにかく、準備はかなりしましたね。
だって、人に指導するなんて初めてのことだし、
子育てママに教えるといっても、
中にはバリバリの経験者が混ざっているかもしれないし、
経験者でなくても、バリバリのバレエフリークが観覧しているかもしれないし…、
ということで、ドキドキの本番…。
プログラムもかなり練って挑みました。


場所は市役所の施設内にある、子育てセンターで、
就学前の親子が遊びに来る施設です。
職員の先生から、正式にオファーを頂き、
小さいながら、広報に宣伝もして頂いたので、
これはちゃんとやらないといけないと思いました。


こんな素人の私が人前にしゃしゃり出ていいのかと、
どこまでも戸惑うところですが、
プロとしての経験がなくても、
仕事であちこちに取材に行っているので、
見聞を広めたという別角度からの経験を武器にして、
バレエ上級者が来ても楽しめる内容にしようと工夫しました。


さて、本番の日は、平日の午前中です。
この日は、イヤイヤ期を迎えた娘を実母に預けて、1人で出向きました。
普段は「○○ちゃんママ」と呼ばれている私も、
「○○さん」と苗字で呼ばれ、控え室も用意されて、
照れるほどのゲスト扱いです。


控え室では、時間が来るまでストレッチ&本番の練習。
そしてイベントの時間の少し前に呼ばれ、
いよいよバレエ講習会が始まりました。


集まったのは15名くらいのママたちと、その子供たち。
子供たちは自由に遊んでよく、
参加するママたちはフロアに座ってもらい、
見学のママたちはソファ席で眺めていてもらいました。


まずは簡単な自己紹介をしましたが、
中には、ちょっと見たことがあるぞ、というリアクションを取るママがいたり、
私がはいている短いスエットの下からのぞく、
ピンクのタイツとバレエシューズに目が釘付けのママがいたりで、
いろんな目を見ながらの自己紹介にドキドキ!
いきなり息が上がって、緊張が高まりました。


ですが、先生たちのご要望どおりに、
まずはバレエのうんちくから始まります。
飽きられると困るので、ここはさらっと。


バレエって、スポーツではなくて芸術なんだよ、ということや、
用語はフランス語なんだということ。
ここで、フランス王朝では軍隊や王の付き人に、
バレエの要素を取り入れた華麗な立ち居振る舞いを身に付けさせていた、
などというような、取材で培った豆知識も取り入れつつ、
もしもの上級者に対しての満足度も上げていきました。
逆にトウシューズを見せて、初心者の興味とテンションもゲット!
なんとかバレエについての基礎知識をまとめて披露しました。


だいたいのところが分かったところで、
ジブリの音楽をかけながら、いよいよレッスンに入ります。
今日は、親子参加で、さらにジブリの音楽でバレエが出来る、
というのが目玉のふれこみでした。


まずは、「もののけ姫」の音楽をかけながら、
みんなでストレッチ。
ここは、バレエ以前の基本のストレッチにして、
とにかく怪我をしないように、
肩や首を回したり、アキレス腱を伸ばしたりしました。


次に「魔女の宅急便」の曲で、バーレッスンに代わる、
立っての柔軟体操を行ないました。
両手を腰に当てて、足は軽く2番に立ちます。
そして、ルルベの準備として、足指を折って甲を出すような体操と、
つま先を伸ばすタンデュを繰り返し、
2番プリエと両足ルルベを数回やって身体を慣らしました。


ほとんど体操のようなものですが、
動き方はバレエ的にきれいにまとめ、
参加者が、これは体操ではなくバレエなんだ、
と思えるようにしました。
こういうところで「おうちバレエ」の要素も含めておきました。


そしていよいよバレエの基本姿勢の指導です。
まずは手を腰に置き、足のポジションを1番から6番まで見せます。
私の1番のアンドゥオールを見て、
「おおー!」「やわらかーい!」という歓声を頂き、
今日は経験者は1人も来ていないことを確信!
変な気を回さなくていいとなると、
急に自信が湧いて、緊張が取れてきました。


お手本を見せたところで、
参加者には、よく使う1番、2番、5番をやってもらいました。
バレエではアンドゥオールが重要だということ、
この足の形をキープするには、
お尻を引っ込めて、お腹を引っ込めないとバランスが取れないということ、
さらに引き上げないと自由な動きができないということなどを、
実際に体験、体感してもらい、
アンドゥオール、引き締め、引き上げの3つをポイントとして、
バレエ的な立ち方をマスターしてもらいました。


そして今度は上半身をつくります。
まずは、アンオーをするとどうしても肩が上がってしまう初心者の方に効果のある、
肩の下げ方を伝授。
両手を後ろに向けて、両腕を横に広げます。
そして、息を吸い、吐きながら両手をゆっくり真上にひっくり返します。
これで、肩と肩甲骨が自然と下がるのですが、
私が見本を見せると、全員がマスターできました。


肩と腕のリラックスの形をマスターしたので、
最後はバレエの手です。
特徴のあるバレエの手は、
両手をキツネの形にする →キツネの口を開く →親指を中にしまう
という、子供の頃に習った通りに教えました。


これで、右足前の5番のポジション、
肩を下げ、バレエの手で形作ったアンバーの腕が出来上がりです。
そして最後の仕上げに、
「鎖骨の下に高価なダイヤモンドのネックレスをしていると思ってください。
これを遠くの人まで見えるように胸を少し上げてみてください。」
と言って、胸を張る感覚を教え、基本姿勢を完成させました。


さらにクロワゼに立ってもらい、
見栄えのよい、バレエっぽい立ち姿を伝授。
これを、幼稚園の集合写真で応用すると、
他のママよりも姿勢のよい美しいスタイルとなり、
写真映りがよくなることをつけ加えました。


今回は、初心者ばかりだったので、
バレエの基本姿勢を細かく分けて紹介し、
どれも日常生活に役立つこととリンクさせながら説明しました。


アンドゥオールはお尻を引き締め、内モモを使うのでダイエット効果がある。
お腹の引き締めは、インナーマッスルを鍛えるので、出産に役立つ。
上半身の引き上げは、美しい姿勢を作る。
8つの方向の知識と、クロワゼのスタイルは、写真写りをよくする、
など、一つひとつ日常生活とからめて、
一つも無視できないような特典情報を盛り込みながら
スタイルの作り方を覚えてもらいました。
これは、なかなか好評でした。


そしていよいよアンシェヌマンに入ります。
初回なので、足は5番の足にして、クロワゼに立ち、
ポール・ド・ブラを中心にした振り付けにしました。
方向も意識して、クロワゼに立っているので、
顔のつけ方も難しくなります。


そしてバレエと言えば、と想像した時に、
未経験の方たちが特に憧れるパやポーズを、
いくつか盛り込んでおきました。
例えば、細かい足の動きのパ・ド・ブレ。
アンオーの腕の形。
片足ルルベとパッセなど。
そして、初心者の方たちは、アテールでないとバランスが取れないので、
足は4番で前足プリエ、上半身は第4アラベスクの腕を組み合わせて、
ちょっとだけアラベスクチックな動きも取り入れてみました。


これを「君をのせて」のアダジオ曲で、ゆったり優雅に踊ってみます。
右足から始まる右バージョンを教えたら、
「バレエでは、先生は右しか教えないので、
左は瞬時に各自が考えて踊ります。」
ということを説明し、バレエでは頭を使うことも伝えました。
と言っても難しいので、今日は左バージョンもそのまま真似してもらって継続。


このアンシェヌマンは、経験者が見ると、
ちょっとうまく踊ろうと思うようなきれいなポーズを入れたので、
初心者には難しいものも入っていましたが、
ママたちが覚えてくると、ポール・ド・ブラは揃ってくるし、
見学者席からは拍手も起こり、
子供たちはママが褒められると喜んで駆け回りました。


参加者の皆さんも満足のようで、
アンシェヌマンはとても気に入ってもらえました。


最後は、レヴェランスを伝授。
グランプリエとカンブレの動きを組み合わせながら、
レッスンバージョン、舞台バージョンなどの
いろんなレヴェランスの動きを3種類ほど入れて、
終わりのストレッチにしました。


そして、鏡がないので、ずっと皆さんに背中を向けて見本の踊りを見せてきましたが、
最後は向き合って、教えたばかりのレヴェランスでご挨拶。
これで、講習会を終了にしました。


子供がいると、30分が限界なので、
これだけ盛りこんでも30分でまとめることができました。
ママたちも、初めて体験するバレエに感動してくれたので、
私も頑張った甲斐がありました。


ママに加えて、センターの先生たちも、全員仕事をストップして、
それぞれの場所でバレエを真似していたので、
それも珍しい光景でした。


のちに、市のホームページにも写真入りで紹介され、
私としても思い出深い経験となりました。


一度やると、こういうものは、また他の場所に呼ばれることになるようですね。
8月には、地域の集会所に呼ばれて教えてきました。
2回目は私も余裕が出てきたので、
1回目の反省点を考慮して、
バレエの説明は超短く、
うんちくは抜きにして、いきなりストレッチと柔軟をして、
楽しいアンシェヌマンを多めにやりました。


前回の講習会に出られなかった人から、
同じものをやりたいという希望があったので、
前回と同じアンシェヌマンをやり、
2回目は、さらにバランセステップなんかも教えてきました。
でも、エシャッペやシャンジュマンも知らない初心者の方には、
3拍子やバランセの足の動きは難しかったようです。


そして、2回目の参加ママたちは、とってもアットホームで、
バレエも憧れだから踊ってみたいけど、
その前にちゃんと見たことがないから見てみたい、という要望があり、
最後は、私1人がアンシェヌマンをソロで踊らされ、
ビデオ撮影までされてしまいました。


非常に恥かしかったのですが、
2回目もとても喜んでもらえました。


バレエ教室へ行けば、大人のクラスには、
バレエ経験の長い主婦がたくさんいて、
ママバレエの人口はとっても多いという感覚でいましたが、
一歩外に出ると、バレエを踊れる主婦なんてそうそういない、というイメージの方が多く、
どこへ行っても珍しがられて、重宝がられる、ということも意外でした。
とても喜ばれて、私もホッとしました。


いろいろな意見を聞きましたが、
やっぱり、私がバレエの素人で、子育てママだったのが逆によかったようです。
ママたちは、バレエ教室にはなかなか足を踏み込めないし、
料金が高そうだし、
バレエグッズを揃えるのもお金がかかるし、
子供と一緒ではレッスンを受けられないし、
というところで、バレエの世界へは二の足を踏むそうですが、
近所のママが子連れOKで無料で教えてくれる、となると、
急に興味が湧いてくるそうなのです。
バレエ教室に入る前のプレバレエとしては、
私のバレエ指導も重宝されるもののようですね。


私としても、自分が振付けたものを人さまが踊ってくれる、という
とても貴重な体験をさせていただいたので、
準備も本番も楽しい思いをし、いい思い出になりました。


今回、初めて講習会というものを行ってみて、
また「おうちバレエ」に続く、
新たなバレエの世界を開拓した気がします


それは「リラックスバレエ」とでも、名づければいいでしょうかね?
バレエを本格的に習うのではなく、
リラックス目的、バレエの雰囲気を味わうことだけを目的にした、
新しいジャンルのバレエです。


2回やってみただけですが、
レッスン方法も見えてきました。
つまり、バーレッスンがないので、
バーレッスン代わりの新たな運動が開発されるわけです。
今回は、手を腰に置いて、立って行なうバレエ体操ですね。
バーがないので、バランスが取れて転ばない方法としては、
やはり手は腰で、アテール&両足動作が中心になります。
これもどういうものが安全で、どういうものが身体にしっかり効くのか、
研究の余地が大いにあります。


そういうわけで、3回目があるのかどうかはわかりませんが、
これが続くと、プロが教えるのとは違う、
新たなバレエの分野を生み出せるような気がします。


「リラックスバレエ」。
市民講座としては、なかなかいい講座だと思いますね。
さて、今後はどうなることやら。


というわけで…、
いつ呼ばれてもいいように、
今日も「おうちバレエ」で、身体を鍛え、バレエを磨いておきます。


ついに「おうちバレエ講習会」開催&「おそとバレエ」開始! 

ずいぶん、ご無沙汰してしまいました。
その理由は、引越しです。
子連れで引越しをするというのは、とっても大変なことで…。
いまだに寝不足続きで、まだ家の中は完成ではありませんが、
春に新しい土地でスタートを切るのは、気持ちのいいものですね。


そんなこんなで忙しくしていたのですが、
春先は、以前から通っていた市の子育てセンターに出入りして、
子供と遊んだり、イベントに参加したりしていました。


そこで、なんと先月、そういう親子向けのイベントに、
参加者ではなく、主催者として企画を立ててもらえないか、
という依頼が、なぜか私の所に来たのです。


イベントに参加しているうちに、私が長年バレエをやっていることや、
バレエをやっていたことで、出産が超安産だったことなどが、職員に知られ、
これは「親子で習うバレエ入門編」みたいなイベントとして、
企画が成り立つと思われたようです。


そういうことなら、本当に人に教えているバレエの講師をどこかから連れてくればいいのに、
予算の問題もあるのか、
趣味程度で続けてきた私なんかでいい、
いや逆にそういう普通のママが講師に立つことに意味がある、みたいなことを言われて、
先生たちに押し切られ、
結局、自信がないながらも、引き受けることになってしまいました。


幼児ばかりの親子が相手なので、難しいことはできませんが、
最初なので、とりあえず、
「バレエについての基礎知識」
「バレエが身体や心に及ぼすメリット」
「実際にバレエを踊ってみる」
の3本立てで、イベントを行うことになりました。


1回だけのイベントなので、
参加した方たちがおうちでも真似できるよう、
「おうちバレエ」のプログラムも伝授したいと思っています。
ついに、家の中に秘めていた「おうちバレエ」が、日の当たる場所で紹介されます。
でも、初心者には難しいことも沢山あるので、
説明だけで終わってしまうかもしれませんが、
それだけでも、「おうちバレエ」をやってきた努力が報われるような気がしています。


そういうことで、説明の仕方も頭を使うところですが、
一番ドキドキなのが、実技のデモンストレーションです。
おうちバレエを続けていたとはいえ、スタジオにずいぶん通っていないし、
発表会にも当然出ていないので、人前でバレエをしばらく踊っていないんですよね。
これはかなり練習してからじゃないと、本番を迎えられない、と思いました。


そこで…、このタイミングですが、
ついに「おそとバレエ」も解禁となりました!


妊娠した頃からスタジオ・バレエには通えなくなっており、
育児が始まると、子供を預けられなければ家をあけられないので、
今の今まで1人で外に出ることができず、
スタジオ・バレエは諦めていました。
でも、1歳9ヶ月となった娘も、人見知りがなくなり、
少しずつ言葉も話せるようになってきたので、
人に預けて出かけることができるようになってきました。


それでも、なかなか思い切りよく1人で外に繰り出すのは抵抗があったのですが、
今回がいい機会となり、スタジオ通いをすることに決めました。
人に手本を見せるには、やはりちゃんとスタジオで練習して、
先生に直すべきところを直してもらわないと、自信が持てないですからね。


そこで、以前、お世話になっていたスタジオが、
大人が通いやすいプログラムになっていて、
何十人も主婦が所属しているので、こちらにまた通うことになりました。


思い立ったその日に先生に連絡を取り、
2日後には早速レッスンに参加してきました。


毎日おうちバレエをしていたので、
柔軟とバーレッスンは問題なくこなせましたが、
センターレッスンでは、できると思っていたアレグロがかなりきつくて、
身体が思うように動きませんでした。


おうちバレエでは、回転までは練習できていましたが、
アパートに住んでいたので、飛んだり跳ねたりの練習ができなかったんですね。
しばらくシャンジュマンやアッサンブレをやっていなかったら、
やはりジャンプ力も低下していて、
足の裏はつるし、ふくらはぎが筋肉痛になってしまいました。


やっぱり、練習に行ってよかったです。
あちこちが出産&加齢で衰えていることが分かったので、
また新たに鍛えなおす場所も発覚し、
おうちバレエも少しプログラムを変えて練習しようかと思いました。


さて、講習会ですが、親子なので、
ジブリの音楽でやってみようかと思っています。
妊婦さんも参加するので、
お腹に負担がかからないようなパを組み合わせて、
また、幼児の子供たちも真似できるような、
簡単なアンシェヌマンを考えようと思っています。


まずは、自分の身体作りとパの練習に励みたいと思います。
イベントまでの期限は2ヶ月。
なんとか間に合わせて、
夏のイベントを楽しく盛り上げていきたいと思います!






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